未知の世界!エチオピアへ!
- 留学テーマ・分野:
- 短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
- 留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
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- 留学期間:
- 2週間
- 総費用:
- 368,390円 ・ 奨学金あり
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- トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 240,000円
語学力:
言語 |
留学前 |
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留学後 |
英語 |
生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
→ |
生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
留学内容
エチオピアの首都アディスアベバにある孤児院で教育ボランティアを行いました。ボランティアメンバーはイギリス人2名、フランス人、アイルランド人、そして私の計5名、現地の孤児院へ行き、簡単な英語や数学を教えるのが主な活動内容でした。
担当のクラスは3歳から5歳クラスと6歳から12歳クラスの2クラスで、それぞれ10人前後のクラスでした。現地の学校にはシラバスがなかった為、毎日前日にボランティアメンバーと話し合って翌日の授業内容を自分たちで決めました。時間割もない中、年齢も学力レベルも幅広い混沌としたクラスで、子どもたちに如何にして学んでもらうかをボランティアメンバー間で日々試行錯誤しました。活動の後半では、生徒たちと一緒に遊んだり直接触れ合う機会を多く設け、それぞれのレベルを把握して適切な指導を行うなどしました。
また、滞在先は現地でホームステイをし、食事も1日3食をここで過ごしました。
留学の動機
まず第一に途上国支援に興味があり、大学入学前、高校3年次のタイミングで全く味わったことのない新しい環境に飛び込んでみたかったからです。私はタイと日本のハーフであることもあり、アジア諸国は比較的身近に感じているため、留学先の選択肢は他にも多くありましたが、地球の裏側に位置する全くの未知の世界、アフリカ大陸エチオピアを選びました。
成果
現地に実際に訪れないと分からないこと、また、そこまでしないと見えてこない問題が物凄く多いということを改めて肌で感じました。さらに、その問題や新しい発見について現地の人に直接聞くと、よりその問題への理解や発見についての知見が深まりました。
また、英語が全く話せない現地の人ととても仲良くなることができました。共通言語がなくても心を通わす経験は、自分にとって予想外で大きな意味を持ちました。
ついた力
自分を信じる力
ひとりで身内がいない海外へ行くという経験そのものが初めてで、非常に新鮮な経験でした。留学に行く前から帰ってきた後まで、いくつもの困難に出会いました。しかし、それぞれが自分にとっての試練となり、ひとつひとつを乗り越えていくたび、自分は自分で思っている以上に『なんでもできる』ということを強く感じることができました。
今後の展望
どこかの地で何かを本気で変えることは、人生を捧げるくらいの覚悟が必要だと感じました。挑戦することの敷居が低くなった今の時代だからこそ、寛大な心をもって学ぶ姿勢を持ち、何よりも自分がワクワクすることを大切にしていきたいと思います。今はまだ特定の何かに人生を捧げる覚悟は定まっていませんが、無限の可能性があるからこそ、固定された考えに縛られず、主体的に未知の領域に挑戦していきたいです。
留学スケジュール
2017年
7月~
2017年
7月
エチオピア(アディスアベバ)
上記の留学内容と同じです
費用詳細
学費:納入総額
- 円
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住居費:月額
- 円
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生活費:月額
- 円
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費用詳細
学費:納入総額
- 円
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住居費:月額
- 円
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生活費:月額
- 円
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スペシャルエピソード
考えさせられた、七夕ワークショップ
7月7日には、日本文化を紹介する意味も込めて短冊に願い事を書く七夕ワークショップを開催しました。将来は、パイロットになりたい、ドクターになりたい、生物学者になりたい。いつもは授業中外に飛び出して遊んだり集中力のない子どもたちが、キラキラとした笑顔でそんな夢を私に語ってきました。
そんな素敵な時間ではあったのですが、子どもたちが短冊に書いた夢の職業は、多くが高い教養を必要とするものでした。感情を抜きにして、論理的な視点で見てしまうと、小学6年生の段階で割り算すらままならないレベルの教育環境で、そのような夢を叶えることは難しいと考えられます。
恵まれた環境で育ってきた私からみたら可愛そうだと思うような状況で、彼らが見せるキラキラな笑顔を見ると、なんだかやるせない気持ちになりました。
ここでしか体験できなかった貴重な経験
エチオピアでのボランティア生活が始まって約1週間、ボランティアメンバーの中の一人であったフランス人の女の子のジェイドと喧嘩をしました。喧嘩の内容は、「私に貸してくれたイヤホンが、返した際に違うものになっていた」というくだらない内容でした。
結果的に私に罪はなく、彼女が私に貸す時点で違うものを貸していたということでした。非常にくだらないのですが、普段喧嘩をしない私からするとかなり勢いのある言い合いでした。
その夜、思い通りにいかないのが悔しかったことと、日々感じる自分の英語力のなさへの絶望が重なり、何時間も外で号泣してしまいました。日本にとどまっていては経験出来ないこの出来事は、非常に良い体験になりました。ちなみに、彼女とは自然と仲直りしていました。
留学中に学んだ本当のコミュニケーション
ホームステイ先の、英語が全く話せない家政婦さんのダブレと仲良くなることができました。彼女は人見知りであるため、最初は恥ずかしがっていたのですが、お皿を洗うのを手伝ったり、欠かさず挨拶をしているうちに少しづつ心を開いてくれました。
仲が深まるうちに、一緒に夜更かしをして遊んだり、彼女のお部屋でだらだらと過ごしたりするまでにもなりました。
この体験では、言語のコミュニケーションを超え、心を通わせることが真のコミュニケーションであるということを体感することができました。また、相手を理解しようとする心、ちょっとした日々の気遣いが如何に大切であるかを学びました。