留学大図鑑 留学大図鑑

中西昴

出身・在学高校:
鈴鹿工業高等専門学校
出身・在学校:
鈴鹿工業高等専門学校
出身・在学学部学科:
応用物質工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年01月31日 初回執筆日:2017年01月31日

3Dプリンタへの知見の拡大

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • サウスイースタンリージョナルカレッジ
  • イギリス
  • バンガー
留学期間:
37日間
総費用:
650,420円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC585> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC625>

留学内容

サウスイースタンリージョナルカレッジ(SERC)にてインターンシップに参加し、現地学生達とのチームビルディングを通じて、基本的なコミュニケーション能力を養い、また3次元の設計技術、造形技術について学び、その長所、短所について詳しく知った。
インターンシップ終了後、SERCと協力関係にある3Dプリンタを活用している企業を3社ほど訪問し、3Dプリンタが作業現場にてどのような存在で、どのように活用されているか、また欠点はないかなどについて聞取り調査した。

留学の動機

2015年の夏季休業中に学内行事で米国語学研修があり、それに参加して海外に行きたいと思うようになった。
そして、帰国してすぐにトビタテ!留学ジャパンについて知り、経済的な関係で諦めていた留学が可能になりそうだとわかったため、第4期に応募するも落選し、留学計画を練り直して第5期に応募した。3Dプリンタについては高専にて研究することができなかった技術だったため興味があった。

成果

自分が興味のあった金属3Dプリンタについては、それを販売する卸売業者でありながら、3Dプリンタ事業も展開している企業ですら、導入はしておらず、躊躇っており、その理由として金属粉末の危険性と、それによる管理の大変さ、費用がかかることがわかった。また、自分の研究していた内容と異なる専門分野においても英語で議論することができ自信が付いた。

ついた力

想定外のことになんとかする能力

1泊2日の電車による長距離移動を含んだ小旅行を企画し遂行したときのことです。
当日に駅に着いて、掲示板を見ると帰りの電車が点検のために運休になると大きく掲示されており、代走のバスがでるとのことだったので、どの駅でどのようにすればいいかなどを時間がなかったので目的地到着後に駅員に確認し、翌日、知らない駅で降りてバスに乗ることになったが、予定通りに帰宅できた。

今後の展望

今回の留学経験から、物怖じせずに飛び込んでいくことの重要性とやってみると案外なんとかなることが身に染みてわかったので、留学する機会や外国人との交流の機会があれば積極的に参加したい。また今回、親睦を深めた方々との繋がりを大事にしたいとも思う。

留学スケジュール

2016年
8月~
2016年
9月

イギリス(バンガー,バンベリー)

サウスイースタンリージョナルカレッジ(SERC)にてインターンシップに参加し、現地学生達とのチームビルディングを通じて、基本的なコミュニケーション能力を養い、また3次元の設計技術、造形技術について学び、その長所、短所について詳しく知った。
インターンシップ終了後、SERCと協力関係にある3Dプリンタを活用している企業を3社ほど訪問し、3Dプリンタが作業現場にてどのような存在で、どのように活用されているか、また欠点はないかなどについて聞取り調査した。

費用詳細

学費:納入総額

119,000 円

住居費:月額

81,000 円

生活費:月額

183,550 円

項目:航空費

266,870 円

広がる雄大な自然風景
費用詳細

学費:納入総額

119,000 円

住居費:月額

81,000 円

生活費:月額

183,550 円

項目:航空費

266,870 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

アイルランド島からグレートブリテン島に移動する際に、4週間程度過ごしたこの北アイルランドは、自分の人生の中で、実家や学校のある三重県以外で、最も長く滞在した土地であり、そこで得た経験、思い出の多さと容易には戻ってこれないということから北アイルランドに郷愁の念を抱いている自分に気がつき、とても好きだということを自覚し、飛行機での移動中、大泣きした。

空から見た北アイルランドの風景

日本で自炊を頑張る

  • 生活 : 食事

現地で、自分は夕食を自炊する必要があり、あまり自炊は得意ではない方だったためとても苦戦した。また、日本でしか売っていない食材や日本で読んでいるカタカナ語の発音のままで発言してもそもそも単語の読みが大きく違う食材があった(ズッキーニがcourgetteと呼ばれていた。)。そのため、日本で、日本食の良さを噛み締めつつも、洋食の調理方法を学習したり、食したりしておくことによって現地への適応が早くなりより留学生活が充実したものになると思った。

留学中の手料理(ペペロンチーノ)
留学後に新規開拓してできるようになった手料理(ペスカトーレ)

留学前にやっておけばよかったこと

イギリスという国の成り立ちの関係上、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはそれぞれの民族意識が高いため、イギリスというカテゴリで物事を知っておくのではなく、イギリスのどこの物事なのかを知っておく必要があると思った。
実際イギリスのアーティストが好きと言っても、あまり喜んでくれず、アイルランドのアーティストが好きと言ったほうが、多いに喜んでくれた。

留学を勧める・勧めない理由

絶対に留学は勧める。なぜなら、自分が今まで養ってきた価値観、思想を問答無用でぶち壊してくれて、今まで考えさせられなかったようなことも考えさせられ、確実に人間として成長できる。また、少なくとも国の数だけ特色があり、それだけ独自の経験ができるので、楽しい。

これから留学へ行く人へのメッセージ

多少、英語での会話に自信が無くても、話し相手と会話がしたいという気持ちが伝わることが重要だと思うので、下手でもガンガン喋ろう。あと、短期留学の人は長期留学の人に比べて動ける時間は限られているから、留学前に体力をつけて四六時中、動き回って少しでも多くの経験を積もう。休む暇なんてないと思ったほうがいい。