留学内容
ヨーロッパの広域な騒音評価に積極的に用いられているNoise Map手法を学び,日本の騒音評価手法を改変したいという思いで留学を行った.留学前より日本におけるNoise Mapを用いた道路交通騒音の広域予測手法に関する基礎的研究を行ってきており,この度ご縁があってゲント大学のDick Botteldooren教授のもとで10か月間彼の研究に携わった.教授は現在も行われているヨーロッパでの広域な道路交通騒音評価のプロジェクトに着手しており,そのなかで対象地域の実測値とNoise Mapを用いた予測結果とを比較する作業をやらせていただいた.予測計算は、プログラミング言語のPythonとGIS(地理情報システム)を用いて行った.またほかの比較対象として,ヨーロッパの広域な騒音評価で主流な計算ツールであるSoundPLANの計算結果とも比較し評価を行った.