留学大図鑑 留学大図鑑

手塚雄一

出身・在学高校:
都立南平高等学校
出身・在学校:
創価大学
出身・在学学部学科:
理工学部 共生創造理工学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年07月07日 初回執筆日:2020年07月07日

東南アジアの環境問題解決への第一歩!

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 語学学校、NGO団体
  • インドネシア・タイ・フィリピン
  • バギオ、スマラン、ハジャイ
留学期間:
7ヵ月間
総費用:
900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC500点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC750点>

留学内容

フィリピン
語学学校で勉強に励みました。また、休日を利用し、現地住民に身近な問題について聞き込み調査をしました。そこで「日本人を含めた観光客から始まったゴミの不法投棄」という意見が多々ありました。そのため、日本人の印象も変えようと日本人を集め、「住民の不法投棄への意識を変革し、行動を改善する」との目標を定め、地域の清掃活動に励みました。
インドネシア
主にマングローブ植樹の活動と小学校での環境教育に取り組みました。またプロジェクト場所ではゴミ問題に大きく課題意識を持ちました。そのため、スタッフの人と話し合い、村の教育現状の悪さのため大人がゴミの不法投棄を気にしない、そのため「子どもにゴミに関する教育をして村の将来を変えよう」という目標で、許可を頂き村にある小学校でゴミ拾いなどゴミに関する教育に励みました。
タイ
有機栽培の農業のボランティアをしました。環境に配慮したプロジェクトのため、全て手作業で何もない場所から野菜畑を作りました。どのようにしたら環境に優しいかを考え、ペットボトルや車のタイヤなどをポットに使うなど再利用をにするなどとにかく環境に配慮した。また、間に子供たちの教育ワークキャンプに参加し、教育活動にも励んだ。


留学の動機

大学1年次に2週間フィリピン研修に行き、出会った現地の方々が家族のように私を支えてくださり、その人間性に感銘を受けました。その反面で、現地の貧困問題や環境問題に大きく課題意識を持ちました。この気持ちから「発展途上国に貢献したい」という夢ができ、もっと発展途上国を知りたいと思い留学を決意しました。

成果

留学を通して「小さなことでも挑戦すること」の大切さを実感しました。塵も積もれば山となるとよく言いますが、1人から始めた活動でも、誠意と熱意があれば、多くの人々に影響を与えることができます。一生懸命に諦めずに物事に取り組むことが大切であると思います。

ついた力

人を巻き込む力

どんな小さいことでも、一生懸命頑張れば、その熱意が相手に伝染します。フィリピンでもインドネシアでもタイでも、しっかり自分の気持ちを伝え、一生懸命行動すれば、気づいた時には現地の住民の方々も、私の取り組みに協力してくれました。私は何かにおいて、知識や技術に長けているわけではありませんが、強い熱意で多くの人々を巻き込み、活動をしました。

今後の展望

私は今回の経験より国際協力への思いが一段と強くなりました。今後は開発コンサルタントとして、発展途上国のあらゆる環境問題に尽力していきたいと考えています。

留学スケジュール

2018年
4月~
2018年
6月

フィリピン(バギオ)

ここでは語学学校に通いました。また、語学の勉強に励む中で休日を利用し、現地住民に身近な問題について聞き込み調査をしました。そこで「日本人を含めた観光客から始まったゴミの不法投棄」という意見が多々ありました。そのため、この街をきれいにしたい、そして日本人の印象も変えようと日本人を集めました。集ったメンバーで「住民の不法投棄への意識を変革し、行動を改善する」との目標を定め、地域の清掃活動に励みました。その結果この活動が現地のSNS記事に取り上げられ、住民の意識を変革できました。また、現地の民間清掃団体もでき、行動改善にも繋がりました。

費用詳細

学費:納入総額

370,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

地域での清掃活動!
語学学校で日本文化のエイサーとよさこいを披露しました!
費用詳細

学費:納入総額

370,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

2018年
7月~
2018年
8月

インドネシア(スマラン)

イスラム教の村でのマングローブの植樹活動と地域の小学校での環境教育に取り組みました。この村では何よりゴミ問題が悲惨でした。大人の方々はこの問題に対して非協力的であったため、子供たちのゴミ教育に力を入れることを決意し、活動しました。また、同時に子供たちに村の未来や彼らの未来を自身の将来を考えさせる企画も行いました。

費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

10,000 円

子供たちへの教育活動
マングローブ植樹活動
費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

10,000 円

2018年
9月~
2018年
10月

タイ(ハジャイ)

有機栽培の農業ボランティアに参加しました。環境に配慮するために化学肥料や農薬を利用しないこと、ゴミの再利用などを取り入れることなど工夫をしながら1つの畑を作り上げました。また、子供たちへの教育の機会を頂き、日本の文化を教える取り組みなどをしました。

費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

10,000 円

作り上げた畑
子供たちに「おにぎり」作りのワークショップを開いた時の写真
ハジャイ大学でボランティア宣伝と日本文化エイサー披露
費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

10,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

インドネシアのホームステイ先の方々に本当の家族のように暖かく接して下さいました。行く前はイスラム教の村と聞いて少し緊張していましたが、この家族とお会いしてイメージが180度変わりました。常に優しくて、何事にも意欲的で本当に尊敬できる方々でした。実際、私はボランティアとして来たのですが食べ物と環境に慣れず、最初は体調不良でほとんど動けませんでした。そんな私を本当の家族のように心配し、看病して下さいました。一週間で体調は回復し、私は「本当に申し訳ありません」と謝ったのに対し「私達はあなたの第二の家族なんだからあたりまえでしょ!」との言葉を頂き、私は絶対にこの方々を今以上に幸せにしたいと強く決意しました。しかし、目の前に広がる大きな問題に対し、ボランティア活動に尽力したものの根本的な解決に到りませんでした。私は非常に悔しい気持ちで溢れましたが、その家族の方々に「本当に素敵なボランティアでした。またいつでも来てほしい」と言われ、自分自身の知識と技術を磨き、また恩返しにここに戻ると誓いました。

大好きな第二の家族
大好きな第二の家族

自ら考え自ら行動する!

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

就職活動では留学は有利に見えますが実はそんなことはありません。確かに語学力の面では、あるに越したことはないでしょう。しかし、普通の留学は誰でもできます。大事なのは留学でのプロジェクト内容でなく、自分がどのような考えを持って、どのような行動をしたかです。私自身はフィリピンで語学学校に通っていた際に、国際協力がしたいとの気持ちで同時に取り組んだ地域清掃活動が現地の住民に大きな影響をもたらしたことが就職活動の際に高く評価されました。どんなに小さな活動でも、それが自分自身の成長に繋がります。なのでぜひ留学中に自分だけの行動をしてみてください!

留学前にやっておけばよかったこと

・語学の勉強を予め取り組むこと
・日本について、もっと勉強すること

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧める。
留学が自分の将来の夢の通過点である人、留学での目的が明確である人には強く勧めます。実際に海外で活動することで新しい価値観や視野が広がります。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は決してイメージ通りではありません。辛いことや苦しいことが多く、悩むことが多々あるでしょう。しかし、自分はなんで留学をしているのかという目的意識を忘れずにいればどんな困難な壁も乗り越えることが出来ると思います。頑張ってください!