留学内容
エセックス大学に進学し、政治学の博士号取得を目指しています。研究関心は比較政治学と呼ばれる分野であり、より具体的には社会運動や君主制をテーマとした数理分析を行っています。留学中は、学内のワークショップや国際学会に積極的に参加し、その成果を論文として学術誌へ投稿をしました。
最終更新日:2018年10月05日 初回執筆日:2018年10月05日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
エセックス大学に進学し、政治学の博士号取得を目指しています。研究関心は比較政治学と呼ばれる分野であり、より具体的には社会運動や君主制をテーマとした数理分析を行っています。留学中は、学内のワークショップや国際学会に積極的に参加し、その成果を論文として学術誌へ投稿をしました。
学部時代の恩師から、研究者という進路を考えた場合、海外の大学において博士号を取得することが大切であるという助言をいただいたことが留学を考え始めた最初のきっかけです。修士時代の恩師にも同様のアドバイスをいただいたことにより、大学院留学を本格的に考え始めました。
現時点では、博士論文を構成する3本の論文のうち、2本がほぼ完成しています。その2本はすでに学会報告を終え、海外査読誌へ投稿しています。現在は、残る1本の論文の執筆と、掲載を目指して投稿中の論文の修正を行っています。
英語で学会報告を行う力
ヨーロッパやアメリカの学会では、これまでに5回報告を行いました。ふりかえると、回数を重ねるごとに、英語で学会報告をすることに対する抵抗感が薄れていったように思います。また、ただ研究内容を話すだけではなく、オーディエンスに注目してもらうためにはどのようなプレゼンをすればいいかということをより真剣に考えるようになったと思います。
2019年以内に博士号が取得できるよう、これまで以上に執筆作業に注力していきます。博士号が取得できたあと、日本の大学において比較政治学を専門とする専任講師になることを目指しています。
2015年
10月~
2018年
3月
指導教員との面談は約1か月に1回行っていました。事前に執筆したものを指導教員に送り、後日それをもとに指導をしてもらっていました。その他に、1年目には博士課程1年目の生徒に向けたacademic skillに関する授業があり、学会参加や論文投稿、job talkなど研究活動に関する様々な知識やテクニックを学ぶことができました。さらに、学内では定期的に開かれるセミナーに参加し、他大学から研究者と交流をはかったり、最先端の政治学分析について学んだりしました。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
まず、指導教員になってくれた2人の先生にはとても感謝しています。論文がリジェクトされたり、学会報告の3日前に分析にミスを見つけたりして私がショックを受けているときも、常に励まし、親身にサポートしてくださいました。また、留学を通じて出会った同期と研究関心が近いこともあり仲良くなり、現在は共同プロジェクトを行っています。私個人の論文に関してコメントをくれることもあれば、息抜きに食事へ出かけることもあり、キャンパス内外でとてもお世話になりました。この場で全ての方を紹介することはできないのですが、留学中に出会ったすべての人にとても感謝しています。
イギリスの大学院に進学しても、奨学金を得ることは難しいと言われています。実際に留学して、その通りだと思いました。奨学金がもらえたとしても、EU圏内の学生と同額の学費までしか割り引いてくれないこともあるようです。ですので、イギリスに留学を考えている方は、日本国内の団体などからもらえる奨学金をもらえるよう、留学前に準備を進めることをおすすめします。私の経験ですが、入学許可が出るよりも前に奨学金が決まったため、その旨を追加で志望大学に連絡したところ、それがよかったのか入学許可がその後スムーズに出ました。
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