留学大図鑑 留学大図鑑

いなこす

出身・在学高校:
東京都立つばさ総合高等学校
出身・在学校:
東洋大学
出身・在学学部学科:
国際地域学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年10月08日 初回執筆日:2019年10月08日

ラオス唯一のラム酒会社を世界へ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Lao Agro Organic Indutries Limited
  • ラオス・フランス
  • ストラスブール・ヴィエンチャン
留学期間:
12か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,050,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

フランスで交換留学生として経済を学びながら、フランスにおけるお酒と人の関係性について調査をしました。次にラオスにあるラム酒メーカーでインターンシップをおこない、そのメーカーの販売戦略や工場見学ツアー改善を行い、世界に通用する企業として成長するために貢献を試みました。またお酒の基本知識を同世代に広めるために、日本で「酒育」という基礎飲酒リテラシーワークショップも実施しました。
以前からラオスのラム酒会社でインターンシップをしており、お酒と人との関わりというものに強く興味を持っていたからです。そしてこの留学を通して飲むためだけじゃなく、人を支え、文化を支えるお酒としての役割を理解し、ラム酒会社に貢献するための行動が出来ました。

留学の動機

以前同会社でインターンシップを行った際、自分に足りないスキルや知識を痛感しました。具体的には顧客との実践的なコミュニケーションの方法やそれに伴う語学力、そしてアカデミックなビジネス知識が自分には足りていないことをそのインターンシップを通じて知ることになりました。ですから今回このトビタテ留学を通じて、少しでもそれらを学ぶことをしたいと考え、留学を決断しました。

成果

フランスでは経済的観点から見た飲酒が社会や経済に与える影響をレポートを執筆し、他にはフランス国内で開催されたラム酒のイベントにも参加しました。ラオスでは工場ツアーのためのブローシャ―を作成しました。またお土産プロジェクトとしてはお酒をクッキーに混ぜたオリジナルクッキーを考案し、アメニティグッズではトートバッグやコースター作成に現地の人と取り組みました。

ついた力

粘り力

もともと突破力が取り柄で継続し続けることがあまり得意ではありませんでした。しかしラオスでのお土産プロジェクトではその自信が不得意とするところに向き合う必要がありました。私はプロジェクトリーダーとしてお土産企画を担当していたのですが、期間が設けられ、その期間内に完成が求められていたのでいかに妥協せず、みんなが納得する商品をつくれるかを必死に考え、自然と粘り力が身につきました。

今後の展望

今後はお酒ではなくデザインの世界で社会課題にアプローチすることを考えています。なぜデザインかというとこれからの世界は更にデザインの力が求められる時代になると思うからです。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
5月

フランス(ストラスブール)

東洋大学の交換留学制度でフランス・ストラスブール大学へ留学し、主に経済を学びながら人とお酒の関係性を学びました。当初の予定では次のインターン先であるラオスのラム酒会社に対するビジネスプラン提案のためにビジネスを学ぼうとしましたが、経済学部所属になったので少し方向転換をし、飲酒による経済的インパクトを調べることにしました。大学では経済的・社会的観点から飲酒影響を考察するレポートを執筆しました。またラム酒業界の動向調査をするために積極的にお酒のイベントに参加をし、市場の流れを掴みました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

フランス・マルセイユでラムフェスティバルに参加
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2019年
5月~
2019年
8月

ラオス(ヴィエンチャン)

ラオス首都ヴィエンチャンにあるラム酒醸造会社LAODIでのインターンシップでは工場見学ツアー担当・改善とお土産プロジェクトを実施しました。以前にも長期インターンシップを行ったことがあり、今回はその活動をよりブラッシュアップし、ラオスの産業に貢献することを目指しました。具体的に行った活動は工場見学ツアーを無人でもゲストが工場を見学できるようにすること、そしてブランドの知名度を向上させるためにアメニティの開発に取り組みました。一つ目の工場見学ツアー改善活動では、英語が話せない現地のラオス人スタッフでもツアー対応できるよう美術館によく置いてある英語対応の工場説明のためのブローシャ―を作成しました。またお土産プロジェクトとしてはお酒をクッキーに混ぜたオリジナルクッキーを考案し、アメニティグッズではトートバッグやコースター作成に現地の人と取り組みました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

クッキープロジェクトのメンバーと記念撮影
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

私はフランスに留学をした際、政治を中心とした物事への好奇心や関心の高さにとても感銘を受けました。フランスという国は特に個人が尊重され、自分自身で考え、答えを出すことに長けています。私の留学中は黄色いベストと呼ばれる政府に対するデモ活動が盛んで、彼らの政治に対する主張力というものも間近で見ることが出来ました。私もそんな彼らの意識に影響され、物事を深く様々な視点から捉え、行動に移していくスキルを得られました。

ストラスブールにある欧州議会へ見学した際

毎日1単語と鈍感さ

  • 語学力 : 英語

日本以外の国に行く場合、ほとんどの人が日本語以外でコミュニケーションを取らなければいけません。
言葉は確かにツールでしかありませんが、自分の意志をなるだけ差異なく伝えるためにはそれなりの努力が必要です。まずは自分がどんな目的でどんな語学力が欲しいかを決めます。そこからいつまでにどれだけの力をつけたいかの期限を設けます。それに対して毎日一単語でいいので覚えてください。そして実際にその言語を話す際はあまり気にしすぎず鈍感に勇敢に話していきましょう。そうすれば自然と緊張せずに語学が身についてくるはずです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学というのはひとつの経験です。そして選択肢に過ぎません。しかし、それを決断するまでの苦悩やプロセスも含めてあなたの人生に色を与えてくれるはずです。大きなことのようにも思えますが、経験してみると案外自分にもできると思えるんです。大きな動機がなくてもいいです、ぜひ自分の可能性に挑戦してみてください。