留学内容
留学のテーマはモンゴルの遊牧民族に焦点を当てた医療格差の解消につながる医療システムの構想だったので、病院や救急センターでインタビューやアンケート調査を行い、モンゴルの医療格差の背景にどのような状況があるのかを調査しました。また、モンゴルでは国民の三割ほどが遊牧民族と言われており、遊牧民の方々の医療アクセスの課題についても探りました。今回の留学を通して、背景にある課題から、モンゴルの民族性や文化、日本とは違うモンゴルでの医療システムをも基に医療システムについて構想することができました。
最終更新日:2025年11月05日 初回執筆日:2025年11月05日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
留学のテーマはモンゴルの遊牧民族に焦点を当てた医療格差の解消につながる医療システムの構想だったので、病院や救急センターでインタビューやアンケート調査を行い、モンゴルの医療格差の背景にどのような状況があるのかを調査しました。また、モンゴルでは国民の三割ほどが遊牧民族と言われており、遊牧民の方々の医療アクセスの課題についても探りました。今回の留学を通して、背景にある課題から、モンゴルの民族性や文化、日本とは違うモンゴルでの医療システムをも基に医療システムについて構想することができました。
もともと「医療格差」という課題について関心があり、高校最後に何か進路につながるヒントを得たく、留学を決意しました。医療ボランティアに参加するだけでなく、より学びあるものにするため、トビタテに応募し興味のある医療格差と関連した探究テーマを設定しました。モンゴルを選んだ理由は遊牧民が居て、その上人口密度が最低の国であることから医療格差、特に医療アクセスの問題が深刻なのではと考えたからです。
留学を通して、自分が将来どうなりたいのか、何を目標に頑張りたいのかについてはっきりさせることができました。モンゴルで医療格差の問題について学び、他の国での現状についてもっと探究してみたいと思いました。また、モンゴルの医療現場を見学したことで、モンゴルならではの文化や価値観にふれ、文化に即した医療の重要さに気づくことができた。
探究する力
3週間興味のある医学についてひたすらに勉強し、日本でできない経験に溢れていたからこそ、もっと知りたい!もっとやってみたい!と物事を深く探究する力がついたと思います。
将来は医師として国境なき医師団に参加し、途上国や紛争地域での医療支援に携わりたいと思っています。また、今回の留学から、医療格差を減らすために尽力していきたいです。
2025年
7月~
2025年
8月
今回の留学では高校生向けの医療ボランティア&インターンのプログラムに参加しました。現地では他の国から来た高校生と合わせて十数人で同じホテルに滞在しながら、平日はウランバートルにある病院に行って見学をしたり、縫合や点滴の手技を学ぶ医療ワークショップに参加したり、田舎の方のコミュニティセンターで血圧や血糖値を実際に測定して健康診断のサポートを行なったり、週に一度救急車に同乗し現場に赴き処置の見学をしていました。休日は他のボランティアに参加している高校生たちと一緒にモンゴルを観光しました。
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
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学費:納入総額 - 円 |
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住居費:月額 - 円 |
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生活費:月額 - 円 |
モンゴルの救急車には基本医師一人、一般人運転手一人が乗っているため、現場でのサポートは基本運転手が行なっていました。何十回か出動した中で一件チェンソーで怪我をした男性のもとに臨場した時、手袋と足袋をつけてと言われ、男性のもとに駆けつけると、消毒液やガーゼ、ハサミを次々に持って渡してと言われ、言われるがまま物を手に取り、滅菌済みの部分に触れないように、医療ドラマのシーンをイメージしながら手助けをしました。あの時医療ドラマを見ておいて良かったと心の底から思いました。
ボランティアは基本的に英語で行っていたけれど、健康診断のサポートの場面では通訳がおらず、とにかくジェスチャーでしか話せませんでした。それでもちょっとした単語で意思疎通できた時はすごく嬉しくて自分も相手も笑顔になったので、ちょっとした簡単な単語と笑顔でこれからも乗り切っていきたいと思います!
モンゴルに留学した、そのほかの先輩たち