留学大図鑑 留学大図鑑

伊藤ルイ

出身・在学高校:
和光国際高校
出身・在学校:
武蔵野美術大学
出身・在学学部学科:
芸術文化学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年10月29日 初回執筆日:2018年10月29日

アート・社会・人を繋ぐ キュレーター 

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ国立高等美術学校
  • フランス
  • パリ
留学期間:
12ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円
  • 地域自治体等のもの 200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学先の、フランスのパリ国立高等美術学校(通称:ボザール)は、1648年に建築物の美術工芸や装飾を担当させる人材の育成のために作られた芸術アカデミーが前身としてあり、現在では、彫刻や絵画に加えて、映画やメディアを専攻など幅広い分野で学ぶことが出来ます。学科は無く、生徒が教授のアトリエに所属する伝統的な教育カリキュラムが取られています。
半年間、2つの工房とアトリエに通い「表現と技術」に向き合い「ボザールには、最初に、表現・アイディアがあり、それを制作する上で必要な技術を学びに行く」という、日本とは真逆のプロセスだということを知り、そこから様々なアプローチ方法で制作しました。さらに、私も前期と後期の1月と今月4月に、交換留学生との展覧会を企画しました。また、6月にパリの現代美術館:パレ・ド・トーキョーで行われた「こども時代」展のインターンシップを行いました。具体的な仕事内容は、「子ども時代」展の展覧会企画に向けて、キュレーターのアシスタントとアーティストの通訳・制作サポートです。アシスタントの経験として、展示室の照明の問題で日本人アーティストとフランス人キュレーターで意見の食い違いが生じた際に仲介役となり、アーティストの思いやコンセプトを尊重しながら、全体の調和を取る役割を果たしたことで、展示空間を作り上げるキュレーターの役割、意義に気付くことが出きたように感じています。   

留学の動機

キュレーションを制作から展覧会を通して学び、アートが大きく影響を与えてきたパリの文化と社会の構造を考察したいという思いがありました。具体的には、作品を制作し、コンテクストを持った展示を生み出すという、ボザールで行っている教育カリキュラムの一連のプロセスを体験し、キュレーションと作品の関わりを考察することと、学生と作品を学外で展示し、アートを通して社会と関わりを持つことです。

成果

留学の前期期間は、作品のように可視化しにくいキュレーションの学びに自信が持てず、焦りを感じながら展覧会を見て回りました。ようやく留学最後の2ヶ月のインターンを通して、今までの経験が少しずつ繋がり、全体を通して、深いキュレーションの学びが出来たと感じています。

ついた力

多面的に見る力

経済学や社会学、地学を学ぶそれぞれ違う専門分野を持った友達と展覧会に行き、意見を交換したことで、どの分野も互いにつながっていることを改めて実感し、未知なものに飛び込み様々な体験を積み重ね「視野を広げること」から、これからは、判断軸や物事を捉える観点を高くすること「視座を高めること」の重要性に気づくことが出来ました。 

今後の展望

キュレーターになり国際的に活躍したい

留学スケジュール

2017年
8月~
2018年
7月

フランス(パリ)

8月  滞在していた寮でトビタテ生に出会う!!
9月  フランスのパリ国立高等美術学校(通称:ボザール)留学スタート
10月 アトリエの面接試験
11月
12月 ホストファミリーに3年ぶりの再会in Lyon
1月  展覧会企画
2月
3月 
4月  展覧会企画
   
5月 イタリア。レッジョエミリア研修 美術教育
   留学先 授業終了
6月 インターンシップ
7月 インターンシップ
    帰国

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

69,000 円

生活費:月額

- 円

学内
留学生との展覧会にて
アトリエ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

69,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

3年前の大学1年生の夏に抱いた夢に、留学中に一歩近づけたこと!
パリの現代美術館"Palais de Tokyo "でのインターンシップ経験

インターンシップにて、お世話になったキュレーター方と

たくさん挑戦する

  • 費用 : 奨学金

いくつかの奨学金に応募しました
奨学金を申し込む際の小論文や留学計画を通して、留学目的や活動、学びが深まり一石二鳥!

留学前にやっておけばよかったこと

・語学
・日本、留学先を知っておくこと

これから留学へ行く人へのメッセージ

努力した分だけ、たくさんのチャンスが待ってると身をもって感じました!