留学大図鑑 留学大図鑑

よっしー

出身・在学高校:
出身・在学校:
中央大学
出身・在学学部学科:
経済学部・国際経済学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2025年07月29日 初回執筆日:2025年07月29日

地球温暖化に起因する自然災害をゼロに!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 東テネシー州立大学・経済学部
  • アメリカ合衆国
  • テネシー州
留学期間:
9か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • 大学独自のもの 350,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私の留学テーマは、所属していたNGO法人の影響で、「環境」×「経済」の考え方をダイバーシティにしたいという思いから、アメリカで、環境プロジェクトに関われる機関で、ジョブシャドウやインターンシップを計画しました。結果として、2週間程度、現地環境局でのジョブシャドウでは、地域の水道局の汚染問題について、水質検査や社内外会議に同席させていただきました。また、インターンシップでは、5か月間、現地リサーチ機関において、地域経済分析を担うチームにアサインされ、地域の一次情報の収集や報告書の作成に従事しました。アメリカでは、政権交代の影響もあり、環境に関する特定のワードを出さない事など、環境問題の後退を少しばかり、目にする事もありました。欧州に次ぐ、環境と経済の最先端の国であった国においても、そういった不確実性が高まっている事を学び、今後の良い教訓になりました。

留学の動機

私の留学の動機は、高校生の頃、クラスメイトや知人がカナダやイタリアに留学していたことが最初のきっかけでした。大学に入学し、交換留学を目指して、在籍大学の留学経験者の先輩の話を伺い、アメリカのテネシー州に興味を抱きました。また、NGOの活動を通じて、どうしたら、全世界を変えられるGXを推し進められるのかについて、真剣に考えるようになり、海外でのダイバーシティの経験が必要であると考えました。

成果

留学で身に付けることができた事は、「ど根性精神」です。留学開始後、実践活動の受け入れ機関を探す際に、骨が折れました。授業が終わってからすぐ、キャンパス外に出て、インターンシップの受入先を探しました。合計で20社近く、レジュメを提出しに行き、面接を繰り返しました。断られる事が常で、諦めかけた時もありましたが、現地でゼロから作ったコネクションを頼りに、受入機関を決定する事ができました。

ついた力

譲らない力

留学テーマの話以外ですが、留学の経験を通じて「譲らない姿勢」の重要性を強く実感いたしました。私は留学中に現地の大学のサッカークラブに所属し、レギュラー争いやフリーキックの場面では、自ら積極的に手を挙げ、主張することが結果に直結しました。日本では「譲る」ことが時折美徳とされる文化があり、私自身もその価値観の中で育ってきましたが、グローバルな環境では「主張する力」が評価される場面も多かったです。

今後の展望

私は、留学を通じて多様な価値観や環境問題への関心が一層深まり、特にサステナビリティやESGの重要性を強く実感しました。今後は、これらの視点をビジネスに取り入れ、日本企業や日本経済の持続的成長に貢献したいと考えています。将来的には、日本企業において海外駐在の経験を積み、現地の課題やニーズに対応しながら、グローバルな視点で企業価値の向上に寄与する人材を目指します。

留学スケジュール

2024年
8月~
2025年
5月

アメリカ合衆国(ジョンソンシティ)

2024年8月: 交換留学開始。サッカークラブに入会し、サッカーの友達とご飯に行ったり、一緒に授業を受けたりしました。
2024年9月: 留学生のイベントに多く参加して、ハイキングやアミューズメントパークに行きました。
2024年10月: 中間テストがありました。
2024年11月: 2週間程度、現地環境局でのジョブシャドウでは、地域の水道局の汚染問題について、水質検査や社内外会議に同席させていただきました。
2024年12月: 期末試験がありました。
2025年1月: インターンシップでは、5か月間、現地リサーチ機関において、地域経済分析を担うチームにアサインされ、地域の一次情報の収集や報告書の作成に従事しました。
2025年2月: 中間テストがありました。後期は、ディスカッションが多めな授業や難しめのファイナンスの講義にも挑戦しました。
2025年3月: インターンシップの活動で、企業視察や携わっていたプロジェクトの研究施設の建築現場を見ました。
2025年4月: 期末テストとインターンシップの最終報告書を作成しました。かなり、忙しかったですが、なんとか乗り越えました。
2025年5月: お世話になった方に挨拶に回り、帰国。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

830,000 円

生活費:月額

640,000 円

留学先大学のサッカークラブの試合に出場しました
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

830,000 円

生活費:月額

640,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

アメリカ・テネシー州を好きになったきっかけは、ある日、現地の友達の家族に自宅へ招待していただいた体験からでした。異国の地で少し緊張していた私にとって、その家族の温かい歓迎は心に深く残るものでした。玄関を開けた瞬間から、まるで昔からの知り合いのように自然に接していただき(アメリカ人は、家族と頻繁に電話をしているそうで、友達が私の話をよくしていただいたのかも)、「Welcome to our house 」と笑顔で迎えてくれたのです。その日、家族みんなで準備していただいた料理がテーブルいっぱいに並んでいました。特に驚いたのは、料理だけでなく、食事中の会話の温かさです。話題は学校のこと、日本の文化、好きな音楽など多岐にわたり、本当に家族の一員になったような気持ちになりました。その夜、庭では焚き火を囲みながら団欒を楽しみました。星空の下、笑い声が絶えないその時間は、今でも鮮明に思い出せるほど印象的です。また、テネシー州には、音楽や自然など魅力的な要素がたくさんあります。私の友人の家族が音楽一家で、彼らのアコギを聴く事も好きでした。

友達の自宅にお邪魔させていただきました

単位が予想以上に付与されない⁉︎かも。

  • 単位・留年 : 単位互換

交換留学に参加する前、私は在籍大学との単位互換について、楽観的に考えていました。実際に留学を始めてから、単位認定の手続きや基準が想像以上に厳しいことを知り、正直なところ戸惑いました。まず、現地の授業が日本の大学で対応する科目とどの程度一致しているかを細かく確認する必要がありました。同じようなテーマを扱っている授業でも、シラバスの内容や評価方法が異なると、単位として認められないケースもありました。提出書類も多く、英語のシラバスを翻訳したり、評価方法について説明を加えたりと、予想以上に時間と労力を要しました。入念に、所属の事務室と連絡を取り、それを元に留学先大学にも事前に連絡しているとスムーズに単位認定が進むと思います。私は、事前に、単位認定の書類に目を通していなかったため、その解決として、帰国後、担当教授に直接メールを何件も送り、在籍学部の単位取得の要件に沿うような書面をいただきました。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にもっとやっておけばよかったと感じるのは、英会話の実践練習です。ある程度の英語力があっても、実際の会話ではスピードや表現に戸惑うことが多く、慣れるまで時間がかかりました。また、日本で履修予定だった科目との単位認定の仕組みを、もっと詳しく確認しておけば、現地での履修計画をよりスムーズに立てられたと思います。さらに、日本文化についてもしっかり説明できるよう準備しておけば、良かったと思います。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学を「勧めたい」と思います。もちろん、語学力の壁や文化の違いなど、簡単なことばかりではありません。しかし、そうした困難を乗り越えながら学ぶことで、語学力だけでなく、自分自身の成長を実感できます。また、将来の選択肢や考え方にも影響を与える経験になると思います。ただ、留学目的があいまいなまま行くと、貴重な時間を活かしきれないこともあるので、目的意識を持って留学にトライしてみて下さい。

これから留学へ行く人へのメッセージ

これから留学へ行く皆さんへ。最初は言葉が通じなかったり、思い通りにいかないことも多いかもしれません。でも、失敗を恐れずに一歩踏み出せば、必ず自分の成長につながります。日本では出会えない人たちとの交流や、新しい価値観に触れることで、自分自身の世界が広がっていくはずです。事前の準備も大切ですが、完璧を求めすぎず、「楽しむ気持ち」を忘れずに、留学に挑んでください。