意欲と能力のある全ての若者を応援したい・・・。トビタテ! 留学JAPANに込めた私の想いです。いま私たちは、目の前に迫る「第四次産業革命」や「シンギュラリティ」といった、先行きが不透明で複雑な社会課題とイノベーションが求められる激動の時代を迎えています。若者たちがこの時代を生き抜くには、多様で異分野の才能と世界にアンテナを張り、同世代の人脈とつながっている知性・感性、そして海外での修羅場を乗り越えた体験が必要です。
日本がグローバル化から取り残される前に、そして日本が世界の未来を担うために、当プロジェクトでは2020年までに情熱・好奇心・独自性・リーダーシップを持った若者10,000人を留学へと送り出し、多様な分野のミニ専門家・将来のリーダー候補集団を構築していきます。(※)現代版の岩倉使節団として、世界を知り、日本人の良さを持ったネットワーク・コミュニテイーが、将来の日本・世界のかけがえのない財産になると信じています。是非、皆さんとともにオールジャパンでこの仕組みを構築・応援していきましょう。
※新型コロナウィルス感染症流行の影響で2020年の事業を2021年まで延長。2022年度以降の在り方については現在検討中。
船橋 力 (ふなばし ちから)
文部科学省官民協働海外留学創出プロジェクトディレクター
世界における日本のプレゼンスが低下するなか、産業界はグローバル人材の不足こそ、海外展開を阻む最大の課題と考えています。留学を通じてグローバル人材を育成することは日本の未来への重要な投資といえます。経済的な理由で留学を諦める若者をオールジャパンで応援するべき理由が、そこにあります。
「2020年までに10,000人の日本代表となる若者を送り出す。」という目標のもと官民が一体となって始まった、先進的な取り組みである「トビタテ! 留学JAPAN」は、これからも継続的に留学機運の醸成と次世代人材育成に挑戦していきます。広く社会に対して留学の意義を発信し、社会総がかりで機運を醸成するためにも、プログラム実施の原資となる寄附金を広くあまねく募ります。
文部科学省と日本学生支援機構(JASSO)を中心として、大学・民間企業が連携した「官民協働海外留学推進戦略本部」を設置しています。
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9割を超える寄附金がトビタテ生の奨学金に関する経費に活用されています。ご支援いただく企業からの出向者で構成される本プロジェクトでは、管理経費の構成比は6%台に留まります。