留学内容
私は「グローバルな研究者になるために、海外に挑戦!」というテーマで、フランス、リヨン第一大学付属研究所内の研究室で研究活動を行いました。そもそも私は、理系で海外に興味がある、グローバルに活躍したいという思いが以前からありましたが、修士で合成系の人間が研究留学したという前例はなく、『留学することのメリットデメリット』や、そもそも『グローバルな研究者』という明確な手本が身近にありませんでした。また、大学内の留学プログラムもなく、奨学金も不十分なものでした。しかしそこで諦めるのではなく、前例がないなら私が前例となれば良い、私が留学することで、メリットデメリットが明らかになり、後に続く人が現れてほしい、という一心から、トビタテを利用して留学することを決意しました。実際にフランス、リヨン第一大学にある研究施設であるLAGEPに3か月滞在し、自分の専門である高分子微粒子の作製と、滞在先の専門であるバイオイメージング用診断などへの応用を組み合わせたテーマで研究を行いました。また、現地で英語での研究交流を行ったり、特技の日本舞踊を披露したりするなど、研究活動以外の文化交流にも積極的に取り組みました。