留学内容
ビジターガイドとして来館者に博物館の基本情報案内、特別展やイベントの案内、展示物の解説、ハンズオンと呼ばれる体験型学習のアシスタント、来館者への口頭インタビューを行いました。また自宅では展示物に関するボランティアスタッフ向けの自主学習ビデオを見て予習復習を行いました。ボランティア業務の休憩時間などでは、他のボランティアスタッフ(大学生から年配の方まで)や博物館職員にイギリス国民から見た博物館の社会的役割や現状をインタビューしたり、日本の博物館の現状を話してイギリスの博物館との比較を話し合ったりしました。
結果:実際に現地で活動していると、イギリスの博物館がいかに子供に対してオープンな場所であるかが分かりました。イギリスの博物館の多くが入場料無料なことももちろん大きな理由の一つではあるのですが、実際に触ったりモノを作ったりする体験型学習の種類の豊富さや頻繁さ、子供が自分の興味のままに走り回って展示室を行ったり来たり来たりできる環境、スタッフの積極的な声掛け、乳幼児を持つ母親向けのイベントや結婚式の二次会としての場所提供など、子供を中心に市民が親しみを持ちやすくなる要素を多々発見することが出来ました。