留学内容
「20世紀は戦争と工業の時代、21世紀は観光の時代」そんな風に語られる現代において、観光産業は大きな可能性を秘めている。しかし、日本は確実にその波に乗り遅れている。特に、地方が。そこで、私は「観光によって日本の地方を活性化する」ことをテーマに英国のリヴァプールとバースへ観光産業のッ実態を調査し、自らインターシップ性として観光産業に携わる留学を4か月間した。リヴァプールでは自身の課題であった英語力の成長を軸とし、バースでは世界遺産に登録された美しい街に年間およそ600万人が来る理由と、観光にどのように住民たちが関わり、どのような思いを抱いているのかを取材とアンケート調査を通して調査した。結果的に、バースでは「観光産業によって自らの生活が成り立ち、町が成り立っているという意識をもって暮らしていること」「マスツーリズムの終焉に対応し、ヘルスツーリズム等のソフトツーリズムに移行している現状」を調査を通して知ることができた。また、日本に決定的に欠けている「観光は産業である。お金をしっかり稼ぐことで遺産を保護し新たな観光客を呼び込むという正の循環構造」の重要性を改めて再確認した。他には、インターンシップの事業の一つとして現地の日本人団体と共に日本人向けの観光情報発信ブログを開設した。留学を通して、改めて観光が持つ可能性を確認でき、自身にとってかけがえのない体験となった。