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高階 空也

出身・在学高校:
大阪府立三国丘高等学校
出身・在学校:
神戸大学
出身・在学学部学科:
農学部 資源生命科学科
在籍企業・組織:

・森林資源学を専攻しています。トビタテでは【森林管理】と【陸上環境保全】をテーマに留学しました。ご質問のある方はFacebookでご連絡頂ければお答えできると思います:)


最終更新日:2020年07月07日 初回執筆日:2020年07月07日

パースで森林管理と環境保全について学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 西オーストラリア大学 Environmental Science
  • オーストラリア
  • パース
留学期間:
9ヶ月
総費用:
2,300,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,330,000円
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 450,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<IELTS 6.0, TOEFL ITP550> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

国立公園の数が多く環境保全への配慮が高いオーストラリアのパースで、森林管理と環境保全について学ぶため9ヶ月間留学しました。日本の停滞した森林管理の対抗策となるヒントを探したい、また日本だけでなく世界の森林を保護したいという想いが最初のきっかけでした。交換留学先もオーストラリアで環境学が有名であり、最も研究資金が高い西オーストラリア大学を選びました。
実際に行ったことは、⑴【国立公園でのBushland careボランティア】⑵【企業で林業インターンシップ】⑶【環境生態系に関わる研究室に所属し、PhD studentの研究補助員】を行いました。
⑴日本にはない視点からの公園森林管理を学びました。
⑵大規模な樹木プランテーションを用いた樹木の伐採から木材の製材まで学ぶことができました。また日本企業の駐在員の方もいらっしゃり、木質チップに加工後の輸出プロセスまで勉強しました。
⑶様々な角度からの環境保全の基礎知識、またその実践的な研究手法を学ぶことができました。

留学の動機

「英語力の向上」と「環境分野の知識の蓄積」です。まず将来海外で働くことを視野に入れていたので、ネイティブと議論できるだけの英語力は身につけたいと考えました。また専門を勉強する上で、日本の外から見える考え方もあると考え、留学することを決めました。

成果

英語力、専門分野への知識はもちろんのこと、世界中の様々な人種や背景を持った人々と関わること機会がありました。そこで多様な価値観、知識、世界的な人種問題を肌で実感することができ、日本の中では他人事であった諸問題が当事者と共に考えることができ、視座が高くなったと思います。

ついた力

行動力

とにかく自分で全ての計画を立てる過程を経て、どんな真新しいことでも0から行動を起こす積極的な行動力が身につきました。主体性を持って行動できるこの力がついたことは大きかったです。

今後の展望

将来は私自身の専門を活かすもしくは多くの価値観を経た経験をもとに様々な分野でも活躍したいと考えています。海外の第一線で日本のために、また世界のために仕事や活動ができる環境に身を置きたいです。

留学スケジュール

2018年
2月~
2018年
11月

オーストラリア(オーストラリア(パース))

オーストラリア(パース)の西オーストラリア大学に留学しました。交換留学中に同時並行で【国立公園ボランティア(毎週一回)】【林業企業インターンシップ(冬休み3日間)】【PhD student研究補助員インターンシップ(毎月10回ほど)】を経験しました。私の専門(森林学)に関する膨大な知識を得ました。また多様な人々が生きるオーストラリアの学生寮での生活で、人種や多様な価値観に触れる機会があり、大きく人として視野が広がり成長できたと感じます。

費用詳細

学費:納入総額

270,000 円

住居費:月額

1,570,000 円

生活費:月額

- 円

項目:プライベート費用

300,000 円

調査風景:国立公園の樹木年輪調査
農場実習の風景:大麦
費用詳細

学費:納入総額

270,000 円

住居費:月額

1,570,000 円

生活費:月額

- 円

項目:プライベート費用

300,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

学生寮で食事をする際毎回様々な学生とお話ししていました。その際のディスカッショントピックがなかなか面白いものが多くあり、日本では起こりえない議論も数多くしました。例えば、「人種問題」「冷戦時代の秘密都市」についてなど。常に起こりうる議論に対して、海外の方々は皆1つ自分の意見を持っていることに感動しました。意見を持ち全ての行動に結びつける姿勢は大きく学ばせていただいた姿勢でした。

学生寮の様子

大変でも、辛くても、苦境に向き合わないと成長はない

  • 語学力 : 英語

訛りのある英語をオーストラリアでは話します。留学初期は現地の学生が何を話しているか全くわかりませんでした。そのため気持ちが人生で一番と言っていいほど落ち込んだと思います。
ただ、留学が始まってからは「英語を勉強するために留学したこと」を忘れず、また苦難に向き合わないと絶対に成長しないという想いから、ネイティブの学生と常に学生寮でのご飯を食べることを意識しました。欧米は欧米、アジアはアジアで固まってご飯を食べがちな雰囲気がありましたが、その壁を壊さないとオーストラリアに来た意味がないと思い、どんどん現地の学生のグループに入って行きました。
結果的に、そのおかげで英語はとても伸びたと思います。最終的には、ネイティブの集団での議論にも参加でき、英語がネイティブではない学生との議論の中では私が一番議論を引っ張れるほどの英語力が身についたと思います。
帰国子女でもなく元々英語が大嫌いだった私の中で、ここまで英語が伸びたのは驚きですが、そのために行った努力は結果を裏切らないと感じました。

留学前にやっておけばよかったこと

言語の勉強(自分が思っているよりも勉強して損はない)

留学を勧める・勧めない理由

知らない世界に飛び込む経験は、確実に私たちの想像を超え、視野を広げてくれる

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しいことばかりではないと思いますが、学生だからできることがたくさんあって、その中で努力できる貴重な時間だと思います。留学が全てではないと思いますが、留学は人生にとって大きな思い出であり経験になると思います。楽しんで頑張って下さい〜!