留学内容
国立パリ建築大学ラヴィレット校に留学し、フィールドワークと実習を通して、都市状況の的確な読解力と、都市状況と相関する建築・都市デザインを学修しました。
フィールドワークでは、パリ北東部およびその周辺郊外の旧工場地域にて廃墟となった工場や鉄道駅などを再活用する芸術文化活動を参与観察し、地域の変様を考察しました。フィールドワークにて得た知見は今後の修士論文に役立てる予定です。
設計実習は、同じくパリ北東郊外を敷地とした授業を履修しました。まず、前述のフィールドワークに加えて、対象敷地周辺の地域について調査し、プレゼンテーションを行いました。その後、それらの調査を元に、個人での制作となる第一課題、三人グループによる第二課題にて建築の提案を行い、最終発表会にて教官、地域住民の前でプレゼンテーション、議論を行いました。
その他の活動として、”芸術鑑賞”と”建築を巡る旅”をしました。フランスの学生は美術館の入館料がほぼ無料なので、留学中数多くの美術館を訪れました。また、休日を利用してヨーロッパ各国の建築を見て回りました。そこでは目当ての建築だけでなく、その周縁の都市、文化、自然、人々との出会いと学びがありました。