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西山黎音

出身・在学高校:
出身・在学校:
大阪公立大学工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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現地校体験についても詳しいので、悩んでいる方はいつでも何でもご相談ください(^^)


最終更新日:2024年05月08日 初回執筆日:2024年05月08日

最先端の科学技術力を誇るアメリカを覗く

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • San Ysidro high school
  • アメリカ合衆国
  • サンディエゴ
留学期間:
3週間
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

私は、世界トップクラスの科学技術力を持つアメリカを見つめ、これから専門的に工学の技術を学んでいく上での刺激やモチベーションにつなげることをテーマとしました。
 1つ目は「カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の見学」です。UCSDのキャンパス内はマイクログリッド化されています。そのため、校内のあらゆる場所に太陽光パネルや蓄電池が設置されています。
 実際に行ってみると、校内はとても広くそれらを見つけることは困難でしたが、多くの校舎の屋上に太陽光パネルが設置されていることを確認できました。また、キャンパスツアーを兼ねて校内を見学したので、UCSDの学生さんに話を聞いてみると、「学校がそのような環境によいことはやっているだろう」という趣旨の返答をいただくことができました。
 2つ目は「科学技術に関するインタビューの実施」です。「なぜ日本では理系、特に工学の分野に携わる女性が少ないのか」という疑問を持っていたため、STEAMプログラムを幅広く提供する高校で、女子生徒にSTEAM分野に関わることについてどのように考えているのかなどを聞いてきました。
 すると、アメリカの女子高校生たちも日本ほどではないですが、「理系分野では女性よりも男性のほうが活躍している」「もっと理系分野の女性のロールモデルがいるべきだ」といった考えがあることがわかりました。アメリカは多様性の国と言われていることもあり、日本での「女子は理系科目が苦手」というようなバイアスはないと思っていたので、仮説とは異なる結果が得られました。

留学の動機

将来の選択肢をしぼる前に海外で刺激のシャワーを浴びたいと思い留学を決断しました。また、トビタテ!留学JAPANに応募した理由としては、多様な分野で活躍する方々と交流したいと思ったことが大きかったです。それによって留学中のみならず留学前後においても自分の視野を広げたいと思いました。そして、小学生の頃からロボットプログラミングを習っていたので、そこから今回のテーマを選びました。

成果

留学中にはたくさんの現地高校生と出会い、留学目的の一つとして掲げていた「こんな人たちと働いてみたいと思うきっかけにする」を達成できました。また自己主張する大切さを学びました。特にアメリカでは、受け身でいると、あなたはこのままでよいと判断されてしまうと気づきました。日本では協調性が重視されますが、時には主張も重要だと思いました。そして何より、海外での友達を作れたことは大きな成果です。

ついた力

行動力

留学先では、自分で何とかしないといけないという状況が多々ありました。もちろんホストファミリーなどに頼ったり助けを求めたりすることはできますが、その働きかけは自分でしなければなりません。これは当たり前のことではあるのですが、私は人に話しかけたり自分の思いを伝えたりするのを容易にできるタイプではありません。しかし「言わないと伝わらない」その状況を何度か経験したことで、少し行動を起こしやすくなりました。

今後の展望

学生の間は、今回の留学を一つの新たなスタートとし、さまざまなことに挑戦し経験を積みたいと思っています。今回の留学を経て得た行動力をもとに、工学系の中でも私の進みたい方向性、やりたいことを決めていきたいです。高専卒業後については長期留学また海外の大学院進学を視野に入れて考えています。必ずもう一度留学に行きます!将来はグローバルに活躍できる人材になります!

留学スケジュール

2023年
8月~
2023年
9月

アメリカ合衆国(サンディエゴ)

留学先ではホームステイをしながら現地の高校に通いました。
ホームステイ先には2人のホストシスターがいたため、日本とサンディエゴのことについて互いに教え合う場面もありました。
現地の高校では、ともに授業を受けてくれるバディとともに「数学」「ドラマ」「環境科学」などの授業を受けました。放課後には学校で開催されるフットボールの試合を観戦しました。また留学の最終週はHomecoming Weekであったため、アメリカ特有のイベントを楽しみました。
アメリカの高校生が送る日常を体験することができ、それは私にとっての非日常であったため一瞬一瞬が刺激的でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

UCSDの図書館
SeaWorld San Diego
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

現地の高校で出会った人に言われた私を勇気づけてくれた言葉があります。それは「Don't need to be perfect」です。
現地の高校では生徒会組織に所属させていただいたため、生徒会の活動をお手伝いすることもありました。私はイベントに向けたポスターの製作に協力しました。その時に絵を描いていたのですが、私は几帳面なあまり真剣に絵を描いていました。しかし現地の生徒から「完璧にする必要はないよ。描きたいように描いたらいい。」と言われ、それが心に響きました。
完璧を目指さなくてもよいという言葉は、気が張っていた私を落ち着かせてくれました。

お手伝いしたイベント:フットボールの試合

自分のやりたいこと・興味のあることを見つめる

  • 費用 : 奨学金

留学先がアメリカであったこともあり、今回の留学にかかった費用はかなり高く、トビタテ!留学JAPANから奨学金をいただいたことで実現しました。
トビタテへ応募する段階において探究活動を含む留学計画を考える必要があります。そこで私が今までやってきたことを振り返ったり、将来やりたいことは何なのかを想像したりすることが多くありました。
私は日頃からこのようなことを考えていなかったので、簡単な作業ではありませんでしたが、それによって同じ費用を使ってもより有意義な留学になったと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前には、もっとリスニングの強化をしていればよかったと思っています。英語は流暢に話せなくても、追い込まれると意外と言葉が出てきます。上手に文章を作れなくても最低限のことは伝えられると思います。もちろん自分の考えを上手く伝えられないもどかしさはありました。しかし、それよりも、話しかけてくれているのに聞き取れないという方が悔しかったです。そのため、今は毎日英語を聞いて耳を慣らせるよう励んでいます。

留学を勧める・勧めない理由

留学へは、思い立ったその瞬間に行くことを強くお勧めします。留学先には、それまで見たことのない景色が広がっています。毎日が刺激で溢れています。それによって選択肢が広がることは間違いありません。特に高校生のうちの留学は、今後の可能性が格段と大きくなると思います。私は留学したことで、海外への意識がより一層高まりました。留学で得たことは、その大小に関わらず、今の日常を変えられるきっかけになると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学先ではさまざまな困難に衝突すると思います。しかし、その一つひとつが自分の成長につながります。以前の自分には足りていなかった素質や要素に気づかせてくれるかもしれません。
 もし留学というチャンスを得られたならば、関わってくださったすべての方への感謝を忘れずに、その機会を最大限に活用してください!!充実した留学生活を!