留学大図鑑 留学大図鑑

あまね

出身・在学高校:
立命館宇治高等学校
出身・在学校:
早稲田大学
出身・在学学部学科:
国際教養学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年09月03日 初回執筆日:2019年09月03日

教育から世界を変える国際協力

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マンチェスター大学
  • イギリス
  • マンチェスター
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,690,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

・開発学: 開発学を軸に、政治経済、文化人類学、社会学をメインで取っていた。その中でも、教育にフォーカスを置いてジェンダー、raceについても学んだ。
・多様性に溢れる学生との意見交換: 授業内の議論で、育ってきた環境によって経験してること、価値観が全然違っていて、議論をしていて、すごい面白かった。また、各国からくる友達に、彼らの母国の教育システム、イギリスや日本との違い、それに対する意見を交換することができた。
・現地NGOボランティア: 現地のSALVE International という教育でウガンダのストリートチルドレンをサポートするという方針を元に活動しているNGOでボランティアを行なった。
・ヨーロッパ旅行での学び・比較: ヨーロッパを旅行して、現地の生活を見て、race, genderや教育面を垣間観ることができた。街を歩いてる際に、アジア人と馬鹿にされたり、マンチェスターであまり感じることのなかったraceという壁を感じた。
・日本発信プロジェクト: 日本食パーティ(おにぎりアクション、お好み焼き、ちらし寿司など)を計4回実施。日本サークルで日本語授業の先生のボランティア。週1で通年行った。日本祭りでのボランティア。「日本ブランド」の価値を強く感じたと共に、誇りに思うようになった。

留学の動機

海外に出て、色々な人たちと触れ合い、もっといろんな価値観に触れたい、留学を決意。また、日本では勉強できるところが少ない国際開発学を学びたいと思っていた。特にイギリスのマンチェスター大学は、世界でもトップレベルの研究をしており集まる学生たちもレベルが高いと聞いていた。その中で、同じ土台で学ぶことで、私自身が学ぶこと・刺激も多いだろうと思い、自分の成長のためマンチェスターに留学することを決めた。

成果

留学全体を通して、自分自身を見つめ直す機会になった。私自身も日本人としての思いやアイデンティティを強く感じることもあった。どれほど私の身近にあった「普通」のものが、他の人たちからみるとバイアスや差別だと感じるのだと実感した。様々な分野を様々なバックグラウンドを持つ人たちと一緒に学び、議論することで、物事について考え直すことができ、違う文化や分野から物事を見ることを学べたのが大きかった。

ついた力

自立し臨機応変に動く力

普段の生活から病院に行く時や、お金の管理など緊急時も全て自分で対応していたことから、自分でしっかりと考えて行動するようになった。特に、留学先で財布をすられてしまった時は、自ら警察にも行き状況を説明して盗難届を出してもらったり、保険会社に連絡して保険の手続きも行った。このような緊急時も焦らずに落ち着いて、やらなけらばいけないことは何かを判断し行動することができるようになった。

今後の展望

留学で社会学方面からの開発を中心に学んでいたが、開発を考える際に政治経済も避けては通れないと強く感じ、帰国後は経済方面からの開発について深く学びたいと思う。さらに、色々な分野の方とお話しし自分が何ができるかじっくり考えたい。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
6月

イギリス(マンチェスター)

開発学を軸として、文化人類学、社会学の中で教育やジェンダーを中心に授業を取っていた。授業では、コンセプトや基礎から、それを用いて、現在の国家政策・国際機関を批判的に分析議論し、開発を政治経済、教育、ジェンダーなど様々な方面から見る力を養うことができた。特に、文化人類学の観点から、開発に置ける文化や人たちの重要性と国際開発の衝突と難しさを実感した。教育の分野では、教育がどのように社会に影響を与え、人々の人格やアイデンティティ形成に関わっているかという面でものすごく興味深かった。教育が持つ力というものは大きく、個々さらに社会全体を変えるきっかけになると感じた。大学寮では、イギリス人3人、アメリカ育ちインド人、イタリア育ちガーナ人、中国人というグローバルな環境でフラット生活をしていた。各国の文化の違いなども感じながら、ハロウィンやクリスマスなどにはフラットパーティを行い、充実した寮生活だった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

留学先のマンチェスター大学
フラットメイトと友達とのハロウィンパーティ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
11月~
2019年
6月

イギリス(マンチェスター (ウガンダ))

教育でウガンダのストリートチルドレンの生活を変えるという方針を元に活動しているマンチェスターにあるNGOでボランティアを行った。実際には、記事書いたり調べ物したり、SNS動かしたりという仕事を行なった。もともと、NGOの裏側を学びたかった私は、NGOがどのように資金集めをしているのか成り立っているのかなど具合的に活動に携わり、裏方の部分も学ぶことができた。特に私が関わっていたInequality Questionsというウガンダの子供達の素朴な疑問を毎月ディベートする企画は、世界各国の大人から子供まで様々な方からその疑問に対する意見を交換することができ、学びが大きかった。ウガンダの状況だけでなく、Inequalityとは何か、また先進国であるイギリスや日本のもまだまだInequalityというのは残っていて普段あまり気づいていないだけで、日々の生活のいたるところにあるのだと実感できた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ボランティアをしていた際のNGOの投稿
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

留学中に旅行をちょくちょくしていました。一番印象深いのは、モロッコ。イスラム教が強く感じられる生活様子でした。学校も未だに男女別のところも多く、仕事も男女によって大きく役割が違う様子が伺えました。あと、ここでも"Chino(中国人・中国)"って呼ばれて客引きされることにすごい違和感を覚えてしまいました。これだけ聞くと差別じゃないかって思うかもしれないのだけど、日本人としてのアイデンティティが強くなってきた留学後半、街中でこうやって馬鹿にされたように呼ばれて違和感を抱いたことに気づいた時、前よりも日本人という意識が強くなったなと実感しました。
また、砂漠ツアーの際に元遊牧民で現在はツアーガイドをしている青年と会い、話をしている中で開発が本当にいいのかと考えさせられる場面に直面した。特に文化人類学を学んでいる身としては、文化と開発、ジェンダーの関わりは複雑だなと深く感じた。

砂漠ツアーにて
元遊牧民のガイドと話した夜
モロッコといえば、青い町シャウエン

留学中にやってしまった、私の失敗談

留学中に携帯をスられました。しかも2回。旅行中とかではなく、マンチェスターの留学中、街中で。
これは相当ショックでした。これまで色々旅行もしてきて東南アジア、ヨーロッパとか色々行ってた割に、あっさり盗られてしまって、自分の危機管理能力の低さ、甘さを痛感しました。案外簡単にすられてしまうので、5秒くらいあればプロなら簡単と言われるくらいなので、本当に気をつけて欲しいです。
それと同時に、今まで日本という安全な生ぬるい環境で生まれ育ったんだなと実感しました。さらには、そこで自分でしっかりトラブル対処もしましたが、そこでの警察の対応が本当に適当で、まず信じてくれなくて苦労しました。改めて、日本のセキュリティの素晴らしさを感じました。

マンチェスター街中。週末にはもっとたくさんの人が。

友達100人できるかなー

  • 周囲の説得 : 恋人・友人

異国の地で1人で暮らすのに置いて一番心配なことは、友達作りかなと思います。私もはじめはすごく不安でドキドキしていました。しかし、一歩踏み出すと出会いの場や友達作りの場はたくさんあります。特に大学間での留学の場合だと、新入生や留学生向けのイベントがたくさんあるので、積極的に参加し声をかけることです。恥ずかしいかもしれませんが、その場にいる人たちはみんな友達作りに来てたりと、同じ立場です。だから、はじめはやりすぎかなと思うくらいハイテンションで積極的に行くことが重要だと思います。さらに、イギリスだとsocietyと呼ばれるサークルのような団体やスポーツチームも多いので、それを通じて交流の場を広げて行くのもいいと思います!みなさんも留学で一生につながる友達がたくさんできますように!

留学前にやっておけばよかったこと

学びたいこと、履修するような内容を事前に日本語で学んでおけばよかった。英語でいきなり学ぶにしてもボキャブラリーがなさすぎて一から学ぶのはすごく大変。また、留学先で使われているエッセイの書き方等もチェックしておくとよい。私は、ずっとアメリカ式で習っていたためイギリス留学先で初めて書いたエッセイがひどい点数となった。

留学を勧める・勧めない理由

機会があれば本当に勧めます!今まで見ていたものや価値観を疑うような体験がたくさんあり、自分自身の世界が大きく広がります。自分が動き出せば、必ず自分を成長させられるし、見えてくる世界も変わってくると思います!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学で、今までいたところから一歩踏み出すのは不安でドキドキもいっぱいあるかもしれません。でも、一歩踏み出す勇気で世界は変わります。留学中はどんどん積極的に行動して、ぜひ悔いのない留学生活を楽しんでください!