留学大図鑑 留学大図鑑

Kento Okuyama(奥山健人)

出身・在学高校:
山形中央高校
出身・在学校:
秋田大学
出身・在学学部学科:
理工学部・数理電気電子情報学科
在籍企業・組織:
University of Tübingen

University of Tübingen PhD Candidate in Data Science


最終更新日:2024年06月19日 初回執筆日:2024年06月19日

経営データ解析で数学と社会の架け橋へ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Bellevue College (IBP Program)
  • アメリカ合衆国
  • シアトル
留学期間:
12ヶ月
総費用:
3,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,400,000円
  • IBPグローバル奨学金 200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL 540点, TOEIC 790点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL 107点, TOEIC 925点>

留学内容

12か月間の留学の内、9か月は大学での勉強、3か月はインターンを行った。大学では応用数学(統計・プログラミング・データアナリティクス)を学んだ。インターンでは物流企業で社内データベース管理プロジェクトに取り組んだ。それらと並行して、現地の学生合計20人程で、現地企業のデータ分析コンサル活動を行った。データ分析を用いて得られた知見を基に施策提案を行った。

留学の動機

高校三年生の時に外国人観光客に道を尋ねられ答えられなかった悔しさから、大学で英語を学ぶことを決意。大学一年でのカナダへの語学留学ををきっかけに、長期留学を志すようになった。大学では数学の抽象さ故に学ぶ目的を見失い落ち込んだが、数学と社会を繋ぐデータサイエンスに出会い、留学を通して学びたいと思った。

成果

所属大学では学業優秀賞 Academic Achievement Award を受賞。GPA 3.8 を獲得。物流企業のインターンではデータベースの仕事に取り組んだ。学習・インターンと並行して現地企業のデータ分析に取り組み、データに基づいたマーケティング施策を提案を行った。

ついた力

ポジティブに生きる力

留学は何が起こるか本当にわからない。入国審査で2時間待たされ乗り換えに失敗したり、ホームステイ先で次々にトラブルが発生して4回の引っ越しも経験した。一方、ITの大企業で働く社会人と直接話したり、インターン先の社長と直接話すこともできた。同じ志を持つ仲間もできた。様々な事が起こる中、余計な期待をすることなく開き直って生活できるようになり、結果ポジティブに過ごせるようになった。

今後の展望

帰国後は大学で量子情報理論の研究、データ分析コンテストへの参加、データアントレプレナーフェロープログラムへの参加などを行った。卒業後は PwC で主にシステム監査業務に携わった。今後海外大学院への進学を予定しており、データサイエンスを通して心理学や経済学にアプローチしたいと考えている。

留学スケジュール

2016年
9月~
2017年
8月

アメリカ合衆国(ワシントン州・シアトル)

12か月間の留学の内、9か月は大学での勉強、3か月はインターンを行った。Bellevue College では応用数学(Business Statistics・Java Programming・Data Analytics・SQL) を学んだ。インターンでは物流企業で社内データベース管理プロジェクトに取り組んだ。それらと並行して、現地の学生合計20人程で、現地企業のデータ分析コンサル活動を行った。データを可視化すると共に、回帰分析等の簡単な機械学習アルゴリズムを用いて得られた知見を基に施策提案を行った。

費用詳細

学費:納入総額

1,400,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

60,000 円

Academic Achievement Award
物流会社インターンで支社視察に行ったときの写真
留学先でトビタテ生と撮った写真
費用詳細

学費:納入総額

1,400,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

留学を通して自分が日本で学んだこと(数学)や今まで考えてきたことは無駄ではなかったと感じる経験をし、自信に繋がった。さらに留学中には思いがけないトラブルや出会いチャンスがあり、その中で心を安定させる力がついた。自信と共に、心身ともに余裕を持って生活することができるようになり、ポジティブ考えられるようになった事が、留学前後での自分の最大の変化であると思う。

帰国後のエヴァ活での写真
シアトルの観光地 PIKE PLACE MARKET の写真
シアトルの観光地 SPACE NEEDLE の写真

問題が生じたときはすぐにエージェントに相談しよう

  • 住まい探し : ホームステイ

留学先でのホストファミリーのクオリティは千差万別であり、私は結局に4回ほど住居を移った。この経験を通して私は、問題が生じたときはすぐにエージェントに相談するのが大切だと実感した。そうして相談に乗ってもらったり、問題の仲介人になってもらうことが大切だと考える。

これから留学へ行く人へのメッセージ

もちろん留学に行くことだけが正解では無いが、私自身胸を張って「留学に行って良かった」と言える。大前研一さんの有名な言葉に、「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目は付き合う人を変える。この3つでしか人間は変わらない。」というものがある。もし迷っているならば、是非行って欲しい。後先の心配よりも目先に集中して、安心して海外へ飛び込んで欲しい。