留学内容
今回の留学では、微生物の研究留学を通して、インドネシアの文化や海外での生活に触れ、自身の将来像を明確化することを目的としていました。
具体的には、土着微生物の単離及び生化学的な調査を進めながら、様々な国際プログラムへの参加と現地の学生との交流したことで、自分自身のやりたいことを見つける大きなきっかけになりました。中でも、実験環境にとても戸惑ったことを今でも鮮明に覚えています。日本では当たり前に整備されている最新鋭の研究環境がインドネシアでは設置されておらず、これまでに経験したことのない古典的な培養実験や知恵を使った無菌環境つくりなど、食事や文化と共にインフラの整備面にもショックを受けました。一方で、劣悪な環境であるにも関わらず、学生は凄く前向きに明るく自身の研究や夢、成し遂げたい高い目標に向かって語り、考えていたことが僕にとってとても良い刺激になりました。当時は、言語の壁やカルチャーショックなどに対して孤独感や悔しさ、寂しさなどが相まって涙する日もありましたが、この留学を通して自分のやりたいことに真剣に向き合えていなかったことを身にしみて体感でき、留学前に比べて自身の将来像が少し明確になりました。