留学内容
お気に入りのフェアトレード(FT)バックパックをテーマに、FT製品のサプライチェーンを辿る留学計画を立てた。具体的には、バックパックの生産地であるカンボジアの工房でのボランティア、販売地であるイギリスでの、FTショップでのボランティアを行った。
FT製品がどのようなプロセスで作られるのか、FTによって生産者の方々がどのような恩恵を受けているのか知りたいと考え、このような計画を立てた。
最終更新日:2020年11月05日 初回執筆日:2020年11月05日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
お気に入りのフェアトレード(FT)バックパックをテーマに、FT製品のサプライチェーンを辿る留学計画を立てた。具体的には、バックパックの生産地であるカンボジアの工房でのボランティア、販売地であるイギリスでの、FTショップでのボランティアを行った。
FT製品がどのようなプロセスで作られるのか、FTによって生産者の方々がどのような恩恵を受けているのか知りたいと考え、このような計画を立てた。
高校3年生の時からフェアトレード(FT)に関心があり、大学生活を通してFTを伝える活動を行なってきたが、どうしても拭えない疑問があった。それは、フェアトレード製品を買うことで、本当に生産者の暮らしは豊かになっているのかということである。それを自分の目で確かめるために、今回FT製品のサプライチェーン(生産地と販売地)を辿る留学プランを計画した。
手仕事で1から製品を生み出す大変さを思い知った。職人さんの仕事を直に体感したことで、いかにものづくりが大変であるか、対価をきちんと支払うというフェアトレードの理念の大切さを感じた。また、どのような思いで働いているか、将来の展望など、消費者として日本で生活していたら、まず知ることができないようなことも聞き取りをすることができた。
前向き力
訪れた2カ国とも、壁にぶち当たったのは語学だった。例えば、カンボジアの工房では英語がほぼ通じず初めは絶望的だった。しかし、その絶望をエネルギーに、少しずつクメール語を習得していった。
フェアトレードの実際の現場を目にし生産者の話を聞いたことで、先進国側と途上国側で、フェアトレードに対する認識の違いがあるように感じた。フェアトレードが先進国側の綺麗事で終わらないためにはどうすればいいのか、自身の経験を卒論に活かそうと、現在構想中である。
2019年
9月~
2020年
1月
バックパックや財布を製造しているフェアトレード工房で職人さんと共に働いた。最初は、生地を切り出したりと簡単なことしか任せてもらえなかったが、慣れてくるにつれ、小物のサンプルを作らせてもえるようになった。最終的には、新製品のラインナップとして、ピアスのサンプルをいくつか製作し、提案した。職人さんの仕事を直に体感したことで、いかにものづくりが大変であるか、対価をきちんと支払うというフェアトレードの理念の大切さを感じることができた。また、どのような思いで働いているか、将来の展望など、消費者として日本で生活していたら、まず知ることができないようなことも聞き取りをすることができた。加えて、受け入れ機関であったフェアトレード工房だけにとどまることなく、自らの交渉で他の工房にもインタビュー許可をもらい、訪問することができた。以上述べたようなことにより、製品の裏側を知るという目的を達成出来た。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
2020年
1月~
2020年
3月
80社以上のフェアトレードやエコフレンドリーな製品を販売しているFTショップ(RISC)で販売スタッフとしてボランティアを行った。そこで日本との違いを顕著に感じた。製品がおしゃれで洗練されていることは言うまでもないが、ディスプレイの仕方が非常に魅力的であった。製品の並べ方が煩雑でないこと、種類の豊富さなどから、1時間程滞在されるお客様も見受けられた。
驚いたのは男性が日用品を買いに一人で訪れられたことである。RISCはショップの横にカフェ、上階には会議室などのコミュニティスペースがある。町の1つの建物として、多くの人が足を運ぶような場所になっていることも、男女問わずお客さんが多く訪れる要因になっているのだろうと感じた。 RISCでのボランティア経験から、フェアトレードに対する関心がさらに沸いたと同時に、日本でフェアトレードを打ち出していくにはまだまだ課題があると感じた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
お気に入りのリュックを、生産者さんの前で修理してもらったこと!
イギリスで購入したFTのバックパック、これはまさに、私がトビタテ留学のテーマにしようと思い立った製品。カンボジアの工房で、その製品の生産者さんに目の前でバックパックを修理してもらったことが非常に印象に残っている。
私たちは普段、服やバッグなど、誰がどうやって作っているのか意識することはほとんどない。ものづくりの大変さ、製品の裏側には人がいるという事実をひしひしと感じた。以前よりずっと、自分のバックパックに愛着が湧いた。
留学する上で最も困ったのがVISAの取得である。私はカンボジア・イギリスの2カ国留学だったので、カンボジア滞在時に、イギリス渡航のためのVISAを申し込む必要があった。しかし、VISA申請に必要な語学スコアに関して、日本で受けたIELTSが、VISA用ではない一般のIELTSであったことが発覚した。なんとかカンボジアでVISA用のIELTSを受けることができたからよかったものの、冷や汗をかいた。しっかりと事前に情報収集をしていれば、このようなことは起こらなかったと思う。
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