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うっつー

出身・在学高校:
福岡雙葉高校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2023年07月21日 初回執筆日:2023年07月21日

日本との違いは?ジェンダー平等in NZ

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • NEW ZEALAND LANGUAGE CENTER オークランド校
  • ニュージーランド
  • オークランド
留学期間:
16日
総費用:
600,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 192,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

テーマは「英語力を向上させながら、ジェンダー平等に関して日本との違いについて学ぶ」です。日本のジェンダー平等に関して伝えるプレゼンテーションとインタビューを行いました。正直、「家事や育児は女性がするもの、男兄弟と扱いが違う」など人々の意識は日本と変わらないように感じました。一方政治や経済に顕著に見られる違いには多様性が関係しているのではないかと考えました。ニュージーランドに行って思ったことは、様々な人がいるということです。多様性があるから、「男が女が」という観点でカテゴライズしていたら、あの人は何人だとか、宗教がなんだとかいう議論も出てきて、分断が生まれかねないのかもしれません。きっと職場にも色んな人がいるからこそ、性別や人種ではない、「実力」がより強く求められるのかもしれません。政治に関しても同様に多様性がある国をまとめ上げるには、性別や人種で国民を分断していては何もできないのでしょう。だからこそ、ニュージーランドに平等があるのかもしれないと考えました。

留学の動機

コロナ禍で各国の首相が対応に迫られる中、当時首相だったジャシンダ・アーダーンさんの姿を見ました。ジェンダーギャップ指数のランキングで上位に並び、女性が初めて参政権を持った国でもあるニュージーランド。82年生まれキムジヨンという本を読んでジェンダー平等について興味を持った私は、ニュージーランドでジェンダー平等について調べたいと思い、留学を決めました。

成果

英語力、調査結果を得ることができました。それは当初期待していたものとは違いました。語学学校には様々な人がいて、英語力の差も訛りもあります。その環境があったからこそ、色々な英語を理解することができるようになったと感じます。また語学学校だったからこそ、世界各国のジェンダー平等の現状について知ることができました。

ついた力

行動力

正直、語学学校でプレゼンとインタビューを行うのは怖かったです。お願いしても断られたらどうしよう、日本のジェンダー平等がどうかなんて興味ないかもしれないと思ってしまいました。しかし自分はトビタテ生で、日本代表なんだと自分を奮い立たせて行動に移したことで、自信がつきました。もう行動に起こすことを怖いとは思いません。

今後の展望

日本の多文化共生の実現に向けて活動していきたいと思っています。ジェンダー平等に関して調査を行うためにニュージーランドに行き、多様性の重要性に気づきました。しかし多様性があるだけでは、共生とは言えません。日本は移民を受け入れない姿勢を崩していませんが、技能実習や特定技能の制度も作られ、これから日本は変化を求められることでしょう。課題の解決に向けて大学に進学し、学びを深めたいと思います。

留学スケジュール

2022年
7月~
2022年
7月

ニュージーランド(オークランド)

ホームステイをしました。一つ年下のシスターとマザーがいました。マザーが南米出身でスペイン語も話せる家庭でした。毎日夜ご飯にはマザーが手料理を作ってくれました。シスターとはバルコニーでよくバレーボールをしました。毎晩夜ご飯を食べてから、映画を見ました。宗教に熱心な家庭で、土日は宗教に関する動画を見たり、集まりに参加していました。
ホストマザーの友人、語学学校で知り合った人にプレゼンテーションとインタビューを行いました。活動の中で多様性の重要性に気づきました。自分から行動を起こすことが怖くなくなり、世界各地からきた人、英語が第一言語でない人とコミュニケーションを取ることにも自信がつきました。

費用詳細

学費:納入総額

204,000 円

住居費:月額

93,670 円

生活費:月額

15,000 円

項目:お土産

40,000 円

クラスメイトとの写真
ホストファミリーとその友人
費用詳細

学費:納入総額

204,000 円

住居費:月額

93,670 円

生活費:月額

15,000 円

項目:お土産

40,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

最後の登校日、午前中に授業が終わって、オークランド動物園の横の公園に友達と行きました。その帰り道、いつものようにバス停でバスを待っていました。家の方向が同じ友達と待っていたのですが、友達が乗るバスが早くきました。すると友達から同じバスでも帰れるよと言われました。そうなのかなと少し思いましたが、最後の登校日だったので、一緒のバスで帰ることにしました。友達が先に降りた後、バスは見覚えのない道に入りました。このままでは帰れないかもしれないと思い、バスを降りました。いつもの道はどっちなのか分からず、歩いて帰るか、マザーに連絡するか、考えていた時に、回送のバスが私の目の前に止まりました。ドアが開き、運転手さんから「どこに行きたいの?」と聞かれ、いつも降りているバス停の名前を言うと、「乗って」と言って、乗車口を開けてくれました。お金はもちろん払いましたが、その運転手さんは私の目的地まで送ってくれました。素敵な運転手さんのおかげで、ニュージーランドの優しさに触れることができました。

クラスメイトのみんなとピクニック

洋服に関して

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

ニュージーランドに行ったことがある母は私に「ニュージーランドの冬は日本の秋くらいだよ」と言われそのように準備しました。しかし実際に渡航してみると、結構寒かったです。割りと薄着しか持っていかなかったので、ヒートテックやちょっとしたダウンを持っていけばよかったと思いました。もちろんニュージーランドの服は日本よりもカラフルだったり、派手で、現地で買い物するのも楽しかったです。またニュージーランドの冬は雨も降るので撥水のジャケットやスニーカーが汚れや雨を気にする必要なかったので良かったです。

留学前にやっておけばよかったこと

日本の政治、経済、社会問題(少子高齢化、自殺など)について調べて、英語で説明する準備ができていたら、完璧だったかなと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、自分にとって必ず素晴らしい機会となることでしょう。高校生で外国に行き、さらにそこでインタビューやプレゼンテーションを行ったり、調査を行う事は簡単なことではありません。緊張もすると思います。しかし、自身がトビタテ!留学JAPANの日本代表であるという事実は必ず自分を後押ししてくれると思います。ぜひ掴んだチャンスをすばらしい体験にしてください。