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しんのすけ

出身・在学高校:
和歌山工業高等専門学校
出身・在学校:
神戸大学
出身・在学学部学科:
科学技術イノベーション研究科
在籍企業・組織:

こんにちは!興味を持っていただきありがとうございます!
僕は、高専出身で理系の研究留学を経験してきました。大阪出身かつ和歌山県に7年間住んでいたため、地方の学生さんにも自身の経験を基にアドバイスできると思います!
進路決定や将来の自分のやりたいことに悩んでいる方、自分軸に迷っている方、是非留学を通して沢山のことを学んで見てください!
僕の経験談が皆さんの背中を後押しできれば嬉しいです。


最終更新日:2020年07月14日 初回執筆日:2020年07月14日

土着微生物の単離研究と異文化交流

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スラバヤ工科大学 (ITS)
  • インドネシア
  • スラバヤ
留学期間:
2ヶ月 (夏休みを利用して)
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 250,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC 380> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 600>

留学内容

今回の留学では、微生物の研究留学を通して、インドネシアの文化や海外での生活に触れ、自身の将来像を明確化することを目的としていました。
具体的には、土着微生物の単離及び生化学的な調査を進めながら、様々な国際プログラムへの参加と現地の学生との交流したことで、自分自身のやりたいことを見つける大きなきっかけになりました。中でも、実験環境にとても戸惑ったことを今でも鮮明に覚えています。日本では当たり前に整備されている最新鋭の研究環境がインドネシアでは設置されておらず、これまでに経験したことのない古典的な培養実験や知恵を使った無菌環境つくりなど、食事や文化と共にインフラの整備面にもショックを受けました。一方で、劣悪な環境であるにも関わらず、学生は凄く前向きに明るく自身の研究や夢、成し遂げたい高い目標に向かって語り、考えていたことが僕にとってとても良い刺激になりました。当時は、言語の壁やカルチャーショックなどに対して孤独感や悔しさ、寂しさなどが相まって涙する日もありましたが、この留学を通して自分のやりたいことに真剣に向き合えていなかったことを身にしみて体感でき、留学前に比べて自身の将来像が少し明確になりました。

留学の動機

将来海外で研究職がしたい僕の当時の夢でした。その中で、経済成長が顕著であったインドネシアで、海外での生活と研究の両立をどのようにして行うべきか。本当に、日本ではなく、海外で仕事をしたいのか。留学を通して自分を俯瞰して向き合いたいと考えたことがトビタテ!応募したきっかけでした。
3年前を現在振り返ると、本当に好奇心と情熱だけで渡航したなと感心です。笑

成果

留学後に変わったなと自分で感じた部分は、物事の捉える範囲と考え方です。留学前は、問題や課題の壁に挫折することや諦めることが多かった性格でした。しかし、滞在中の数多な困難や障壁をガムシャラに飛び越えすり抜ける経験をしたことで、学校や地元地域などの小さなコミュニティに対する考え方だけでなく、アジア規模の物差しで物事を考えられるようになったことが大きな成果となりました。

ついた力

実行力

現地で最も大きな障壁だったことは、言語の壁でした。学校の英語の成績はいつもトップクラスであるにも関わらず、英語の授業に英語での研究ディスカッション、友達とのコミュニケーションもままならない状態にプライドが打ち砕けました。しかし、渡航の目的を改めて考え直し、前日に分からなかった10単語を復習して翌日に実践応用することを心がけ、実行し続けた結果、帰国前には日常会話は十分に習得することができました。

今後の展望

留学を経験して、日本や自分を見つめ直す必要性を学びました。そこで、現在は自分の専門分野である微生物学をこれまで以上に極め、日本から世界へ「日本文化」や「ものづくり」を発信することを目標に日々勉強しています。留学前に考えていた世界で生活する意思は変わりませんでしたが、日本を背負って世界で活躍したいと考えるようになりました。

留学スケジュール

2017年
9月~
2017年
10月

インドネシア(スラバヤ)

ここでは、滞在中の大まかなスケジュールについて記載します。
平日は基本的に9:00~17:00で研究室に入り浸り、実験や雑談を通して語学力の向上に励んでいました。インドネシアはお祈り時間に合わせた授業が展開されているため、16:00ごろには授業が終了します。放課後も友人らを夕食に誘ってできるだけ多くの時間を現地の学生らと過ごすことを心がけていました。帰宅後は、滞在していた留学生寮に住んでいる学生らとコミュニケーションをとるか、部屋で英語の勉強をしていました。基本的に毎日1時間以上は語学勉強に費やしインドネシア語についても並行して勉強していました。
週末は、毎週友人らとの予定や留学生プログラムによって埋め尽くされ、ジャワ島各地への観光や食事などに参加していました。その中で、スラバヤの歴史や食文化を知るとても良い機会になり、どんどんインドネシアを好きになっていきました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

100,000 円

現地の友達の実家への突然の訪問を温かく迎えてくれた
多国籍留学生のキャンプ、Jeepで川渡り
ブルーファイアーを見るために2時間の登山
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

30,000 円

生活費:月額

100,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

今でも大切にしていることは、実行力です。僕の中での実行力の定義は、「言うからにはやり切る」です。滞在中の実行力が最も光った出来事は、モーターバイク旅行です。友達と片道5時間かけてジャワ島を南北に半分ほど横断しました。今思うと、若気の至り。当時も指導教員やラボのメンバー全員から無謀だと反対されましたが、せっかくの旅行、何か面白いことがしたいと思って友達と計画しました。計画時は、地図上で観光地をピックアップすることや、軽快な運転を空想し、ワクワクが止まりませんでしたが、いざ出発すると、渋滞、舗装されていない田舎道、渋滞、の繰り返しでフラストレーション蓄積し、計画した自分を悔やみました。何度か帰ろうか本気で迷いながらも、目的地であるmalangに到着し、遊園地とパラグライダーを楽しみ、また5時間かけてsurabayaに帰宅しました。帰宅後、友人らに話すと「ほんまもんのクレイジーだ」と呆れられ、笑いのタネになりました。その2年後は流石に電車で旅行しましたが。笑
今でも5時間のバイク旅を共にした友人らとは連絡を取り合いますし、この経験を含め、興味があることや関心を持ったことはとりあえずやってみることと、諦めずにやり切ることの大切さと面白さを学びました。この旅行は、僕は運転せずに現地の友達のバイクの後ろに5時間以上も乗って旅をしたエピソードです。運転は本当に危ないので個人的にはお勧めしません

5時間のバイク旅の終点
実行したからこそ体験できた人生初のパラグライダー

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学を通して、本当の意味で「人との繋がりの大切さ」に気づかされました。英語が拙く、コミュニケーションが取れない状況も多い中、最後まで留学を楽しみ続けられた背景には沢山の友達との関わりがありました。例えば、ブルネイ人の親友David。留学するまでブルネイという国すら知らなかった私に対して、とても親身に英語のフレーズ訂正や単語連結型の会話を流暢な内容に変換してくれる通訳的な立場に立って繋がる場所を創ってくれました。そのお陰で、勇気を出してコミュニティへの参加を決意し、各国の友達もできました。具体的には、韓国人のYouTuberやエジプトの陽気な友達、めちゃめちゃハンサムなオランダ人など、個性豊かで優しい人々の温もりを感じることができました。中でも、国際交流プログラムで訪れた2泊3日の田舎旅行は、Jeepに乗った川渡りやウミガメの産卵現場を見に行ったこと、ビッグウェーブでのサーフィンやサメと一緒に泳いだ経験など、友達らと友情が一層深める機会になりました。Davidと一緒に過ごしたことで上達した語学力や勇気を後押ししてくれた結果、旅行中では先述した多国籍の友達らをいじったり、いじられたり。モノマネしたり。と僕の持ち味でもある周りを巻き込んだ笑いや面白いことを実行する力を発揮するまでに成長できました。一人ではここまで成長できなかったと思います。Davidには本当に感謝しきれません。

親友David
ウミガメの産卵と巣立ち
インドネシアのbig waveに乗ってみせる!

分からなくて当たり前、プライドを捨てて飛び込む食事

  • 語学力 : 英語

留学前、TOEIC380点でした。
とにかく20歳までに海外の生活を経験したい。研究を海外でもしてみたい!という浅はかな動機の下、留学しました。
現地に着くと、当たり前ですが全員日本語は話せません。コミュニケーションは英語です。英語ができないことは認めていましたが、チューターやラボの学生の英語能力の流暢さに戸惑い、恥ずかしさが生まれてきました。また、学校の英語の成績は結構良い方なので、英語能力の低さを認めていたとは言え多少のプライドがあったのは事実ですね(笑)
そして、そんな羞恥心?やプライドを気にすればするほど、頭が真っ白になり聞き取りも話すこともできなくなりました。当時は、学校に行きなくなる日も自分の不甲斐なさに涙する日もありました。
しかし、そんな状態じゃ異国の地でご飯食べられないんですよ!!そこにお店があるかも、有名な食べ物が何なのかも。インドネシア語もわからないから検索もできないし、、、
そこで勇気を振り絞って、友人らを誘いご飯を食べに行きました。何の変哲もないただの夕食だったのですが、僕にはとても貴重な経験でした。普段なら会話が思うように続かないのですが、食事を通してゆっくりですがコミュニケーションが取れるようになってきました。日本でも食事をしながらの会話ってお互いの距離感をすごく縮められますよね。
そんなこんなで、毎日ご飯を一緒に食べ、僕は覚えたての英単語やフレーズを披露する生活が1ヶ月程続き、ようやく日常会話程度ができるようになりました。

これから留学を考えている方へ。英語は勿論できたほうがいいけど、やっぱり体感的に習得することや生の語学をアウトプットする機会は留学でしか得られません。また、語学を通して得られる信頼関係は強い絆っで今も結ばれています。是非、挑戦してみてください。留学後は600点を取れたので、現在は800点を目指して勉強中です

拙い英語での日本文化の発信

留学前にやっておけばよかったこと

自分のルーツを知ること。
具体的には、自分の出身地や育った環境の歴史や特産物、日本の文化についてを勉強することです。
海外では外国人として扱われ、自分自身が何者なのか。が非常に重要なアイデンティティになります。
友人を作る際にも、自分をアピールするためにも活用できるツール探索を事前に取り組むことをお勧めします!

留学を勧める・勧めない理由

現状に満足していない人には、留学を強くお勧めします。
留学することで、日本や自分を俯瞰できる視野を入手できるだけでなく、満足できていない本質的な自身の考えやバックグランドに向き合うきっかけができると思います。
また、リアクション的な精密行動が求められる日本の習慣とは相反した、能動的な言動が求められる生活は、非日常的でとても刺激的で面白いです!

これから留学へ行く人へのメッセージ

現在、何に興味がありますか?
将来、どう在りたいですか?
何をして生きて行きたいですか?
留学は自分の考えのキャパシティや未来の選択肢を広げてくれます。
どんな些細なことでも構いません。自問自答して出てきた答えを信じて世界へトビタテ!