留学内容
バイオエレクトロニクスの知識を深めるために、スウェーデン王立工科大学(KTH)へ11ヵ月間交換留学しました。KTHでは、主に現地の学生と共に授業を履修し、電子工学や生体物理学などを学びました。
実践活動としては、エジプトのカイロにあるベンチャー企業でインターンシップを行いました。そこでスウェーデンや日本で学んだ知識を実際に活用ながら、電子工学を農業へ応用するプロジェクトに取り組みました。
最終更新日:2018年12月27日 初回執筆日:2018年12月27日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC790> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
バイオエレクトロニクスの知識を深めるために、スウェーデン王立工科大学(KTH)へ11ヵ月間交換留学しました。KTHでは、主に現地の学生と共に授業を履修し、電子工学や生体物理学などを学びました。
実践活動としては、エジプトのカイロにあるベンチャー企業でインターンシップを行いました。そこでスウェーデンや日本で学んだ知識を実際に活用ながら、電子工学を農業へ応用するプロジェクトに取り組みました。
長期留学を決めたきっかけは大学3年生時に行ったカナダへの語学留学です。日本とは異なる雰囲気や人々の人生観・勉強への姿勢を体感し、もっと一緒に過ごしてみたいと感じました。また、ヘルスケアや北欧での暮らしに興味を抱いていたことと非英語圏滞在にも挑戦してみたかったことから、スウェーデンへの約1年間の交換留学を決心しました。
幅広い専門性を身につけることができただけでなく、様々なバックグランドをもつ学生とのグループワークの難しさと面白さを体験しました。さらに実戦経験から、こんな製品やサービスがあったら面白いなといったビジネス面でも考えるようになりました。
人を頼る力
留学を通して、留学前より人を頼り巻き込む力を得ることができたと感じます。以前は何かと自分の力でやり通そうとする傾向がありましたが、留学中は授業や生活で行き詰ってしまったときは、寮や大学といった周囲の友だちを頼り協力してもらいました。一人で抱え込みすぎないことの大切さを実感しました。
とりあえずは残りの修士課程に力を注ぐつもりです。修了後はヘルスケアや多くの人の幸福に関係する仕事に携わりたいと考えています。その中で、今回の留学を通して学んだ経験やスキルを活かして、海外と関わり合える仕事にも取り組みたいです。
2017年
8月~
2018年
6月
スウェーデン王立工科大学(KTH)で11ヵ月間の交換留学をし、現地の学生と同様に単位取得を目指しました。KTHは4学期制を採用しており、各学期で大体2,3科目の授業を履修しました。ちなみに授業時間は日本の大学と同じ90分間です。KTHで履修した授業はバイオエレクトロニクスを中心電子工学、生物物理学、スウェーデン文化などです。多くの授業は講義とグループワークから構成されています。最初は、英語でのディスカッションや説得は苦労しましたが、徐々に同じグループのメンバーから頼られるようになりました。
寮は大学から提供されました。大学への通学時間は20分程で、数ある寮の内でも近い方でした。寮のメンバーは基本的に大学へ通う留学生とスウェーデン人で、頻繁にメンバーの入れ替わりがあったため多くの人と出会えました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 60,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 60,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
2018年
7月~
2018年
9月
エジプトのカイロにあるベンチャー企業で2.5か月間のインターンシップを行い、そこで電子工学×農業に関するプロジェクトを同じインターン生3人と取り組みました。このインターンを通して、大学での研究開発と企業での研究開発の違いを感じ、このいうサービスが作りたいとも感じるようになりました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 7,000 円 |
生活費:月額 20,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 7,000 円 |
生活費:月額 20,000 円 |
スウェーデンに渡航する前に投稿した学会論文が採択され、渡航数か月後にイタリアで発表することになりました。それ以前に日本でポスター発表したことがある程度で、海外で国際学会発表するのは初めてということもあり、不安がありました。フィードバックを頂こうと、まず派遣先のスウェーデン王立工科大学の教授にメールでお願いをしましたが相手にされませんでした。しかし、なんとか発表を成功させたいと思っていたので、教授に再度メールを送った他、その研究室のPhD学生にメールを送ってみました。幸いにもそのPhD学生も同じ国際学会に参加するらしく、僕の発表に興味を持ってくれ、教授を巻き込んでリハーサルを計画してくれました。リハーサルでコメントや実際の学会を模擬した質問対策もしてくれました。その教授とPhD学生のおかげで、初の国際学会発表をしっかりと終えることができました。最初に断られたときに諦めずに進んで貴重な経験をできました。忙しい中フィードバックをくださった教授とPhD学生にも大変感謝しています。
派遣先のKTHには留学先には様々な国の人がいて、訛のつよいせいか聞きづらい英語を話す人が少なからずいたので、留学当初は聞き取るのに苦戦しました。逆に相手も僕の英語が、所謂ジャパニーズイングリッシュで聞きづらかったのか、コミュニケーションに苦戦しました。これは自分で悩んでいても仕方ないと思い、とにかく積極的に何度も聞き直しながら会話するように努めました。その結果、多少の訛りは理解できるようになりました。
エジプトへの留学ガイドを見る