留学大図鑑 留学大図鑑

Mao

出身・在学高校:
明治大学付属中野高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年01月23日 初回執筆日:2025年01月23日

「理想のゴミ箱」でグリーンな街づくり!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Kaplan International Los Angeles Westwood
  • アメリカ合衆国
  • カリフォルニア州ロサンゼルス
留学期間:
3週間
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 510,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級>

留学内容

清潔でグリーンな街づくりを実現するために、ロサンゼルスのゴミ箱を調査し、グリーンエコノミーを学ぶために留学しました。

私が、暮らしやすい清潔でグリーンな街づくりに興味を抱く様になったのは、私の家の近くにあるゴミ箱がきっかけです。そのゴミ箱は、近所の公園でイベントが開催されるとすぐにゴミがいっぱいになり、溢れた後は地面に捨てられてしまいます。その状況を見て改善したいと思い、ゴミをきちんとゴミ箱に捨てたくなるよう誘導できる工夫を取り入れたら、街に落ちているゴミを減らし街をより清潔にする事ができるのではないかと思いました。
そこで、再生可能エネルギーを使い効率的にゴミを収集出来る、最先端のスマートゴミ箱が街中に多く設置されているロサンゼルスでゴミ箱調査を行い、ゴミ箱にゴミを捨てたくなる工夫を見つけたいと考えました。

ゴミ箱の大きさ、捨て口の大きさ、設置されるゴミ箱同士の距離、分別の種類、ゴミ箱の形状の5つの要素が、ゴミ箱の周りに落ちるゴミの量に関係しているのではないかと考えました。そこで、ゴミ箱の調査では通っていた語学学校からUCLA のファウラー美術館までの区間(約60万平方メートル、東京ドーム約13個分)でエリア1からエリア8まで8つの区域に分けて、250個のゴミ箱のゴミ箱の大きさ、捨て口の大きさ、ゴミ箱同士の距離、分別の種類、ゴミ箱の形状を調べました。そして、それらの要素の違いによって、それぞれのゴミ箱の周りに落ちているゴミの量がどのように変化するのかを記録した他、スマートゴミ箱の設置されている場所、形状、機能、特徴を調べました。その上で、語学学校の先生、ホストファミリーにゴミを捨てたくなる工夫についてインタビューを行い、UCLAの図書館でグリーンエコノミーについて書かれた資料、書籍を読んで探究活動をより充実させるための補足を行いました。

留学の動機

家の近くのゴミ箱が、溢れて周りにゴミが捨てられている状況を見たことをきっかけに清潔な街づくりに興味を持つようになり、自分の住む街をより住みやすい街にするためにグリーンエコノミーについて探究したいと思ったからです。また父が海外で活き活きと仕事をしている姿を見て、幼い頃から海外に留学したいという強い気持ちがあり、自分もコンフォートゾーンの外でやりたいことに挑戦したいと思い留学を決意しました。

成果

ゴミ箱、スマートゴミ箱調査、インタビューを通して得た調査結果をもとに、意識せずともゴミをゴミ箱に捨てられるような「思わずゴミを入れたくなるゴミ箱」を考案することが出来ました。また、グリーンエコノミーに関する資料、書籍を読んで、グリーンな社会を実現するための具体的な取り組みを学び、自身のテーマについて理解を深めました。

ついた力

課題設定して解決する力

今回の留学では事前にグリーンについて学び留学で設定した解決すべき課題、その解決方法を明確にすることに多くの時間をかけました。自分がグリーンエコノミーを学びたい動機を見つめ直して課題を設定する、自分で設定した課題を解決するためにプランを立て調査活動を行うといったトビタテのプロセスを通して、課題を見つけて解決しようとする力を身につけられたと思います。

今後の展望

清潔でグリーンな街づくり実現に貢献するという自分の目標を実現するために、今回はゴミ箱という身近な視点から取り組みました。この留学で得た経験をもとに、グリーンエコノミーについてさらに理解を深め、将来の自分の学びにつなげていきたいと考えています。

留学スケジュール

2024年
7月~
2024年
8月

アメリカ合衆国(カリフォルニア州ロサンゼルス)

ゴミが少なく、清潔でグリーンな街づくりを実現するために、ロサンゼルスでゴミ箱を調査し、グリーンエコノミーについて学びました。
留学中には以下の4つの探求活動を行いました。

・通っていた語学学校からUCLA のファウラー美術館まで8つの区分に分け、ゴミ箱の大きさ、捨て口の大きさ、ゴミ箱同士の距離、分別の種類、ゴミ箱の形状の5つの要素が変化することで周りのゴミの量が変わるのか調査し、捨てたくなるゴミ箱の特徴を調べた。

・スマートゴミ箱の設置されている場所、形状、機能、特徴を調べた。

・語学学校の先生、ホストファミリーに、ゴミを捨てたくなる工夫についてのインタビューを行った。

・UCLAの図書館で、グリーンエコノミーに関する資料を読み、自身のテーマについて理解を深めた。


午前中は調査に必要な英語力を伸ばすために現地の語学学校に通い、午後はゴミ箱調査やインタビュー、図書館での学習などの探究活動を行いました。探究活動ではゴミ箱調査など屋外で行う活動が多かったのですがロサンゼルスの気温は8月でも25℃前後でとても過ごしやすかったです。土日は探究活動の結果をノートにまとめたり、現地の友達とロサンゼルスの街を散策してリフレッシュしていました。通っていた語学学校がUCLA の近くに位置していたため、探究活動に集中して取り組むことが出来ました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ロサンゼルスで調べたゴミ箱
お世話になった語学学校の先生と
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学中には、友達と行ったお店で機械のトラブルでデビットカードから2倍の請求金額が引き落とされたり、台風の影響で帰りの飛行機が数時間遅延したなど予想していなかったハプニングもありました。留学前は、予想外の出来事が起きないか不安になることもありましたが、留学中の出来事を通して予想外の出来事を恐れるのではなく、自分がどうしようも出来ないことは起こっても仕方がない、大事なのはその後自分がどう行動するかだと気付きました。むしろ英語力を鍛えられる留学ならではのチャンスだと前向きに捉えて行動出来ました。例えば、ハプニングが起きた時はお店の人に間違って引き落とされていることを英語で頑張って伝えて無事に返金してもらったり、搭乗再会の英語のアナウンスを必死に聞き取るなどなんとか自分で対応して解決しようしました。この経験から予想外の出来事に適応出来るようになり、自分の成長につながりました。

ロサンゼルスから乗った飛行機

日本のことが、とても好きになった瞬間

アンバサダー活動では、読書が好きなので日本から持ってきた本の魅力や良さを伝えたり、日本地図を描いてお勧めの場所やイベントを紹介しました。友達が持ってきた本を知っていて、「その本知ってるよ!お気に入りの作品なんだ」といってくれたことや好きな日本の漫画の話で会話が弾んだことをきっかけに仲良くなったことなど、日本の文化が海外でも受け入れられていることが垣間見れる瞬間が留学中には沢山ありました。その際、日本の良さが海外の人にも伝わっていることを実感して、とても嬉しくなりました。

日本の漫画が沢山置かれていた現地の書店

相手を知ろうとする姿勢は英語力に勝る!

  • 語学力 : 英語

留学中のコミュニケーションで大事なのは、相手を知ろうとする積極的な姿勢だと思います。留学当初、イタリアやドイツなどヨーロッパ圏からの留学生の数が多く、自分よりも英語を流暢に話す友達に気後れしてしまうことがありました。しかし、それでも話さなければ英語力は上達しないと思い、相手自身のことや出身国のことを知ることから会話を始めるように意識しました。そして会話を続けよう、話している相手のことを知ろうという姿勢で相手と話すことで、自然と友達が話しかけてきてくれるようになり、次第に留学生の友人と以前よりスムーズに会話できるようになりました。全く異なるバックグラウンドを持つ人々と出会う留学では、相手のことや異なる価値観を知ろうとする姿勢は特に重要だと思います。ぜひ自分から相手に話しかけて積極的にコミュニケーションを取ってみてください。

留学を勧める・勧めない理由

インターネットが発達して、海外の情報に簡単に触れられるようになった時代だからこそ、留学して自分の目で見て物事を捉えることが大事だと思います。今回の留学でも現地に行ったから分かることや出会った価値観が沢山ありました。実際に自分で現地に足を運び調べる経験は、留学する前に思っている以上に何倍もの価値ある多くの気付きや学びが得られるので、留学をお勧めします!

これから留学へ行く人へのメッセージ

とにかく挑戦してみることから留学は始まります。私は高校入学以前から留学したいという気持ちがずっとありました。そんな中、トビタテの存在を知り、自分の学びを探究できるトビタテで留学がしたいと思いチャレンジしました。一歩踏み出して挑戦出来たからこそ沢山のトビタテ生との出会いや海外での貴重な経験をすることが出来ました。行動することを恐れず留学にぜひ挑戦してみてください!