留学内容
ニューヨークで「格差社会」をテーマに探究した。午前は語学学校で英語を学び、午後や週末はフードバンクやスープキッチンで食料配布に参加した。現地の人々の声を直接聞き、Googleフォームで支援する側と受ける側双方の視点を得るアンケート調査も行った。さらに国連本部を訪れ、職員と対話することで現場の課題と国際政策のつながりを考えた。留学を通して、現場と国際社会をつなぐ架け橋になりたいという夢をより強くし、国連職員を目指す決意を固めた。
これまで行った国→中国、シンガポール、マレーシア、カンボジア、アメリカなど
課外活動→学生団体設立(せとのもり)、自由すぎる探究コンテスト、中高生探究コンテスト、トビタテ10期、ECC SHOW YOUR DREAM
留学や課外活動に関する質問があれば、ぜひ!!
最終更新日:2025年10月03日 初回執筆日:2025年10月03日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS 5.0> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS 5.5> |
ニューヨークで「格差社会」をテーマに探究した。午前は語学学校で英語を学び、午後や週末はフードバンクやスープキッチンで食料配布に参加した。現地の人々の声を直接聞き、Googleフォームで支援する側と受ける側双方の視点を得るアンケート調査も行った。さらに国連本部を訪れ、職員と対話することで現場の課題と国際政策のつながりを考えた。留学を通して、現場と国際社会をつなぐ架け橋になりたいという夢をより強くし、国連職員を目指す決意を固めた。
カンボジア留学で都市と農村の格差を目の当たりにし、人々の声に寄り添う支援の大切さと、政策による解決の必要性を痛感した。そこから、現場と国際社会をつなぐ国連職員という夢を抱いた。ニューヨークで格差問題を探究し、支援する側と受ける側の両方の視点を学ぶことで、その夢をより具体的に描きたいと考え、留学を決意した。
留学中に食料配給や国連本部で調査を行い、支援者・非支援者双方から計120人の回答を収集した。アンケートではホームレス化の要因、支援認知度、格差の原因や求められる支援策を把握できた。現地ニーズを基盤に先行研究を参照し、具体的な政策の方向性を考察する力を培った。
対応力
私は17歳で現地でも未成年だったため、Uber禁止や門限、単独でのボランティア不可などの制約があった。特に治安の悪い地域でのホームレス調査は困難だったが、工夫して活動をやり遂げた。地下鉄で危険に遭いそうになった際にはホームレスのおばあちゃんに助けられ、人とのつながりの大切さと前向きに挑む力を学んだ。
留学で学んだ格差問題や支援活動の経験を活かし、今後は国連機関の集中するヨーロッパで大学に編入し、国際関係学を学びながら現地教授やNGOと協働して支援策の研究や論文作成に挑戦したい。ボランティア文化発祥の地でアンケートや地域イベントを実施し、現場で課題解決力を磨きつつ、英語・スペイン語を伸ばして国際支援の現場で活躍することを目指す。
2025年
7月~
2025年
8月
留学中は、NYマンハッタンにある「St. Joe’s Soup Kitchen」でボランティアに参加した。ここは土曜日のみの活動だったため、留学中のすべての土曜日、合計二回参加した。活動内容は、食パンにピーナッツバターを塗り二等分にする作業、食料提供元の地元のクッキー屋やトレーダー・ジョーズへのお使い、そして集めた食材の調理とホームレス約250人への配布で、合計4時間程度行われた(午前10時集合、午後2時解散)。また、タイムズスクエア近くで食料配給所を運営する非営利団体のマネージャーにも直接問い合わせ、未成年のためボランティア参加はできなかったが、見学を通して運営体制や資金調達の方法を学んだ。これらの活動はすべて土日に行い、出会ったボランティアやマネージャー、支援を受けた方々にGoogle Formでアンケート調査も実施したため、比較的安全に進めることができた。国連本部については、ツアーが平日昼間のみ開催だったため、語学学校を早退して参加。ツアーの最後に質問コーナーでインタビュー調査を行った。他の平日は、マンハッタンへ1時間ほどかけて行き、市街地散策を楽しんだ。基本的には同じトビタテ生やイタリア人・ドイツ人など、留学先でできた友人と一緒に行動した。 成果としては、インターネットでは得られない生の声を聞けたこと。例えば、生活に困窮しやすい人たちの傾向、市街地におけるホームレスの待遇、どのような支援が必要かなどだ。これは夢の国連職員に向けて重要な経験だ。 留学中は、語学学校併設型の寮で生活した。4人部屋で毎晩賑やかなルームメイトでとても良い時間を気づくことができた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
探究活動とは関係ないが、留学中に趣味の野球観戦にも4回行った。元々NPBが好きで、大谷翔平をきっかけにMLBにも関心を持った。以前ドジャースタジアムに行った際、本場のブーイングやホームランの迫力、アメリカのビッグベースボールに感激した経験から、MLB全球場制覇を自分のバケットリストに加えた。今回、NYでNYMとNYYの試合を観戦した。結果は4戦中1勝3敗だったが、その1勝はNYYのサヨナラ勝ちで、特別な思い出になった。負けた試合でも、ガーディアンズのピッチャーのノーヒットノーランを阻止するフアン・ソトのソロホームランを見るなど、迫力あるプレーを間近で体感できた。MLBはNPBよりも迫力があり、観客の熱量も桁違いだった。日本特有の応援歌はないが、試合前の国歌斉唱や「Take Me Out to the Ball Game」の合唱でアメリカ人の野球や国への思いを直接感じた。球場設備も日本のスタジアムに劣らず、観戦中は隣のファンと盛り上がり、得点時にはハグや歌で喜びを共有した。こうした体験から、アメリカの人柄や文化に触れ、この国に強く惹かれた。
アメリカは日本より治安が良くなく、特にNYのマンハッタンは注意が必要だ。私は17歳で未成年だったためウーバーは使えず、基本的にバスと地下鉄で移動した。昼間は比較的安全だが、朝8時ごろ地下鉄に乗ると、二日酔いや大音量の音楽で混乱している人がいることもあった。こうした人は避けることでトラブルを回避できる。夜間の地下鉄は危険が増すため避けた方が良い。駅によっては無人の場所もあるので注意が必要だ。私は不審者に絡まれかけたが、近くの大人に助けを求めることで無事に切り抜けた。危険に遭遇した場合は、声を出して助けを求めることが大切だ。ただし、相手が銃を持っている場合は抵抗せず指示に従うべきだ。実際、私が通った道ではライフルを持った人物による事件が起きた。危険と隣り合わせであることを忘れず、安全に注意しながら留学を通して貴重な経験を積んでほしい。
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