留学内容
「起業で日本を元気にしよう!」をテーマに、①起業率が高いアメリカの理由の調査、②日本とアメリカをつなぐビジネスアイデアの模索の2つを軸に探究活動を行いました。アメリカの高校に通いながらビジネスクラブ(FBLA)に参加し、現地の起業家教育を体験。また、留学先のビジネスオーナーにインタビューを行い、起業文化への理解を深めました。さらに、日本製品への関心や普及状況を調べ、日本にない便利な製品の現地調査と日本での商品化の可能性も探りました。
最終更新日:2025年07月01日 初回執筆日:2025年07月01日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL iBT 86点> |
「起業で日本を元気にしよう!」をテーマに、①起業率が高いアメリカの理由の調査、②日本とアメリカをつなぐビジネスアイデアの模索の2つを軸に探究活動を行いました。アメリカの高校に通いながらビジネスクラブ(FBLA)に参加し、現地の起業家教育を体験。また、留学先のビジネスオーナーにインタビューを行い、起業文化への理解を深めました。さらに、日本製品への関心や普及状況を調べ、日本にない便利な製品の現地調査と日本での商品化の可能性も探りました。
私には世界で通用する起業家になる夢があります。新聞記事で日本の国際競争力が低下している現状を知り、それは他の先進国と比べ起業率が低い上に、少子高齢化により生産能力が落ち込んでいるからではないかと感じました。この日本経済の課題に対して、自分に何ができるかを考えた時、起業率が高く、世界中から移民が集まり経済成長を続けているアメリカで、現場を直接見て学ぶことが必要だと強く思い、今回の留学を決意しました。
留学を通して、アメリカの高い起業率は、全米規模のビジネスコンペ「FBLA」や家庭での「Monopoly」などの実践的な体験などをはじめとしたアントレプレナーシップ教育、そしてチャレンジ精神旺盛な国民性に支えられていると実感しました。また、mochiという商品名のアイスなど、マニアックな日本製品が人気を集める一方、日本では見かけない魅力的なアメリカ製品も多く、日本での事業化の可能性を強く感じました。
意思表示力
「無理かもしれない」と感じることでも、やりたい気持ちを言葉にして伝えれば、周囲は想像以上に応援してくれる――そんな体験を何度もした留学生活でした。全くの未経験で、挑戦など夢のまた夢だったチアリーディングも、夢を語ったことでチームに参加でき、本来は受講できない上級生向けのビジネス授業も、自らカウンセラーに頼み込んで特別に受講が叶いました。想いを伝える勇気が未来を切り拓く力になると学びました。
留学を通して、世界にはまだ日本にない魅力的なサービスや商品がたくさんあることを実感しました。将来は、そうした海外の良いものを日本に取り入れたり、日本の良さを世界に届けたりできる事業を展開したいです。そのために、大学ではビジネスを専門的に学び、再留学や海外企業でのインターンにも挑戦したいです。特に、留学中ドはまりしたChipotleを日本で開業するという夢を、いつか本気で形にしたいと思っています。
2023年
7月~
2023年
7月
留学エージェントEFが主催するキャンプに参加し、世界各国から集まった留学生とともに、留学に向けたオリエンテーションを受けました。内容は、ホストファミリーや周囲の人との効果的なコミュニケーションの方法、アメリカの学校の仕組みや特徴、ルールの確認などでした。また、各国の文化を紹介し合う時間もあり、それぞれの国特有の行事やダンス、歌の共有も行いました。
私はキャンプ中、海外からの留学生にそれぞれの国で有名な製品や人気のある日本製品について質問し、日本から持参した文房具をプレゼントしてその印象を調査しました。ヨーロッパでは、日本製品といえばトヨタなどの「車」の印象が強かった一方で、韓国や台湾などのアジア圏では寿司やラーメンはもちろん、唐揚げやわらび餅などの認知度が低そうな日本食まで知っている人が多くいました。日本の文房具は、こすると消えるボールペンやコンパクトになるはさみなど、利便性の高さが特に高く評価されました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2023年
8月~
2024年
6月
コロラド州の公立高校に通い、約10か月間ホームステイをしながら現地の生活を送りました。ホストファミリーとは毎日の夕食で文化の違いやニュースについて語り合い、本当の家族のような関係を築くことができました。学校ではチアリーディングやバレーボール、陸上など複数の部活動に所属し、留学後も交流が続いている沢山の友人を作ることができました。
探究活動では「起業で日本を元気にしよう!」というテーマのもと、①アメリカにおける起業家教育の実態、②日本とアメリカをつなぐビジネスの可能性を中心に調査を進めました。授業では「General Business」を履修し、アントレプレナーシップや企業経営の基礎を学びました。また、FBLA(Future Business Leaders of America)というビジネスクラブに参加し、「Public Speaking」のプレゼンテーション大会や「Marketing Concepts」の競技に挑戦しました。地区大会で2位を獲得し、州大会にも進出するなど、成果も得ることができました。
さらに、実地調査として地元のスーパーやモールを訪れ、日本製品の普及状況を調べました。調査前は醤油やポッキーなどの定番商品しか販売されていないと予想していましたが、実際にはmochiアイスやアニメグッズなど多様な製品が流通しており、地域によって普及の度合いも異なることがわかりました。
また、地域でビジネスを営むオーナーにもインタビューを行い、地域全体で中小企業を支援する風土や、チェーン店にはない温かみのあるサービスが支持されていることを学びました。最初は「インタビューなんて自分にできるのか」と不安でしたが、勇気を出して話しかけることで、多くの人が親切に協力してくれることを知り、自信につながりました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
私が感謝してもしきれないのはホストファミリーです。 ホストマザー、ファザーと2歳と5歳のシスターがいる家庭で、初日から私を本当の家族のように暖かく迎え入れてくれました。
留学開始直後にも関わらず私の誕生日には親戚を全員呼んで大きな誕生日パーティーを開いてくれたり、シスターと一緒に日本料理を作ったり、と思い出は数えきれません。
私のやりたいことはどんなことでもいつも全力でサポートしてくれるホストファミリーで、インタビューをできる起業家がいないか知り合いに掛け合ってくれたり、学校の先生とのトラブルがあった時は親身になって一緒に話し合いをしてくれたりしました。特に小学校教員のホストマザーは、私が日本文化を紹介する折り紙の授業ができるよう時間をつくってくれました。
家では夕食の時間に「What is your favorite part of your day?」と聞かれてその日起こったこと、感じたことを皆で共有するのが日課でした。またお互いの文化や価値観についても共有して、時には議論が白熱してディベート大会のようになったのもいい思い出です笑 (日本で「ユーラシア大陸」と習った私と、「ヨーロッパとアジアは別の大陸」というホストファザーの考えが食い違い一晩中議論したりしました笑)
私の大大大好きな第二の家族で、今でも毎月欠かさずビデオ通話をして交流を続けています!
留学中、現地の小さな街で唯一のコーヒーショップのオーナーに、起業や経営についてインタビューをさせて頂く機会がありました。それは私のこれまでのビジネスに対する価値観を大きく変えるものになりました。
そのコーヒーショップは今や街の人全員が通うほど愛されている場所ですが、開業当初は小さな街ということもあり、なかなかお客さんが集まらず苦労されたそうです。そんな中でも店が成長できたのは、「人とのつながり」を何よりも大切にしてきたからだそうです。
例えば、常連のお客さんの顔と注文を覚え、窓越しにその姿が見えると、ドアを開ける前からその人のコーヒーを作り始めていたというエピソードを聞きました。オーナーは「こうした丁寧なつながりこそ、大企業やチェーン店には真似できない」と語ってくれました。
現在ではメニューも増え、全ての注文を事前に準備することは難しくなったそうですが、いつ訪れても笑顔で迎えてくれる接客から、変わらぬ「人とのつながり」を大切にする姿勢が伝わってきます。
私はそれまで、新しいビジネスを始めるにはSNSで宣伝したり、メディアに取り上げてもらう必要があると考えていました。しかしこのコーヒーショップは、「目の前のお客さんを大切にする」ことで、口コミが自然と広がり、新しいお客さんが増えていったのです。
ビジネスにおける本当の強さは、人との信頼関係から生まれるのだと学びました!
ホストマザーの協力で、現地の小学校2年生のクラスで折り紙を教える機会をいただきました。日本でさえ教えたことがなかったのに、英語で、大勢の子どもたちに一人で教えることに不安でいっぱいでした。それでも、日本に興味を持ってほしいという思いから、ピカチュウの折り紙や日本に関するクイズを準備し、動画も用意して挑みました。
当日、クイズの段階から子どもたちは予想以上に興味を示し、次々に質問してくれました。折り紙が始まると難しそうにしていましたが、私はステップごとに丁寧に説明しながら、ほぼ全員のピカチュウ制作を手伝いました。まるで自分が20体分折り上げたような感覚でしたが、何より皆が心から楽しんでくれたことが嬉しく、達成感でいっぱいになりました。
授業後、「毎日来てほしい!」「次はいつ来るの?」と笑顔で声をかけてくれ、最後は全員とハグ。その反響の大きさから、2か月後にはサプライズで再訪し、今度は手裏剣の折り紙を教える機会をいただきました。そのとき、一人の女の子が「私、大きくなったら絶対に日本に住みたい!」と笑顔で言ってくれたのです。
ただ楽しいだけでなく、日本そのものに憧れを抱いてくれたその言葉に、私は胸を打たれました。自分の文化を伝えることで日本のファンを一人でも増やせた、その実感が、留学生としての私に自信と誇りを与えてくれた忘れられない瞬間です。
私は、留年後学年を落とすことなくそのまま復学することができました。こうした対応が可能かどうかは学校によって異なるため、まずはご自身の高校に確認することをおすすめします。私の場合は、留学前から担任の先生や学校に「単位変換を希望している」と伝えておき、帰国後に校長先生との面談を経て最終的に復学が決まりました。
留学中は現地の学校や生活に集中したかったので、日本の学校の勉強はほとんどしていませんでした。その代わり、現地校での成績をしっかり取ることに専念し、それが単位認定につながりました。
帰国後は学期の途中で復学したため、すぐに合唱祭や期末テストがあり、最初は大変でしたが、クラスの友達や先生方のサポートのおかげで、スムーズに学校生活に戻ることができました。特に期末テストは、私が授業を受けていなかった範囲が中心だったため不安もありましたが、各教科の先生に相談し、プリントをもらったり、マンツーマンで授業をしていただいた教科もあり、大きな成績の低下はありませんでした。
ただし、数学のような積み重ねが必要な教科については、追いつくのに少し時間がかかりました。余裕があれば、留学中に基礎だけでも復習しておくと安心です。
正直なところ、私は帰国後に成績が下がるのではと不安で、ギリギリまで1つ学年を下げるか悩んでいました。しかし今振り返ると、そのままの学年で復学できて本当に良かったと思っています。
「留学したいけれど、留年が心配」「単位変換はできても、日本に戻ってからの学校生活が不安」と感じている方は、どうかそれを理由に夢をあきらめないでください!!まずは学校に相談してみることを強くおすすめします。もし、私でお手伝いできることがあれば、いつでも気軽にご相談ください!皆様の挑戦を心から応援しております。
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