留学内容
私の留学目的は、SDGsの開拓的な働きを続けているアメリカのキリスト教団体に注目し、彼らの取り組みから持続可能な環境のあり方への解決方法を学ぶことです。
この実現のため、以下三つの事柄に取り組みました。
第一は、環境問題についてプリンストン神学大学で学んだことです。プリンストン神学大学は、歴史と伝統のあるアメリカの有数な神学校の一つで、当代一流の学者が集っています。昨年度から環境問題に特化した新しい学科が開設され、農作業をしながらこの問題について実践的に学ぶ授業に参加しました。
第二に、プリンストンに集まる博学なリーダーとの交流を深め、実践を通して最先端の考え方に触れることです。プリンストンには様々な分野で活躍する一流の学者が多くいます。その方々が地球の環境問題をどのように考えているかインタビューしました。特に、ノーベル賞受賞者の眞鍋淑郎先生から地球温暖化を止められない理由を伺い、課題を示されたことは大きな成果でした。
第三に、キリスト教会に通うことで現地の方々の意識を知ることができました。アメリカには様々な方々と交わることのできるコミュニティが教会にあります。この場所での文化交流を通して、アメリカでのキリスト教的な価値観を知り、日米の社会問題に対する意識の違いを感じることができました。