留学内容
清潔でグリーンな街づくりを実現するために、ロサンゼルスのゴミ箱を調査し、グリーンエコノミーを学ぶために留学しました。
私が、暮らしやすい清潔でグリーンな街づくりに興味を抱く様になったのは、私の家の近くにあるゴミ箱がきっかけです。そのゴミ箱は、近所の公園でイベントが開催されるとすぐにゴミがいっぱいになり、溢れた後は地面に捨てられてしまいます。その状況を見て改善したいと思い、ゴミをきちんとゴミ箱に捨てたくなるよう誘導できる工夫を取り入れたら、街に落ちているゴミを減らし街をより清潔にする事ができるのではないかと思いました。
そこで、再生可能エネルギーを使い効率的にゴミを収集出来る、最先端のスマートゴミ箱が街中に多く設置されているロサンゼルスでゴミ箱調査を行い、ゴミ箱にゴミを捨てたくなる工夫を見つけたいと考えました。
ゴミ箱の大きさ、捨て口の大きさ、設置されるゴミ箱同士の距離、分別の種類、ゴミ箱の形状の5つの要素が、ゴミ箱の周りに落ちるゴミの量に関係しているのではないかと考えました。そこで、ゴミ箱の調査では通っていた語学学校からUCLA のファウラー美術館までの区間(約60万平方メートル、東京ドーム約13個分)でエリア1からエリア8まで8つの区域に分けて、250個のゴミ箱のゴミ箱の大きさ、捨て口の大きさ、ゴミ箱同士の距離、分別の種類、ゴミ箱の形状を調べました。そして、それらの要素の違いによって、それぞれのゴミ箱の周りに落ちているゴミの量がどのように変化するのかを記録した他、スマートゴミ箱の設置されている場所、形状、機能、特徴を調べました。その上で、語学学校の先生、ホストファミリーにゴミを捨てたくなる工夫についてインタビューを行い、UCLAの図書館でグリーンエコノミーについて書かれた資料、書籍を読んで探究活動をより充実させるための補足を行いました。