留学内容
日本と同様、イギリスはフランスやスペインから多くの農産物を輸入しており、ヨーロッパの中でも食料自給率が低い国の1つです。そのイギリスにて農業経済を学ぶことで日本に何かを還元するというのが1つ目のテーマです。またネイティブや留学生同士の会話、そして現地での授業、課題、試験を通して英語スコアを向上させるというのが2つ目のテーマです。ハーパーアダムス大学では環境マネジメントという2年生のコースに所属しました。具体的には生態系を保護する政策について、大気や土壌や水質の汚染を測定する手法と環境基準について、収益を出しつつ計画的に森林を管理している事例について、廃棄物処理や再生可能エネルギーについて、などといった内容を学びました。「実戦力」を重視していて、授業では統計データの分析やフィールド調査も行いました。結果としては、やはりイギリスの経済や政策は現地の実情に即したものが多く、日本では日本独自の制度を考えていく必要があると感じました。ただもちろん参考になったことも多く、例えばヨーロッパでは100万人単位の市民団体がいくつも存在していて政策決定に影響を与えていること、林業では徹底した機械化と情報化で低コストを実現していること、などが日本にも応用できそうです。アイエルツのスコアが留学前後で6.5から7.5に向上し、履修したすべての講義で単位を取得することができました。