留学内容
高機能セラミックス材料は、光機能や電気的機能に応じて高度な微構造設計が必要であり、製造においても、粉体合成、成形、焼結など多くのプロセスでの制御を必要とする。私の研究では、高密度に焼結させる最終段階がネックとなっていた。そこで、リモージュ大学に併設されている国立セラミックス研究所(SPCTS)の、セラミックスプロセスの研究室で、圧電セラミックスの焼結機構を調査した。具体的には、日本で作製したサンプルを、焼結中の収縮異方性を2種類の装置を用いて測定した。また、最新の焼結技術である放電プラズマ焼結にも挑戦した。