留学内容
私は国際協力の世界に興味があったため、私の留学のテーマは「アジアの貧困と格差とその現状と解決法を探求する」というものでした。アジア先進地域で最悪の格差社会である香港で9か月間交換留学を送ったのち、途上国のカンボジアで4カ月近く教育系NGOでインターンをしました。
香港ではCity University of Hong KongのAsian International Studies に所属し、主にアジアの政治経済の歴史について学びました。アジア特に東アジアの発展の歴史を学ぶことは、途上国発展の策略を考える上で非常に重要なため、マクロな視点で途上国支援の知見を得ることが出来ました。また同時にSocial businessについても学び、実際に香港の社会起業家のお話を聞くこともでき、起業の背景やビジネスチャンスの見つけ方やビジネスを維持する難しさを学びました。
カンボジアでは、教育系NGOで農村に住む貧しい子どもを対象に日本語と英語を教えるフリースクールの運営を行いました。カンボジアでは外資企業の進出が進んでおり、外国語を話せる人材が重宝されます。これまで日本で塾などで働いたことはありませんでしたが、試行錯誤をしながら生徒への語学指導、日本文化の伝達、教材作成を行い、生徒の語学力向上とその先にある貧困からの脱出のために汗を流しました。