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しゅん

出身・在学高校:
山手学院高等学校
出身・在学校:
筑波大学
出身・在学学部学科:
応用理工学類(物質・分子工学主専攻)
在籍企業・組織:

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最終更新日:2019年10月29日 初回執筆日:2019年10月29日

グローバルで戦える研究者としての土台作り

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • シェフィールド大学・物質科学工学部
  • イギリス
  • シェフィールド
留学期間:
9ヵ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,530,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEFL 89点 TOEIC 835> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 870>

留学内容

シェフィールド大学で材料化学や英語のディスカッションの授業を履修。さらに最終学年の学生に交じり、卒業研究の単位を取得しました。有機太陽電池材料の解析とその材料の合成の研究をしました。多国籍のグループメンバーの中で英語での専門の分野でのディスカッション、プレゼンテーションを通してグローバルに戦える研究者としてのコミュニケーション能力を磨くことができました。自分に足りないもの(研究分野の知識やスキル)も見つけることができました。
学生で構成される社会人サッカーチームに入り、現地人と積極的にコミュニケーションを図りました。その中で、英語で自分を表現する能力を養えたと思います。チームでは侍魂を表現することを意識し、チームの全員に日本のことを好きになってもらえたと思います。セカンドチームで年間のリーグ無敗優勝を成し遂げることができました。
日本とは異なる市場で、グローバルに求められるモノづくりとは何か、ということを意識して生活しました。シェフィールド大学では学生が主導でサステイナビリティの推進運動を行っており、社会問題・環境問題を肌で感じることができました。日本での自分の周りの環境では目にしない光景であったので、彼らに倣って自分の大学をまずは変えてみたいと思えたし、サステイナビリティを意識した研究・モノづくりを真に意識するきっかけとなりました。

留学の動機

留学の直接のきっかけは、大学で留学生の友達と英語で有機化学の話をしようとしたところ、全く自分の思ったことを英語で伝えられない、というもどかしい思いをした経験です。そのころには日常会話での英語はあまり苦がない状態でしたが、専門分野を英語で扱うには時間がかかる、そのスキルは学生の間に身につけておきたい、また単純に海外での長期生活も経験してみたかったので留学を決意しました。

成果

専門分野について英語でディスカッションする能力が上がりました。さらに、留学前は「日本の良いものを世界へ」という目標で研究をしていましたが、留学後に「世界にはいろんな問題があり、様々なアプローチが必要な中で、私はモノづくりというアプローチでその問題解決に貢献したい」というより広い視野で研究できるようになったのも一つ大きな成果なのかと思います。

ついた力

溶け込み力

異国で様々な国の人と話し、生活する中で、慣れないコミュニティーであっても溶け込んでゆける力がつきました。

今後の展望

短期的には研究で成果を上げ、海外学会での発表なども積極的に行い、有機・材料化学の分野で環境問題の解決に貢献していきたいです。長期的にはメーカー等で環境問題に大規模に取り組める仕事がしたいです。
また、シェフィールド大学で見た学生による積極的な活動を見倣い、筑波大をより環境に配慮した大学に変えていきたいと思っています。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
6月

イギリス(シェフィールド)

前期(~12月)は留学生用の英語の授業、専門の有機化学の授業が生活の中心でした。後期は,
研究(有機薄膜太陽電池材料の合成・解析)に多くの時間を割きました。終盤(3月~5月)はDissertationを仕上げることにほとんどの時間を捧げました。所属させていただいた研究室では、走査電子顕微鏡を用いた太陽電池材料の解析をしていましたが、サンプルを作っている研究室にもお邪魔させてもらい、実際にサンプルの合成もさせてもらいました。研究成果として良い結果を上げることはできませんでしたが、海外の大学で研究をし、Dissertationを書くという良い経験ができました。日本では教授に与えられたテーマを言われた通りやる、という受動的な研究スタイルでしたが、留学を通して、論文をベースに、自分で考えて研究をする、という能動的な研究スタイルに変わりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

- 円

学校のカフェでDissertation
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

自分はサッカーがとても好きで、イギリスというサッカー大国でイギリス人と、熱くサッカーをできたことは一生の思い出です。イギリスには美味しいビールもあり、勉強で疲れたらパブに行きビール片手にプレミアリーグを見ながらリフレッシュする、ということもでき、サッカー好きとしてはたまらない国でした。サッカーがあったからこそ苦しい時間も乗り越えていけたのかなとも思います。
また、留学中骨折をして手術をしたのですが、イギリスでは留学生等に対しても国の健康保険が効いて医療費全てが無料でした。通常の風邪を見てもらうだけでも無料だったので、その点でもイギリスは良かったなと思います。

試合後に撮った写真

選択して下さい

せっかくだから日本人とはある程度の距離を置く!

  • 語学力 : 英語

自分は当初ネイティブが話す英語を理解するのに非常に苦労しました。そのためには現地の人(もしくは他の国の留学生)と仲良くなり、一緒に過ごす時間を増やすのが一番の策だと思いました。交換留学の場合は周りに日本人も多く、いったん仲良くなってしまうとどうしても一緒にいたくなってしまうので、途中から日本人とはある程度の距離を保つように意識しました。そうすることで留学先でも英語に触れる機会を増やせたので、良かったかなと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

学部交換留学でも研究ができるのかどうか、を留学先大学の研究室に問い合わせておけばよかったなと思います。シェフィールド大学の場合は、学部留学生が取れる単位として事前に知らされていた単位には研究の単位は含まれていませんでした。「学部のうちに留学してみたいけど、学部だと研究できないからなあ、、、」なんて考えている方は、留学先に問い合わせてみてください!

留学を勧める・勧めない理由

少しでも留学したいと思う人には勧めます。留学したいのに迷っている人、行きたいのになんで行かないの?と自分に聞いてみてください。自分を踏みとどまらせてる問題は意外と重要でなかったり、解決できたりすることもあります!

これから留学へ行く人へのメッセージ

たのしんできてください!