留学内容
クラフトビールを用いた地方のコミュニテイ/経済の活性化に関して、本場のベルギーで学んできました。私自身、留学前から昨今日本でも大きな課題となっている地方創生に関心がありました。その地方創生において1つの打ち手として、その土地ごとの風土に即した魅力作りと発信があると思い、それを自分が大好きなクラフトビールで出来ないかと考え、風土の特徴を生かしたビール作りを伝統として持つベルギーで約10ヶ月の留学をしてきました。
具体的には交換留学と現地でのボランティア活動を行なっていました。前者に関しては留学先が現地のビール会社などと共同研究を行なっている事もあり、その研究や関連する授業等を履修して座学を通して知識を蓄えていました。後者に関しては、現地のビール産業に従事する方(醸造家やビールの原材料を作る農家など)などの活動のお手伝い(原材料調達/ビール醸造のお手伝い/ビールの販売など)をして、座学で得た知識を実践活動を通じて定着させると共に、新たな知見や仮説を獲得していました。
結果として、クラフトビール産業の維持発展と地方創生の両方に共通する事として、如何にして前例に囚われずにこれからの未来に必要なビジョンを描き、それのもと他産業や他セクターの人達を巻き込み、斬新な打ち手を出して実行する必要があるかを学びました。