留学大図鑑 留学大図鑑

アメリカ娘

出身・在学高校:
香川県私立大手前高松高等学校
出身・在学校:
大分大学
出身・在学学部学科:
経済学部
在籍企業・組織:
メーカー


最終更新日:2020年06月09日 初回執筆日:2020年06月09日

女性のワーク・ライフ・バランス

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • サンディエゴ州立大学ジェンダー学部
  • アメリカ合衆国
  • サンディエゴ
留学期間:
5か月
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 800点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

アメリカ カリフォルニア州のサンディエゴ州立大学ジェンダー学部に所属し、世界各国の女性問題について議論するクラスを履修した。また、Beth G. Chung, Ph.D.教授の企業経営学を履修し、米国での女性の待遇に関する企業政策や子育て支援制度の現状、企業における従業員の多様性の容認と従業員の職場に対する満足度の相互関係についても学んだ。実践活動としては、ソマリアやスーダンからの移民・難民女性の支援を行っている会社で5カ月間インターンシップを行った。彼女らの保険や住居の手続きや、資格取得の斡旋、企業や学校、教会からの寄付の募集や、各種イベントの企画、運営に携わった。

留学の動機

結婚、出産、子育てという大きなライフイベントを通じて、女性は男性よりも犠牲にするものや諦めなくてはならないことが多いのではないのかというマイナス面を感じ始めたため、今回の留学では、アメリカ女性を取り囲む労働市場や雇用システムを経済学、経営学の側面から学ぶと同時に、実際にインターンシップに参加して、1人の女性としてアメリカで働きたいと考えた。

成果

アフリカや南アメリカからの移民女性、難民女性を支援する活動をした。具体的には、看護資格や介護資格、運転免許の取得のサポート、英会話レッスン、ウォールマートなどの大型量販店やアウトレットモール、サンディエゴ市内の学校や教会からの寄付を募集、各種イベントや会議のサポートを行った。

ついた力

とりあえずやってみる力

インターンシップが決まらないまま渡米して、日本での就職活動よりも真剣にインターンシップを探したり、インターンシップ先での電話対応で一日5回くらい電話口で怒鳴られたり、備品の発注個数を間違えたり、iPhoneを盗難されたり、たった5か月間で目が回るくらいの経験をしましたが、インターンシップの上司の「なにかあったら私がフォローするからやってみなさい」というお言葉に助けられました。

今後の展望

日本の女性が仕事と家庭生活を両立しながら生活できるように、まず自分自身が社会に出て働きたいと考えている。日本の女性がどんな風に働き、なにを感じているのか、まだ社会に出たことのない私にとってはわからないことが多すぎるので、実際に働く女性として社会に貢献したい。

留学スケジュール

2016年
8月~
2017年
1月

ブルネイ・アメリカ合衆国(サンディエゴ)

わたしは、サンディエゴ州立大学に通いながらインターンシップも並行して行った。大学では、インターナショナル女性学を学び、日本女性と取り巻く雇用環境について、セメスターを通して研究し、クラスで成果発表を行った。他のクラスメイトは、女性の身体整形文化が及ぼす社会的影響や、纏足習慣、育児・介護制度などを研究しており、非常に興味深い授業だった。インターンシップでは、従業員5名とインターン生8名ほどで、難民女性支援のためのインベントや寄付を集めていました。2016年末には、総額80万円ほどの大量の寄付がサンディエゴ市内から集められました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

110,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:交通費

3,000 円

インターンシップで一緒に働いていた同僚と
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

110,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:交通費

3,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

計画していたインターンシップ先が不可能となり、インターンシップ先が見つからないまま渡米することになってしまったため、現地について一からインターンシップ先を探さなければならなかった。求人広告や学校の国際交流課、民間のNGO、教授、大学の就職斡旋オフィスなど、ありとあらゆる所を訪ねて回った。インターンシップを探すために30社以上に履歴書やエントリーシート提出したが、そのうち5社しか面接に進めず、進めたとしてもなかなか思っていることを英語でうまく説明することができず、採用していただけないことがほとんどだった。そんな中でやっと見つかったインターン先では、初日に、100人の難民女性に電話をかけ、イベントの告知や出欠の確認、その後のフォローアップの連絡をするように言われた。100人に電話をかけて、出欠確認をとれたのはたったの15人だった。これらの経験を通じて、何度も日本に帰国したいと思ったが、人と会って話して、自分のやりたいことを伝えることが苦手だったわたしに足りなかった行動力と度胸が身についた。

イベントのために80万円相当の寄付を集めました

早めにあらゆる手段を使って応募する

  • 留学先探し : インターンシップ

私は、当初行く予定であったインターンシップ先に行けないということがギリギリにわかりました。代替インターンシップ先を準備していなかったので、一からのスタートになりました。しかし、アメリカでは、留学生をインターン生として受け入れてくれる機関は本当に少ないです。たとえインターンシップ先が見つかったとしても、いつどのような形でだめになるかわからないので、レジュメとカバーレターはたくさん用意しておくべきです。わたしは、外国人教授や学部の先生方に添削してもらいながら、ビジネスで通用するレジュメを用意しました。

クリスマスにシーライオンを見に行きました

これから留学へ行く人へのメッセージ

わたしは、渡米前、不安と心配が9割でした。留学は、ある意味で孤独な自分と向き合う時間がたくさんあります。新しいものを見て、食べて、たくさんの人に出会って、話して、聞いて、自分は何が好きで何がしたいのか、自分の心としっかり向き合ってください。帰国するときに、自分という人間を語れるようにしておくことをおススメします。無理はせず、体調管理には気を付けて、五感でたくさんのことを感じてきてください!