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ユウカ

出身・在学高校:
宇都宮海星女子学院高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2020年07月13日 初回執筆日:2020年07月13日

カリブ海の海洋環境保護

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • projects abroad
  • ベリーズ
  • プラセンシア
留学期間:
4週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 400,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEFL 83>

留学内容

私は、4週間、中米の国ベリーズで海洋環境保護を学びに行きました。
1週間目に、PADIのオープン・ウォーター・ダイバーというダイビングの資格を取得するため、プラセンシアから1時間ほどの小さな島で、潜水計画から、海水状況の判断、トラブルを回避するために必要なスキルと知識を勉強しました。具体的には、パワーポイントを使ってテキストブックを読み、海で実践しました。

その後の3週間は、様々な島で海洋環境・生物の調査を海洋生物学者のもとで実施しました。主に、ミノカサゴの捕獲調査とウミガメの生態調査、そして、島のゴミ拾い活動でした。1日の流れとしては、午前に2時間、ダイビングを行いながらミノカサゴを取り、午後に2時間、シュノーケリングを行いながらウミガメの調査を行い、また1時間ダイビングを行いました。

プロジェクトアブロードの高校生スペシャルという枠で活動しましたが、私達のグループが過去最大で211匹のミノカサゴと約1368kgのゴミを拾いました。

また、週に1度、隣町のセイントバイトで環境問題に対する関心を持ってもらうため、ゴミ拾いと映画鑑賞会を行いました。

留学の動機

ベリーズってどこにあるの?
そんな疑問が私の留学の動機でした。テレビでもあまり放送されていない、本もあまり出版されていない、未知の国だったのです。
しかし、その国では海洋保護が積極的に行われており、私自身、中学生の頃にウミガメの産卵が環境破壊によって妨げられているという番組を見て海洋環境保護に興味を持ちました。だからこそ私が、海洋環境と共にベリーズついて調査したい!と思い留学を決心しました。

成果

環境保護活動を通して出会った世界の高校生は環境問題についての自分の考えを持ち、発言していたので、自分の意見を述べる大切さを学びました。また大学生ボランティアと共に行動することが多かったので、交流を深められ、大学生活をどのように過ごしているのか、国によって異なる教育のシステムをはじめ、様々な言語が飛び交っている光景を見ることができたのは新鮮でした。

ついた力

自分の責任を果たす力

海洋環境保護活動=海中の活動で、海中の活動は必ず危険を伴います。
私が参加したウミガメの捕獲調査は、海で約7名が1列に並び隣の人とペースを合わせながらシュノーケリングを行います。ある日私はウミガメを探すことに必死になっていて、私と私を境に右で泳いでいた人達は他の人達とはぐれてしまいました。ここで私はウミガメを探すことも、隣の人を見失わないことも自分の責任で、果たすべき仕事だと気づき、学びました。

今後の展望

様々な国の文化的価値観があるように環境保護活動でもそれぞれの国によって異なると思います。だからこそ、これからも海洋保護ボランティアに携わり、まずは日本の環境に適している保護活動を探し、実行していきたいと思います。そして、環境問題について更なる学びを深めていきたいです。

留学スケジュール

2017年
7月~
2017年
8月

ベリーズ(プラセンシア)

オランダ、カナダ、アメリカ、イギリスから集まった高校生計8名とシェアハウスで4週間過ごしました。
1週間目はダイビングの資格を取りました。
プラセンシアから1時間程離れた島で3日間過ごしました。私にとっては、初めてのダイビングで戸惑いながらも無事、合格しました。ダイビングの筆記テストは英語だったので、友人と問題を出し合いながら勉強しました。海に関する専門的な用語を学ぶことができました。
2~4週間目は海洋環境調査とゴミ拾い活動、そして地域のコミュニティ活動を行いました。
毎回、インターネット、シャワー、フラッシュトイレのない島で4日間過ごしました。私にとっては本当に「原始的な生活」のように感じられました。海洋調査は大量の体力を必要としましたが、ウミガメの調査に参加できたことは、とても素晴らしい経験でした。また、ウミガメの卵も観察することができ、保護する意味を学びました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ミノカサゴ調査
ウミガメの生態調査
ゴミ拾い活動
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

海洋環境保護活動を行わない休日は高校生のボランティアメンバーでベリーズの文化や歴史を感じ、学びました。その中で特に私はベリーズでも最大級の遺跡、シュナントニッチ遺跡から見渡す景色に感動し、勇気づけられました。約40mの高さから見下ろした風景は言葉に言い表せないほど美しかったです!ボランティア活動内で泳ぐとき、私は他の人達よりもペースが遅く、自分の力不足に失望していました。しかし、この景色を見たことで、そんな小さなことで悩んでいないで自分の全力を尽くそうと思えるようになりました。
また、この写真にはベリーズの他にもう一つの国が写っています。写真、左側に見える白い線の向こうは隣国グアテマラだそうです。この場所に世界中の高校生、15人で来たことで、本当に世界の小ささを感じ有意義な時間となりました。
私にとって、この遺跡はパワースポットのような心を落ち着かせてくれる場所です!

シュナントニッチ遺跡
エル・カスティーヨと呼ばれるピラミッドの神殿

虫刺され対策

  • 生活 : 治安・安全

ベリーズでは腕や足など計50か所ほど虫に刺されました。私は、虫よけシートをいくつか持っていきましたが、全く効果がありませんでした。特にサンドフライという虫は1mmサイズであるにもかかわらず、激しい痒みをもたらし、噛まれた場所は大きく腫れました。
その時は、同じボランティア仲間が強力な虫よけスプレーを持っていたので、借りて過ごしました。また、近くにドラッグストアがあったので、症状を話し、薬を購入しました。そして、刺された日のうちに、薬を塗ったので、痒くて寝れないということはありませんでした。しかし、留学から半年経った今でも、その刺された跡が残っているほどです。

留学前にやっておけばよかったこと

私は環境保護でのボランティア留学だったため、自然環境分野での専門的な知識が求められました。留学中にも様々な専門的知識・単語を学びましたが、留学前に少しでも多くの知識を備えていれば、さらに積極的に活動に参加することができたと思い、後悔しています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

高校生で留学をすること、世界を自分の目で見ることは大きな価値があると私は思います。
私の留学では、全く未知の国であったのが、留学を通して、ぐっと身近な国になり、今では世界地図を見かけるとその国を探してしまうほどです。特に高校生にとって、留学をし、学ぶことは卒業後の進路に大きく関わり、刺激を与えてくれます。
ぜひこれから留学へ行く人は留学先で、様々なことに自分から行動し、実践してほしいです!