留学内容
インターンシッププログラムの目的としては、「DNAワークや細胞培養を含む、しかしそれに限らない基本的な実験手技を学ぶこと」でした。実際にMGHのラボに行くと初めに与えられたテーマは、膵臓がん細胞のMigrationを細胞株ごとに定量することでした。しかしそれだけだと時間があり余っていたので、途中からは、他の人が研究しているepigeneticsに関連するタンパク質が細胞や組織中に発現しているか調べる実験をしていました。また、マウスのgenotypingも行いました。
最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
インターンシッププログラムの目的としては、「DNAワークや細胞培養を含む、しかしそれに限らない基本的な実験手技を学ぶこと」でした。実際にMGHのラボに行くと初めに与えられたテーマは、膵臓がん細胞のMigrationを細胞株ごとに定量することでした。しかしそれだけだと時間があり余っていたので、途中からは、他の人が研究しているepigeneticsに関連するタンパク質が細胞や組織中に発現しているか調べる実験をしていました。また、マウスのgenotypingも行いました。
MGHで病理医として働いている先生が特別講義で肺癌・膵臓癌の講義で京大に来られていたので、その先生にラボを紹介してもらいました。MGHに行きたいと思ったのは、将来アメリカで臨床医として働いて経験を積みたいと思っているからです。MGHはハーバードの附属で全米1ともいわれる病院です。海外経験のない私には、英語環境に慣れられるだけでなくアメリカ超一流の病院を体験できるというのは貴重なことでした。
実験は他の人の研究を手伝っていただけなのでそれ単体で大きな成果とはいきませんでしたが、その人の仮説通りの結果をいくつか出すことができました。語学の面では、日本で聞くリスニングと現地の会話では全くの別物で、初の海外経験だったので勉強になりました。インターンとしては、短い期間でしたが研究者の生活がどのようなものかを体験することができました。
他人のことに気がつく力
日本では公共の場で他人に無関心ですが、アメリカ人は紳士的で積極的に関わります。ドアを開けたら必ず後ろの人を気遣う点など最たる例で、自分もこのような視点を持つことができるようになりました。
語学などハンデがある中でUSMLEの点数だけでよい病院とマッチングできるとは考えにくく、研究で実績を出しているとか推薦状があるとかが必要です。ラボを紹介していただいた先生に相談すると、今回お世話になったラボのような繋がりを大事に研究から目指すという道、ハーバードからポリクリのような感じでMGHに行く道(これには相当な語学力と授業料がかかるそうです)、日本の海軍病院を利用する道…などがありそうです。
2016年
9月~
2016年
10月
膵臓がん細胞のCell Migration Assay、Epigeneticsに関連するタンパク質のImmunostaining、マウスのGenotyping
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
アメリカは車社会なので、道が広く、駐車場にも困らず、日本でいう高速道路のような道が使い放題です。初めて見たときは路駐ばかりで驚きましたが、道の両側に駐車しても十分な道の広さがあり、どこか店に行くという時もとりあえず車に乗って行って店の前に停めればいいというのは便利だと思いました。日本だと駐車場を探すところから始まり、車が停められなさそうな所に行くには公共交通機関を使わないといけないので、アメリカでの生活が大変羨ましかったです。
ボストンは物価が高いので普通にホテルなどを借りると宿泊費がとてつもなく高くつきます。しかしAirbnbというスマホのアプリを使うと、現地の人の家などを安く借りることができました。
私が見つけたのは、家主が普段ニューヨークに住んでいるため空いている家を一部屋ずつ貸し出しているというものでした。地下鉄一本で30分ほどで病院までいける立地で治安もよく、住みやすい場所でした。同じ病院で働く台湾人夫婦も途中から一緒に住んでました。
ただし何か問題が起きた時に責任を負ってくれるとは限らないので、レビューなどを参考にある程度信頼できそうな場所を探す必要はありそうです。
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