留学内容
現在、日本国内の外国人人口の増加に伴い、日本の教育現場に外国にルーツを持つ子どもが増えてきています。これを踏まえて教育を考えた時に、これから先は英語教育だけでなく「国際教育」も必要だと考えました。「国際教育」とは、子どもたちが異国の子ども・人々とコミュニケーションを円滑に行えるようにするための教育です。この教育の対象には、日本にいる日本人の子どもたちだけではなく、外国人の子どもたちも含まれると私は考えています。
将来的に、この「国際教育」を実践していくために、私はアメリカのエバーグリーン州立大学に10ヶ月間留学してきました。留学先では、第二言語のための英語教授法の授業を二学期間、多文化教育(様々な文化があふれている教育現場を想定した教育)の講義を一学期間履修しました。また、現地の中学校・高校でのフィールドワーク、地域活動のボランティア活動に参加し、日本語クラスのアシスタントをしました。
そのような留学生活で、たくさんのことを得ました。英語教育、多文化教育に関する知識、マイノリティとしての気持ちや考え等です。しかし、最も深く印象に残っているのは、「実体験を伴った学習」の重要性です。私は、留学先の大学での学びをフィールドワークやボランティア活動につなげることができました。この「学びのつなぎ」のおかげで、「実体験を伴った学習」が達成でき、知識をより深く理解できたと感じています。