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鈴木政広

出身・在学高校:
愛媛県立川之江高等学校
出身・在学校:
九州大学、メルボルン大学大学院、グリフィス大学大学院
出身・在学学部学科:
法学部、修士課程(犯罪学)、博士課程(犯罪学)
在籍企業・組織:
グリフィス大学

留学に関する質問・ご相談は何らかの形でコンタクトしていただければ、可能な範囲でお答えさせていただきます。


最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日

学位(修士・博士号)取得のための留学

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • メルボルン大学大学院社会・政治科学研究科修士課程(犯罪学)/グリフィス大学大学院犯罪学研究科博士課程(犯罪学)
  • オーストラリア
  • メルボルン・ブリスベン
留学期間:
7年
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<IELTS7.0> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

留学を決断した主な理由は学位取得です。慣れない英語に四苦八苦しながらも、まずは修士号を取得することができました。既に修士号の際に留学を経験していたのですが、博士課程においても初めての講義(チュートリアル)担当やデータ収集でのトラブルなどといった様々な経験を経ながら、博士論文の提出へ向けて研究を進めています。

留学の動機

大学3年生のときに刑事政策(犯罪学)の講義を受講し、もっと学びたいと思い立ちました。調査したところ、日本では犯罪学を体系的に学べる大学院は(ほぼ)なかったため、留学を決断しました。オーストラリアを選択したのは、研究テーマに選んだ修復的司法の発祥の地の1つとも言われ、研究が盛んであったからです。

成果

修士課程で得た成果は英語でやっていく力を付けたことです。博士課程で得たものは、修士課程で身に付けた能力、特に研究スキルを向上させたことです。

ついた力

あきらめ力

事務手続きの面でしょうもないトラブルに遭遇することが多々ありました。そこから得た教訓はどうしようもないことはどうしようもないので、あきらめて生活することです。なぜなら、他の人も同様の問題に直面している可能性が高いので大丈夫だからです。

今後の展望

もともと研究職を志望して留学を決断したのでは博士号取得後は研究職を探す予定です。

留学スケジュール

2011年
7月~
2013年
8月

オーストラリア(メルボルン)

メルボルン大学へは修士課程(犯罪学専攻)で留学しました。2年間の課程のうち最初の1年間は院生用の寮で生活し、後半の1年間は大学で知り合った友人(カンボジア人)とシェアルームをしました。大学の講義に関してですが、事前に指定された文献に基づいて議論をしていくというセミナー形式が多かったと記憶しています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

メルボルン大学のキャンパスの風景
卒業式の会場
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2014年
2月~
2019年
4月

オーストラリア(ブリスベン)

グリフィス大学へは博士課程(犯罪学専攻)で留学しています。キャンパス内にある院生用の寮に空きがなかったため仕方なく1年間の契約で学部生用の寮で生活しましたが、騒々しかったので半年も経たないうちに退寮を決断しました。それから現在に至るまでは1人暮らしをしています。所属先の博士課程ではコースワーク(講義)が無く、出願の際に提出した研究テーマ・プロポーザルに沿って研究を進めていくこととなっています。博士課程の院生には共用のオフィスに専用のデスクとパソコンが与えられ、プリンターも(基本的に)無制限で使用できるようになっています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

共用オフィスがある建物
専用のデスクとパソコン
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

日本のことが、とても好きになった瞬間

帰国するたびに実感しますが、やはりご飯がおいしいです。一時帰国の予定が近づくにつれて、今回はどのようなものを食べようかと考えることになります。

一時帰国した際に食した牡丹鍋と川魚の塩焼き

留学後に海外からの出願

  • 費用 : 奨学金

博士課程においては大学から奨学金(3年間の授業料・生活費・保険料プラス最大6ヶ月の延長可)を頂いていたのですが、データ収集のトラブルにより3年間以上にわたって待機せざるを得なくなったため、博士論文提出までに奨学金が切れることとなりました。そこで海外から、かつ、既に課程在籍中でも出願できる奨学金を探して応募することとしました。そして、JASSOの海外就学奨学金(大学院)に採択されました。このように、既に留学中でも出願できる奨学金は数は少ないものの存在するので、あきらめずに探して応募してみることが重要です。

オーストラリアの大学・大学院出願におけるエージェントの利用

  • 留学先探し : 大学院

修士課程の出願にあたっては大学が指定するエージェントを利用しました。オーストラリアの各大学では留学生を獲得するため各国に留学エージェントを指定しており、無料で利用することができます。エージェントを利用することで、出願の漏れを防ぐことができます。ちなみにICC国際交流委員会を利用しました。

留学前にやっておけばよかったこと

英語(語学)能力の向上です。各大学が指定している語学試験の基準は留学をするにあたっての最低限必要な能力を示したに過ぎません。英語(語学)能力は高ければ高いことに越したことはありません。そして、どう足掻いてもネイティブに勝ることは無いので、留学(中)後も英語(語学)能力の向上に努めることが必要です。

留学を勧める・勧めない理由

犯罪学に限って言えば、最先端の研究は英語で英語圏の文脈で発表されることが多いので、研究者としてのキャリアのスタート地点でそれらの慣れることができたのは良かったと感じています。しかし、留学後研究職での帰国を考えている場合は不利になることも否めません。オンライン応募が(多くの場合)認められていないため、応募書類の郵送費用と面接のための往復旅費がかかるからです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学の体験談というと成功した話ばかりが持て囃されますが、その影で当初思い描いていたものとは違う結果になった人が少なからずいます。言語や文化など様々なことが異なる国で生活・勉学・研究するというのは大変な困難が伴うことであり、人によってはどうしても合わないことがあります。その場合は気にすることなく帰国しましょう。ただ単に合わなかっただけであり、それ以上でもそれ以下でもありません。