アメリカ合衆国(マサチューセッツ州)
Equine Science Program (University of Massachusetts Amherst Summer Pre-College Programs 2023)
馬という動物、また馬と関わる職業や産業について学ぶプログラム。具体的には、獣医学、行動学、動物学習理論、動物福祉などについて学ぶことができました。
また、2人で一頭の担当馬(大学が持っている馬)をもち、2週間の世話を任されました。朝一にその担当馬を放牧場から厩舎へと連れていき、グルーミング、給餌等を済ませます。そして授業が終わり次第、馬をまた放牧場に開放し、その後馬房(馬小屋)の掃除を行いました。
授業は先生の座学だけでなく、馬と実際に働いている人に話を伺う機会も設けられました。
まずは獣医師の方。馬のレントゲンを一緒に撮ってみたり、馬の体の動きや異常サインの見分け方を教えてくれました。とても発展的な内容でした。
そして警察官の方。(UMass Police Department Mounted Unit)
馬に乗ってパトロールすることなどが仕事の一部に含まれているそうです。また、大きなイベント等で馬に乗って人の集団を動かすこともできるそうです。馬は大きな動物であるため、集団を動かす力があります。しかし、そのように調教を受けていなければ、また大きな音や緊急事態に動揺しない馬でなければ、この仕事には向いていません。専用の馬をどんな状況にも対応できるように訓練するのも乗り手の仕事です。その日々の練習風景も見せてもらいました。
私たちはちょっとしたフィールドトリップにも行きました。ある乗馬クラブにお邪魔して、施設や馬匹の見学をしました。また、どのように馬の管理をしているかの話を聞くことができました。実際にクラブのオーナーさんが馬場馬術競技の実演をしてくださり、すっかり魅了されて帰ってきました。
プログラムに参加していた人は15人ほどいました。全員が乗馬の経験者で、中には自馬を持っていたり、農業高校に通っている人もいました。自分よりも乗馬歴が長い人が多かったので、授業内容が難しいと感じることもありましたが、専門的な分野を学ぶ機会になり、良い経験になりました。
UMassはとても生活のしやすい環境でした。寮生活をしていましたが、とても施設が綺麗で過ごしやすい部屋でした。(2人部屋)また、食堂は私の寮からは15分ほどキャンパス内を歩いた場所にあり、美味しい料理をたくさん食べることができました。(アメリカの大学の中で最もおいしいと言われている食堂だそうです)(best campus food!!!!!) またキャンパスも散歩していてとても楽しい場所でした。