留学内容
私は、世界トップクラスの科学技術力を持つアメリカを見つめ、これから専門的に工学の技術を学んでいく上での刺激やモチベーションにつなげることをテーマとしました。
1つ目は「カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の見学」です。UCSDのキャンパス内はマイクログリッド化されています。そのため、校内のあらゆる場所に太陽光パネルや蓄電池が設置されています。
実際に行ってみると、校内はとても広くそれらを見つけることは困難でしたが、多くの校舎の屋上に太陽光パネルが設置されていることを確認できました。また、キャンパスツアーを兼ねて校内を見学したので、UCSDの学生さんに話を聞いてみると、「学校がそのような環境によいことはやっているだろう」という趣旨の返答をいただくことができました。
2つ目は「科学技術に関するインタビューの実施」です。「なぜ日本では理系、特に工学の分野に携わる女性が少ないのか」という疑問を持っていたため、STEAMプログラムを幅広く提供する高校で、女子生徒にSTEAM分野に関わることについてどのように考えているのかなどを聞いてきました。
すると、アメリカの女子高校生たちも日本ほどではないですが、「理系分野では女性よりも男性のほうが活躍している」「もっと理系分野の女性のロールモデルがいるべきだ」といった考えがあることがわかりました。アメリカは多様性の国と言われていることもあり、日本での「女子は理系科目が苦手」というようなバイアスはないと思っていたので、仮説とは異なる結果が得られました。