留学大図鑑 留学大図鑑

まゆ

出身・在学高校:
玉川学園高等部
出身・在学校:
関西学院大学
出身・在学学部学科:
国際学部国際学科
在籍企業・組織:

マレーシア留学、現地インターンシップ確保方法などで悩んでいる方の相談に乗れるかと思います。また、大学の既存プログラムを使用しながら、実践活動も個人で行っておりました。ご相談はFacebookのメッセンジャーにてお願いします。


最終更新日:2021年04月05日 初回執筆日:2021年04月05日

子どもの貧困を解決する社会起業家への道

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • マラヤ大学
  • マレーシア
  • クアラルンプール
留学期間:
現地滞在期間7ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 570,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

マレーシアのマラヤ大学に在籍し、交換留学生として学びながら、現地のNGOでインターンシップを行っていました。留学のテーマは「子どもの貧困をグローカル人材として解決する社会起業家になるため」です。マラヤ大学では、主に東南アジア研究を中心に学習しておりました。また、日本発信プロジェクトの一環として日本語の授業開講やイベントを開催しました。実践活動では、Dignity for Children Foundationという、貧困の子どもたちに教育支援を行うことで、貧困から抜け出すためのサポートを行っているNGOで活動していました。

留学の動機

将来の志として、東南アジアの子どもの貧困をビジネスで解決したいと考えており、大学入学前から大学では留学をしたいと考えていました。1年という長い期間、将来のフィールドにする東南アジアで生活し、言語、文化や習慣、価値観を学びたいと考えていました。加えて、交換留学生として現地大学で学問を学びたいと同時に、貧困の子どもの抱える真の課題やニーズは何なのかの自分なりの答えを探したいと考えていました。

成果

結果として、留学当初の目的は果たすことができたと考えています。コロナウイルスの影響で計画より、修学期間は短くなってしまいました。しかし、前半のうちから留学前には想像していなかった人客や機会に挑戦したことで、新たな発見や違った角度からの学びを得ることができました。日本文化発信の需要や多様な角度からマレーシア、東南アジアに触れたことで、留学前には気がつくことのできなかった課題の発見につながりました。

ついた力

挑戦力

一から実践活動先を確保した経験や誘われたボランティア活動やアクティビティには全て手をあげた経験などを通し、想像を超える学びと成長を実感しました。タイムマネジメントに苦戦したり、一人の時間の確保に悩むこともありましたが、とにかく挑戦し続けることで、人脈も広がり多様な角度から声をかけてもらえるようになりました。何よりも出来るか分からなくても手をあげやりきったことで、挑戦への心のハードルが下がりました。

今後の展望

留学を終えた今、私の東南アジアの子どもの貧困を私がビジネスで持続的に解決するという意志がより強くなりました。何よりも大好きな土地・人の元で、私が彼らの笑顔を作り続けること。そして、私だからこその価値を留学を通して教えてもらったことで、私だからできる恩返しをしていきたいです。そして、どんな道になるか不安もありますが、挑戦の先にしか見えないものがあることを留学を通して痛感し、意思が強まりました。

留学スケジュール

2019年
8月~
2020年
3月

マレーシア(クアラルンプール)

国立大学に在籍し、英語で開講されてる授業を受講しました。プロジェクトやプレゼンテーションが多かったため、現地学生と一緒に取り組む機会も多く、クラスのサイズも20−25人程で積極的な意見を求められました。日々、日本と私について聞かれる機会が多く、日本人・私として貢献する意味を考えました。留学中には、今まで以上に日本について学習し、私のアイデンティティを考える機会となりました。授業での発言や、授業外で行われるプログラムに手をあげ続けた結果、多方面で認知してもらうことができ、視野を広げ挑戦できるフィールドを作る絶好の機会となりました。おかげで、後半には日本発信イベントのリーダーや1セメスター間日本語授業を自分たちで作ることができました。寮生活では、世界各国の留学生と生活し、自分のプロジェクトと友人達との時間の両立に苦戦することもありましたが、自己マネジメント力が向上したと考えます。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

授業を受けている様子
セメスターの最後にみんなで教授を囲んで集合写真
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2020年
2月~
2020年
3月

マレーシア(クアラルンプール)

Dignity for Children FoundationというNGOでインターンシップを行ないました。当団体はマレーシアに住む貧困の子ども達に教育を提供している学校組織です。私の主な仕事は、小学校1、2年生のクラスでのteaching assistでした。子ども達は、午前中組・午後組・1日組がおり、同じ教室内で個々人が1日のタスクを行なっていきます。1クラス60人ほどいるクラスで、学力の個人差や学習への取り組みに合わせて対応していくことは困難でした。加えて、家庭環境が複雑な子どもも多い中で、生徒同士のトラブルやメンタルヘルスのケア、ソーシャルスキルの欠如などの対応にも苦戦し、葛藤の日々でした。その中でも衛生教育や日本語の歌の授業開講など、日々感じた課題からワークショップや授業を作成し、実施させてもらいました。日本で教育を受け、第3者的視点から私だけの価値貢献の重要性を痛感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

団体ロゴ(プライバシーの関係で活動写真は掲載できません)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

私の留学の一番の財産は、現地で出会った友人達です。日本でも中々出会うことのない、本当にディープな話のできる友人を持つことができました。お互いがリスペクトしあいながら生活することができ、自分の国の文化や習慣、家族のことなどを赤裸々に話していました。日々、楽しい時間を共有するだけではなく、国家間の政治の話や世界情勢、社会課題にいたるまでの話し合いを行える高め合える仲間でもありました。そんな彼らに辛い時も嬉しい時も支えられたからこその日々だったと実感しています。現地の学生もとても親身に向き合ってくれ、授業やプロジェクトで沢山のサポートをしてくれただけでなく、マレーシアの様々なところに連れて行ってくれました。1人のマレーシア人の友人は、一度しか会ったことがないにも関わらず、到着初日にお迎えと会えなかった私をバディーに繋いでくれたり、手続きを手伝ってくれたりしました。そんな中でもアフリカ系イギリス人の友人は、私にとって特に特別な存在です。ただの気の合う友人というだけでなく、人生での苦労の共有やボランティア活動への参加、日々のディスカッションや将来ヴィジョンについて語り合い、高め合える最高の存在です。そして、人生について生き方について真剣に向き合ってくれ、私が苦しんでいる時、困っている時には必ず素敵な言葉とともに支えてくれました。留学先での人からの恩を一生かけて返し続けていきます。

マラッカを訪問
マレー式結婚式に参加
いつでも助けてくれる最高にcrazyな友人

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

留学を経て「東南アジアの子どもの貧困を解決する」という志が強まりました。理由は2つです。1つ目は実践活動をする中で、実際に子ども達と関わり日々山住みの課題・問題意識と葛藤する中で「この子達はすぐ大人になってしまう」と感じたからです。留学前は長いキャリアの中で10年後にはダイレクトに関わっている自分になる像を描いていました。しかし、現地に行き関わる中で、子どもの成長は待ってくれないことを体感し、いち早く私が課題と向き合っていくという思いが強くなりました。実践活動や日々の生活の中で、リアルに触れ、友人から話を聞くことのできた留学があったからこそ今の自分があります。2つ目は、何より私が東南アジアが好きであるということを実感したからです。交通や生活の困難、衛生面など日本と比べて困難に感じることももちろんありました。しかし、それさえも楽しめる彼らのマインド、人柄や土地の良さに何度も救われました。そして、留学を通じて日本人であり、これまで恵まれた環境で沢山の挑戦をさせてもらってきた私だからこその価値があることを教えてもらいました。時間へのルーズさなど表裏一体の良し悪しもありますが、何度も私を救ってくれた土地、人に私が恩返しをしていきたいという気持ちが強まりましったからこそ、志が強まったと思います。

日本発信イベント
日本語のオンライン授業

人脈とお問い合わせボックス

  • 留学先探し : インターンシップ

私が留学で一番不安だったのが「希望する実践活動先を見つけることができるか」でした。おそらく多くの人にとって活動先の確保は大きな課題ではないでしょうか。私は、人脈のフル活用とお問い合わせボックスを利用したことで解決しました。初対面の方でも自分のやりたいことと思いを伝え、人から人に繋いでもらいました。実際に準備段階で繋がることのできた方と現地でお会いし、助けてもいただきました。この経験から、やりたいことを形にする際には、たくさんの方々の支えや協力が必要で、多くの方に迷惑をかけるということを学びました。しかし、多大な迷惑をかけてまでも実行したことは自信に繋がりましたし、沢山お世話になったからこそ、感謝を言葉と行動で示していくことが私の責任であると考えています。また、私の実践活動先確保では、最終的にお問い合わせボックスからメッセージを送りました。どこにもアプライの場所やフォーマットがなくてもメールアドレスやお問い合わせボックスに問い合わせることで、返信がもらえることもあります。活動してみたい団体や企業があれば、自分の思いを最大限に表現しメッセージを送ってみるのが効果的だと思います。

留学を勧める・勧めない理由

留学に少しでも興味があるなら、挑戦してください。語学力・金銭面・大学の学位など心配はあるかと思います。しかし、探せばいくらでも突破口はあります、ぜひ出来る理由を探してみてください。何より留学を通して私は、大きく変わり人生で最高の時を経験したと考えています。留学だけに固執する必要はないと思いますが、やりたいを形にすることは人生に間違いなく影響を与え、留学で自己実現することは、自信にもなると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

心に従い、最高の人との出会いをしてきてください。留学期間はあっという間に終わってしまうからこそ、今という瞬間にできる方法はないかを考え後悔のないよう、留学前にやりたかったこと、留学先で見つけた新たな興味を実現してきてください!そして何より、人とのつながりを大切にしてみて欲しいです。苦楽を共にし、多くの時間を共有する仲間に出会い、一生涯の付き合いができる、自分の価値を変える出会いを願っております!