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コモリン

出身・在学高校:
鹿児島私立樟南高等学校
出身・在学校:
鹿児島大学
出身・在学学部学科:
農学部生物資源化学科
在籍企業・組織:

留学に関する相談などはFACEBOOKで連絡ください。
また、唐辛子の研究をしているので、それに関する質問も受け付けてきます。
趣味はDJをしているので、音楽に関する話やイベントなどでも結構です。


最終更新日:2017年08月21日 初回執筆日:2017年08月21日

東南アジアにおける唐辛子

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハノイ国立農業大学、スリウィジャヤ大学
  • インドネシア・タイ・ベトナム
  • ハノイ、パレンバン
留学期間:
4か月
総費用:
450,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 660,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

テーマは唐辛子を国産化し、鹿児島の新たな特産品に応用することである。国内の唐辛子は数品種しかないが世界には数百種存在すると言われている。そこで現在産地である東南アジアから多くの品種を持ち帰り、また、唐辛子の活用法などを体験してくることが目的であった。しかし、実際にベトナムに留学すると、唐辛子の研究者はあまりいないし、育てている人も圧倒的に少なかった。そこで、まずは情報がカギだと思い、友達作りや私が唐辛子の研究で来ていることを広めた。すると、周りから多くの情報が入り、サンプルを手に入れるが出来たわけである。また、ベトナムは唐辛子の研究が進んでいなかったので、サンプル回収だけでなく、遺伝的相違の解明や、適正品種の選抜、育種の方法の伝達をも行うことになった。

留学の動機

以前にタイに留学したことがある。その時に大幅に成長できたことから再度留学をしたいと思っていた。また、鹿児島を海外にも広めたいと思い、現在の唐辛子の研究を選ぶことになったのである。また、タイだけでなく、他の東南アジアにも興味があったこととなどから、今回はベトナムに留学することを決めた。

成果

実際に周れた農家さんは15カ所であったが、ベトナム全土に渡ってサンプルの回収と現地の情報を手に入れることが出来た。帰国後、ベトナムの地域性と遺伝的な関係、栽培環境を絡めた関係をまとめた内容をアジア作物学会で英語で発表した。また、ベトナムの人たちにも還元するため、ベトナムの学生に手伝って頂き、ベトナム語でのデータの作成と提出を行った。

ついた力

問題解決、自己分析、ポジティブ力

留学してすぐに当初の計画がうまくいかなくなってしまった。しかし、そこで諦めず、すぐにそれを受け止め、だからこそ出来ること、何が今出来るのか、また何が問題なのかを書き出すことで新たな道が開けたと思う。

今後の展望

今までに身に着けた異文化適応能力や農業の知恵、コミュニケーション能力を活かし、新興国を舞台に彼らの発展や社会問題に寄り添っていきたい。

留学スケジュール

2016年
12月~
2017年
3月

ベトナム(ハノイ)

ベトナムの各地域の農家を直接訪問し、現地でしか得られない情報(pH、栽培環境、需要,現地ならではの使い方など)を聞いてきた。また、地域と遺伝的な関係を調べるためと、唐辛子の産地であるベトナムにある多様な品種を日本での栽培するために、現地での唐辛子の実と葉の収穫も兼ねて全土を周った。実際に周れた農家さんは15カ所であったが、ベトナム全土に渡ってサンプルの回収と現地の情報を手に入れることが出来た。また、サンプルは40以上ほど手にれられた。帰国後、ベトナムの地域性と遺伝的な関係、栽培環境を絡めた関係をまとめた内容をアジア作物学会で英語で発表した。また、ベトナムの人たちにも還元するため、ベトナムの学生に手伝って頂き、ベトナム語でのデータの作成と提出を行った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

15,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:現地調査地移動費、試薬代

150,000 円

トビタテ同期生inホーチミン
唐辛子研究の相棒
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

15,000 円

生活費:月額

40,000 円

項目:現地調査地移動費、試薬代

150,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

ベトナムにも旧正月を祝う文化がある。この時期はどの学生も先生も地元に帰ってしまうのだ。私は研究で来ているため大学に住んでいた。また、寮にはキッチンもなく、この時期は数日何も食べることが出来なかった。しかし、同じ研究室の子が突然連絡をしてきて、わざわざ遠方の地元から迎えにきてくれたのだ。その後は彼らの地元でもてなして頂き、なんとか生き返ることが出来た。今でも連絡を取るほどの国の垣根を超えた親友を持つきっかけでもあった。

私を救いたもうた神

留学は色んな人の支えが成す

  • 留学先探し : 大学院

現在の教授や現地で出会った人々、たまたま知り合った日本の教授との出会いがあったからこそ、この留学を成功させることが出来たと思う。だから、迷って一人で考えるより、一人でも多くの人に頼ってみるのもありだと思う。相談してみたら意外と良い案を友達からもらったり、他の人を紹介してもらって、成功につながる道が開けるものだと思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は日常を離れることで、自分を見つめ直す場であり、自国を知る良い機会であると思う。また、視野を広げたり、国や文化などのバックグラウンドを超えた人との繋がりやチャンスがたくさん転がっているモノであると思う。多くに気付きや人との繋がりは今後の大きな財産にも成りうる。臆せず、前に進んでみてほしい