留学内容
近年欧米を中心に盛んに行われている、市民コミュニティがITを活用して社会の課題解決を行うシビックテックという活動を海外で学び、日本のシビックテック改善に生かすヒントを得ることを目的として留学しました。
私の留学は3段階に分かれており、まず2018年4月からはアメリカ留学に向けた語学力とITへの理解を高めることを目的として、インドのバンガロールに拠点を置くKemuri TechnologyというIT企業で技術者としてインターンシップを行いながら、現地の語学学校で英語を学びました。インド留学終了後には台湾でアジア最大のシビックテックイベントであるg0v summitへの参加とプレゼン発表を通じて国際的なシビックテック、特にアジアでの取り組みを学びました。台湾でのイベント終了後にはアメリカのサンフランシスコに拠点を置きシビックテック活動を行うNPO組織であるCode for Americaの活動に3ヶ月ほど参加し、アメリカ国内のシビックテックが盛んに行われている10都市で実践者へのヒアリング調査や質問紙調査、参与観察などのフィールドワークを行いました。
初めての海外留学であり、またインターンシップと社会調査というカリキュラムが無い活動を軸にした留学であったため思うように成果が出ず大変なことや孤独を感じることも多くありましたが、自分の力で前に進む力が身についたと感じています。