留学内容
テーマは唐辛子を国産化し、鹿児島の新たな特産品に応用することである。国内の唐辛子は数品種しかないが世界には数百種存在すると言われている。そこで現在産地である東南アジアから多くの品種を持ち帰り、また、唐辛子の活用法などを体験してくることが目的であった。しかし、実際にベトナムに留学すると、唐辛子の研究者はあまりいないし、育てている人も圧倒的に少なかった。そこで、まずは情報がカギだと思い、友達作りや私が唐辛子の研究で来ていることを広めた。すると、周りから多くの情報が入り、サンプルを手に入れるが出来たわけである。また、ベトナムは唐辛子の研究が進んでいなかったので、サンプル回収だけでなく、遺伝的相違の解明や、適正品種の選抜、育種の方法の伝達をも行うことになった。