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ashita

出身・在学高校:
広尾学園高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2023年08月10日 初回執筆日:2023年08月10日

IMGアカデミーで陸上留学

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • IMGアカデミー
  • アメリカ合衆国
  • フロリダ
留学期間:
2週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 450,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<英検準一級> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL98点>

留学内容

陸上競技王国のアメリカで自分の能力を上げること、日本陸上界がシニアレベルでも世界で戦うために必要なことをつきとめること、そして高校で海外に留学して陸上競技をするという選択肢を広めることが、私の3つの留学の目的です。
IMGアカデミーというアスリート養成機関で陸上競技の指導を受け、日本とアメリカの指導や価値観の違いなどに触れ、日本の部活動の良いところ、もっと改善できるところを生で感じられた。
留学の先、個人成績が向上し、都大会3位に入賞。個人のブログで発信した記事が多くの人に届き、陸上留学の広報に貢献できた。

留学の動機

より高いレベルの練習環境と細かい技術の指導を受け自分を更に上のレベルまで引き上げるため、日本とアメリカの中高時代の指導法に違いが、選手の成長にどれほど影響するか、そして高校での留学先で競技を続けるという他のスポーツでは普通であっても陸上だと聞かない状況を、自分が先駆けて行い陸上留学の魅力をと選択肢を広めたいと思ったのがきっかけ。この留学を通して、自分の成績だけでなく、日本の陸上界の発展に繋げたい。

成果

日本とアメリカの選手育成の違いとして、日本ではインターハイで燃え尽きるのに対し、アメリカには高校生の全米選手権が複数種類、箔のある州大会なども多く存在し、それぞれの選手が燃え尽きることなくトレーニングを続けていることがわかった。アメリカでの2週間の指導の結果、タイムを2秒近く更新し、高3の最後の都大会で3位入賞できた。留学中のブログが多くの人に届き、陸上留学を広めることができた。

ついた力

つながる力

同じ時間を共有し、相手を理解することで多くの人と仲間になる、この「つながる力」が身についた。IMGアカデミーには、陸上だけでない多くのスポーツをするアスリートが世界中から集っていた。一緒に練習をした仲間だけでなく、スポーツを通して多くの仲間とつながることができた。スポーツが自分と人とをつなげてくれる、コミュニケーションの一つだったと気がついた。

今後の展望

海外の大学に進学し、運動研究、コーチング学などを学ぼうと考えている。
留学中に身に着けた「つながる力」を活かし、大学で活躍するトップアスリートとつながり、その人達を研究することで人体の秘密、より効率的な運動メカニズムを解明したい。また、コーチング学を学ぶことで、人を伸ばすコーチング、競技結果だけでなく、スポーツを通して人の人生を豊かにできる指導方法を身につけたい

留学スケジュール

2022年
7月~
2022年
8月

アメリカ合衆国(フロリダ)

IMGアカデミーにつくまえに、空港からバスで3~4時間ほど一人で移動してゲインズビルという街に訪れた。そこにあるフロリダ大学と周辺を散策し、スマホ片手に旅をした。
IMGアカデミーでは、平日で陸上競技の指導(スプリントやハードル),フィジカルトレーニングに加え、メンタルトレーニングと栄養学の授業をとった。細かいハードルの指導で技術が向上し、帰国後2秒程タイムを短縮した。重りを使ったフィジカルトレーニングはあまりしたことがなかったが、1週間ほどで体が絞れはじめ、向いていると思った。帰国後も継続して、パワーが付いたとのもタイム短縮の要因だと思う。メンタルトレーニングでは、競技中に「今、この瞬間」にフォーカスを置くことを重要視し、400mというきつい競技でもレースを走る瞬間に集中し、余計な不安に左右されない力がついた。栄養学の授業では、食事や水分補給の重要性を改めて実感し、寮で取る食事量をバランスよく意識的に増やし、1L入るボトルを3回ほど入れ替え体調を崩さないようにした。帰国してからもこの2つに気をつけて生活をし、体格も一回り大きくなったと思う。陸上の指導は、コーチが練習を強制したりはしなかったため、自分の目的、目標を明確化して今の自分に何が必要かを考えた上でコーチとディスカッションし練習内容を決めていくスタイルだった。その結果、自分の現状把握、目的目標を確認する癖が付き、それに対する必要な練習を考える癖がついた。やらされる練習ではなく、主体的に練習する癖がついたと思う。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

キャンプ2週目にMVPに選ばれ、Gバッグとメダルをもらった
栄養学の授業の板書
フロリダ大学のキャンパス
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

私にとって留学とは、まさに自分の世界を広げてくれる最高のチャンスだと思った。
留学を決心した理由も、普段の部活動に慣れてしまい、「これくらいでいいかな」と考えが甘くなっている自分を変えたいと思ったからだった。環境を言い訳にして何かを諦めることはしたくなかったが、環境を変えて自分にチャレンジングな状況を作り出した方がやる気もでるし、高校生活最後の合宿を捨ててまで留学に行くという覚悟もつけることができた。行くからには、なんとしても成果を残したいと、留学中もモチベーション高く何でも吸収しようといられた。
自分がうぬぼれていること、自分の考えが甘かったこと、逆に自分の強みなど、普段は見えていないものも見えてくるのが留学だった。そういった意味で留学は、自分の見ている世界を大きく広げてくれ、さらに成長するために大きな機会なのだと思うことができた。

運動生理学のディスカッションノート。知識を広げてくれた。
Go Ascenders !!!

迷ったらチャレンジングな方へ

  • 帰国後の進路 : 進学

留学を通して海外(アメリカ)の大学を訪れた私は、そこで見てきた世界、環境に触れ、海外の大学に進学したいと思うようになりました。しかし、進学を決意する際には2つの壁がありました。1つ目は、自信の語学力の問題です。アメリカの大学に進学する際に当然必要な英語力も、たとえばTOEFLを80~90点以上取得する必要があったり、他にもSATと呼ばれる数学と英語のスタンダードテストを受けなければいけなかったりします。そういった情報をそもそも誰が持っているのか全く検討も付きませんでした。ですが、トビタテコミュニティには同じ海外の大学に志を持つ仲間や、実際に進学していった先輩方がたくさんいます。そういった人たちと情報共有をしあい、自分に何が必要なのか、実際のスコアがどれくらい必要なのか、エッセイの作成のコツなど助かる情報がたくさん得られました。トビタテという大きなコミュニティを活かして、自分の夢を叶える事ができると思います。2つ目は、周囲の説得です。まず、学校の先生方を説得するのにとても苦労しました。当然先生方も海外受験の情報を持っていなかったので困ったと思います。そこでひつようなのは、受験する自分自身が先生に必要な情報を全て伝えることです。自分が何をしてほしいかをきちんと伝え、自分の熱意をわかってくれる周囲のサポートが必要です。親に関してもそうでした。海外の大学は日本と比べて学費が高く、金銭面で非常に厳しいものがあります。ですが、自分から奨学金の候補を探したり、ローンを組む覚悟を決めたり、自分の夢のため、こういう自分を実現するためにチャレンジしたいという思いをまっすぐぶつけることが周囲から理解を得られる近道ではないかなと思います。
自分の夢を諦めず、チャレンジする、まずは自分がその覚悟を決めることが最初の一歩だと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

チャレンジしたという経験は確かに自分に自信をくれました。留学に行くだけじゃなくて、どれだけ小さなことでもいいので、一日一個なにかにチャレンジするといいと思います。その積み重ねが、留学後気がつけば大きなものになると信じています!