留学内容
僕がこの海外研修で掲げていたテーマは二つありました。一つは異文化理解、そして二つ目は本場の航空産業に触れることです。僕の夢は航空に携わることです。航空という国と国とをつなぐ産業において、安全な空の交通のためには一人ひとりが異文化の壁をなくす必要があると考え、異文化理解を一つのテーマにしました。
また、日本ではまだ飛行機が特別な乗り物という意識が残っていると感じます。この意識こそが海外との距離を遠ざけ、留学をも拒んでしまっているのではないかと考えました。そこで北米の身近な航空に肌で感じ、何らかを得たいと考えもう一つのテーマにしました。前者では、語学学校に通い、様々な国籍の留学生と交流することができました。ニュースや新聞で見聞きするような印象とは全く違い、自分の固定概念は大きく覆されました。日本にいるとただ単にニュースや新聞情報を鵜呑みにしてしまいがちですが、情報に対して受け身になっていてはいけないと強く感じました。
後者では、大きな衝撃を受けました。免許も持っていない僕が小型機を操縦することができたんです。もちろん隣にはベテランパイロットがいましたが。現地での飛行機の位置づけが日本とは大きく異なることを肌で感じました。また航空は現地の方にとって国をも支える大きな産業になっていて、そういった面からも飛行機が身近になっていることを感じました。