留学内容
パリ第三大学の修士課程においてアートマネジメントを学びました。職業修士であったため、各年論文執筆に加えて複数の講義、また芸術機関での長期インターンシップが必須となっていました。
① 論文
フランスにおけるジャズのマネージメントを行う人々を研究対象とし、一年目ではOrchestre national de jazzで働く方々、二年目ではFestival Jazz sous les pommiersの方々にインタビューをし現地調査を行いました。
② 講義
文化経済学・音楽分析など複数の座学科目があるなかで、実際に音楽イベントを企画する実践的な講義もありました。一年目ではアルツハイマー患者の老人ホームにおいてクラシック音楽のコンサートによる音楽療法のイベントを行い、二年目では日本、フランス、そしてモロッコの指揮者・作曲家を招いての現代音楽のイベントを行いました。
③ インターンシップ
一年目では、パリ室内管弦楽団のライブラリアン(楽譜の管理・準備をする人)のアシスタントとして四ヶ月半研修をさせて頂きました。リハーサルやコンサートの舞台準備も担当していたため、パリフィルハーモニーやシャンゼリゼ劇場等、大きな音楽機関の裏側も知ることが出来ました。二年目においては、ジャズとクラシックのミュージシャンからなるアンサンブルの事務担当アシスタントとして四ヶ月間研修をさせて頂きました。