留学内容
世界よりも遅れをとっている生物の模倣によるものづくりを日本に広げるべく、生物の構造を模倣した材料研究を行っているジョージア工科大学の研究室で研究活動を行うことが1つ目の目的でした。また、私自身の国際学会における英語を使ったコミュニケーションが円滑に図れなかったという失敗をもとに、英語による物怖じしないコミュニケーション能力を身につけることが2つ目の目的でした。留学中は、研究室のスタッフや学生と英語で議論しながら、構造を模倣したい生物を探索し、顕微鏡を用いて構造を明らかにし、その構造を模倣した材料を探索しました。また、英語による物怖じしないコミュニケーション能力を身につけるために、ジョージア工科大学の語学学校で行われている英語のクラスに参加しました。さらに、現地の日本文化に興味のある学生が集まるコミュニティーに参加し、日本文化の共有を通じて交友を深めました。こう言ったことを続けた結果、積極的に英語で発言することに自身がつき、セミナーや学会で発表することができました。また、この留学を通じ、アメリカにいる様々な文化や歴史をバックグラウンドに持つ人達と交流していくにつれ、研究成果や語学力の向上だけではなく、その土台にある人付き合いの重要性に気づき、適切な距離間をもって交流していくことが大切なのだなと痛感しました。