留学大図鑑 留学大図鑑

たくみ

出身・在学高校:
熊本高等専門学校 熊本キャンパス
出身・在学校:
電気通信大学 大学院
出身・在学学部学科:
情報理工学研究科 基盤理工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年02月06日 初回執筆日:2019年02月06日

半導体研究所での研究インターンシップ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • IMEC (Interuniversity Microelectronics Centre)
  • ベルギー
  • ルーベン
留学期間:
2か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 570,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC735> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC845>

留学内容

今回私は私の研究分野である量子が今後の世の中でどのような立ち位置を期待されているのか、自分はどのようにその要求に対応できるのかということを知るべく、IMECという半導体研究所の量子コンピューティンググループにおいて2か月のインターンシップを行いました。
量子コンピュータはSociety5.0実現のための重要技術の一つであり、今後の情報インフラの根幹を担う技術と期待されています。量子コンピュータに関しては現在IBMやGoogleといったIT企業が主権をとるべくそれぞれの強みを生かした研究開発を行っています。その中でも今回半導体を用いた実現を目指しているIMECに縁あって受け入れていただけました。
IMECは世界中の企業と提携し研究活動を行っている企業で、世界中からトップクラスの研究者たちが集まっています。そこで実務に当たることで、海外で働くということ、量子コンピュータの今後といった多くの知見を得ることができ、とても良い経験となりました。

留学の動機

人並ですが、将来海外で働くことに興味があり、実際に研究者として海外で働くということがどういうことなのか知りたいという希望がありました。加えて、自分が今研究している分野がどのような将来に向かって進められようとしているのか、企業というより社会に近い環境において研究を行うことで流れを実感できればと思い、留学を計画しました。

成果

研究インターンシップということで一つのテーマに沿った研究を行いました。2ヶ月間という時間の制限もあり、当初予定していた目標の全てを達成することはかないませんでしたが、研究成果として形となる段階まで何とかこぎつけることができました。インターン先の上司にも学びのサイクルが非常に速いとの評価を受けることができました。

ついた力

課題解決力

留学当初は初めての研究内容に右も左もわからない状態でしたが、自分で学び、人と学びを共有するというサイクルでより理解を深め、研究を進めることができました。留学先ではコミュニケーションが盛んにとられており、課題解決にはアウトプットも重要であることを確認できました。

今後の展望

インターンシップではIMECで働かれている日本人の方とも話す機会があり、自らの視野を広めることができました。研究で得た知見とそれらのお話を踏まえて、将来をどうするか現在考えている最中です。派遣先には尊敬できる方々が大勢いらっしゃり、そういった方々とまた仕事ができればと思っています。

留学スケジュール

2018年
8月~
2018年
10月

ベルギー(ルーベン)

国際的な半導体の研究機関であるIMECにおいて、量子コンピュータ技術に関する研究インターンシップを行っておりました。従来のコンピュータと比較して超高速に演算が可能な量子コンピュータには未だ動作に不安定な要素が存在し、安定化に向けて企業や研究者がそれぞれのアプローチで実現を目指しています。留学先のIMECにおいては、強みである半導体技術が用いられており、量子コンピュータを実現するための基本的な素子の設計と作製、評価が行われていました。私は中でも設計に関して、安定動作に適切なデバイス構造のシミュレーションを行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

- 円

2か月間研究を行ったIMECの外観
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

50,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

私の研修先は世界中の半導体関連企業と共同で研究を行っている研究所でした。そのため、日本も含めた世界中の半導体技術者が集まっており、世界的に見た半導体業界の今後や日本の半導体企業についてお話を伺う機会がありました。加えて、研究者としてキャリアを積んできた方々と話す機会がたくさんあり、その経験から研究者として生きることに関するアドバイスをいただくことができました。今回そのような環境に身を置くことができ、今後グローバルに活躍できる人材となり日本に貢献するために、自分はどうすればいいのか考えるいい機会となりました。

滞在中はベルギービールも堪能できました。

とりあえずメール

  • 住まい探し : 一人暮らし

留学中の滞在先については多くの人が悩む所だと思います。滞在先によって家賃の相場は大きく変わりますが、みんな安く済ませたいのではないでしょうか?私の場合も研修先が提示してくださった寮の家賃が結構高く、困りました。
解決案としては、滞在場所付近の不動産屋・仲介業者に兎に角連絡を出すことです。ネットで検索すれば業者の情報は得られると思いますので滞在可能な物件を尋ね、リストアップして、その中で吟味することができれば多少満足のいく物件探しができると思います。
私の滞在先は学生アパートのようなところで、大家さんと直接メールのやり取りをし、契約しました。大家さん家族には非常によくしてもらい、滞在中心強いサポートを受けることができました。
とりあえず行動を起こして情報を集めまくってください。もっといい物件が見つかるかも。

大家さん家族との一枚

これから留学へ行く人へのメッセージ

海外に少しでも興味があれば深く考えずに一度留学をしてみましょう。
留学しない理由はいくらでも出すことができますが、いろんな人に相談してしっかり考えればつぶせる問題であることが多いと思っています。
留学することで日本国内外それぞれの良い点悪い点が見えてくると思います。その知見の上で是非海外と日本を比較し、今後自分たちが日本を盛り上げるにはどうすればいいのか考えてみてください!