Tsunoda Mioさんの海外留学体験記(留学先:エジプト)|留学大図鑑~先輩たちの留学体験談~|トビタテ!留学JAPAN
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Tsunoda Mio

出身・在学高校:
都立両国高等学校
出身・在学校:
明治薬科大学
出身・在学学部学科:
薬学部薬学科
在籍企業・組織:

・トビタテ生では初めてエジプトへ留学したそうなので、エジプトに留学される方は是非ご連絡ください!
・薬剤師免許取得の6年制大学に通っている方、薬学・医薬品系をテーマに留学する方、エジプト・イギリスに留学予定の方、何でもよいので興味を持っていただいた方は、是非Facebookから申請・メッセージお願いします。


最終更新日:2018年01月15日 初回執筆日:2018年01月15日

世界で必要とされる医療者に!~薬剤師~

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Amoun Company/GlaksonSmithKrain/The University of Hertfordshire
  • エジプト
  • カイロ、アレクサンドリア・ロンドン
留学期間:
2か月半
総費用:
450,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 430,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

1か国目:エジプト
テーマ:医療規制発展途上のエジプトにて、医薬品(蓬髪医薬品)の生産・開発過程と医薬品の流通事情を学ぼう!
内容:エジプト系製薬企業(Amoun company) +英国系製薬企業(GlaxoSmithKline/生産技術 ・医薬品開発部門のインターンシップに参加/カイロ市内の薬局(Roshdy Pharmacy)での薬剤師業務実習

2か国目:イギリス
テーマ:薬剤師の職能と役割を学び、日本の薬剤師のあるべき姿を考えよう!/薬学生涯教育について学び、薬学教育改革の一歩を踏み出そう!
内容:ハートフォードシャー大学薬学部の特別プログラム(International Cource)/英国薬剤師免許取得コースの講義とポートフォリオ/薬学生涯教育CPDに関するエッセイ、市中肺炎に関する症例解析と症例発表への取り組み/病院・薬局・製薬企業での実務実習



留学の動機

この5年間薬学部の薬剤師資格を得るための学科で学んできた中で、日本の薬剤師や薬学教育の在り方、医薬品開発について普段から疑問を持っていました。日本から見た世界という視点では、自分なりの考えや問題意識を持っていたが、世界から見た日本という視点で医療について考える機会が全くなく、世界基準で医療や薬学を学びたいと思うようになり、留学しようと決意しました。

成果

「世界に羽ばたく医療者になりたい」「世界と日本をつなぐ架け橋になりたい」というビジョンがより明確になりました。医薬品における安全規制や製造工場での業務、整備された医療制度や薬剤師の役割について学び、今後の医薬品・製薬業界でどのように貢献していくのか、日本の薬剤師業界でより薬剤師の職能の幅が広がっていくためにはどうすればよいのか、深い知見を得ることができたと感じています。

ついた力

自由な思考力

今までは「薬の専門家になればよい」と思いながらも、様々な分野に興味があり、自分の学びの幅を無意識に制限していました。留学を通し、医療や薬学だけでなく、経済や倫理が絡んだ社会問題や行政等についても学ぶことが、自分だけでなく社会貢献していくためにも必要なことだと留学を通して気づきました。特定の業界に浸らず、広い視野をもって物事を考えていく自由な発想が大切だとを実感しています。

今後の展望

留学を終え、「世界に羽ばたく医療者になりたい」「世界と日本をつなぐ架け橋になりたい」という想いがより一層強くなりました。
英国での薬剤師免許を取得し薬剤師として働くことや、英国の製薬企業で働くことだけでなく、問題解決型ビジネスにも携わっていくことも念頭に入れ、将来海外に拠点を置きながら、日本の医療や薬学に貢献していきたいと考えています。

留学スケジュール

2017年
8月~
2017年
9月

エジプト・イギリス(ロンドン)

エジプト系製薬企業(Amoun company) と英国系製薬企業(GlaxoSmithKline)にて、生産技術 ・医薬品開発部門でのインターンシップを3週間実施。エジプトのような発展途上国での医薬品の製造過程を学ぶと同時に、世界基準であるGMP(Good Manufacturing Pracatice)に則っているか、基礎的な医薬品安全規制の内容についても深く学びました。また、薬局でのインターンシップを通し、エジプトの薬剤師業務・医薬品の取り扱い方・流通についても学ぶことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

エジプト製薬企業 にて後発医薬品のサンプル作り(軟膏剤)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

2017年
9月~
2017年
11月

イギリス(ロンドン)

The University of Hertfordshire の薬学部にて、英国での薬剤師免許を取得するためのコースで特別プログラムに参加。
薬剤師生涯教育(Continuing Professional Developments) に関するEssay
市中肺炎に関する特定の患者さんの症例解析、ポスター作製、症例のプレゼンテーション発表
日々の振り返り PDP(Professional Development Portfolio)
Lister Hospitalでの病院実習, Nash Chemistでの薬局実習, Pharimdex Pharmaceutical inc.での製薬企業実習

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

130,000 円

生活費:月額

30,000 円

Hertfield近郊の薬局にて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

130,000 円

生活費:月額

30,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

私を虜にしたのがエジプト人のおもてなしと思いやり。エジプトは思った以上に閉鎖的な国であり、街を歩いているだけで、外国人である私は大変珍しがられました。何よりエジプトへ足を運んでくれたことが嬉しいようで、どんな家庭にいっても豪華な料理が振舞われ、朝から夜まで案内してくれる程、付きっ切りで私の留学生活をサポートしてくれました。必ず一人一人の`’人間`’をリスペクトし、常に`’相手を思いやる`’国民性。アラビア語が母国語であり、言語の壁は感じたが、それよりも一生物の関係を作り上げることができたと思っています。

エジプト人薬学生とのFarewell Party

自分の強い想いを素直に伝えること

  • 周囲の説得 : 家族

海外へ留学するとなると、心配になる要素の一つは治安だと思います。
私が留学した国は、エジプトとイギリスでしたが、両国ともにテロによる爆発の報道が絶えないような時期に留学しようと決意しました。危険というイメージがある国に留学したいという思いがどうしたら家族に伝わるのか、理解してもらうのに苦労するのは目に見えていました。
どうしたらできるだけ心配させないようにするか色々考えましたが、話を盛らずに素直に感じていることを心から伝えることが、一番の方法ではと気づきました。
手紙で自分の留学に対する想いを綴って渡し、現地のサポートが手厚いこと、それでも留学したいという強い想いを伝えれば両親にも必ず伝わる、ということを実感しました。手紙は効果絶大!

これから留学へ行く人へのメッセージ

不安と楽しみが入り混じった複雑な気持ちかと思います。私は短期留学だったのと、スケジュールが過密だったので学ぶことに重点を置き、1日1日大切に過ごしました。本当に留学はあっという間です。辛いこともたくさんあります。でも、その辛かった経験が今一番の糧になっています。異国の地で新たな可能性が満ち溢れている環境に身を置けるのはこの上ないチャンスです。是非、熱意と行動力で素敵な留学生活を送って下さい。