留学内容
世界トップレベルのパブリックアイビーの一校であるアメリカのOhio State Universityに交換留学をしました。学部生全員がiPadを支給されていて、iPadで講義を受けるスタイルが当たり前となっているオハイオ州立大学ではICTが教育にどのような役割を与えているか学ぶことができました。大学ではICT設備がしっかりと揃っており、学生への使用の門戸が広く開かれていたことに驚きました。大きな規制が少なく、自由にテクノロジーを触れることができるのです。大学内にiMacが多数設置され、Adobe製品を始めとして自由にアプリケーション等を無料で使えることは大きなアドバンテージでした。
大学の授業では教育心理学・テクノロジーと教育のあり方に関する授業・デジタルテクノロジーを使ったデザインの授業を積極的に受講し、アメリカでICTがどのように教育と関わっているのか学びました。教育心理学の授業では教育現場におけるテクノロジーの格差についてディスカッションをしたことはとても興味深かったです。オンライン授業で学生が成功するためにはどうしたら良いかという議題についても考えたりしました。
実践活動では、JASCO(The Japan-America Society of Central Ohio)という団体でインターンを4ヶ月行いました。JASCOは、オハイオ地区の日本人・アメリカ人コミュニティー間の関係助長を担うアメリカ合衆国の非営利団体です。文化行事の開催や、また日本語クラスの開催などを教育分野での活動も多く行なっていました。オンラインを用いた日本クイズセッションの開催やスピーチコンテストなど、学生が意欲的に日本文化・日本語について学ぶ姿勢が見られました。ビジネス、教育および移民コミュニティーのニーズまで幅広く携わっており、数多くのイベントに参加しました。インターン中にビジネス向けのプログラムにも参加し、業界に特化した特別イベントでは、ビジネスの観点からオハイオと日本の繋がりを学びました。桜の祝賀会など、コミュニティー内でJASCOが担う重要な役割が見て取れました。