留学大図鑑 留学大図鑑

えんちん

出身・在学高校:
智辯学園高等学校
出身・在学校:
大阪大学大学院
出身・在学学部学科:
工学研究科地球総合工学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2021年05月21日 初回執筆日:2021年05月21日

パリで地域に根差した建築デザインを学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ・ラヴィレット国立建築学校
  • フランス
  • パリ
留学期間:
6ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

パリ・ラヴィレット国立建築学校にて、設計演習や講義を通してプレゼンテーションに関するデジタル技術や、日本とフランスの建築教育の違いや、思想・理論を学んだ。具体的な内容として、設計演習の授業では、パリの今日的課題である老朽化した建物の改修・改築に関するプロジェクトに参加し、パリの周縁部にある使われなくなった工場を改修、用途転用することで、新しく大学・研究施設として設計するという課題に取り組んだ。また、日本の工学系の建築とフランスの芸術系の建築教育の違いを体感するために、芸術のコースの授業を履修した。また、留学の後半には現地の設計事務所での6か月のインターンを計画していたが、2020年3月にコロナ禍によって志半ばで断念し、帰国した。

留学の動機

世界的に活躍している建築家が通っていたフランスの建築教育の一端を実際に体験し、その建築家の事務所で働いてみたかったから。

成果

フランス人やヨーロッパの留学生とプロジェクトを進めていく中で、歴史や文脈がいかに大事にされているかを学んだ。学校での授業を通して、芸術的な考え方をインプットでき、フランスの風土にあった建築の提案をアウトプットすることができた。

ついた力

わりきり力

留学中は、全く予期していなかったトラブルが多く、フランスでの大規模ストライキやコロナウイルスの感染拡大によって、思うように行動できないことが多かった。その中で落ち込んだりする時期もあったが、うまく行かないことは割り切ってしまって、その時々でできることを見極めて、できることだけに集中するようにしていた。そうすることで、ストレスを感じることもなくなり、逆に色々な物事が上手くいくようになった。

今後の展望

組織の設計事務所の一員として、国内外問わず土地の風土に合った良い建築を創造していきたい。

留学スケジュール

2019年
9月~
2020年
3月

フランス(パリ)

パリラヴィレット国立建築学校にて、設計演習や講義を通してプレゼンテーションに感するデジタル技術、フランスの建築思想や理論を学んだ。
設計の授業において、パリ市内の周縁部にある既存の工場を改修、用途転用することで、新しく大学および研究所として設計するプロジェクトに取り組んだ。
この課題では、二か月間かけて設計敷地の調査・分析をし、毎週、模型や図面を更新しながら、より良い設計にしていくプロセスを繰り返した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

設計課題のクリティーク
設計課題の講評
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

あなたにとって留学とは?

現地の風土や文化を感じることができることで、日本しか知らなかった自分にとっては、視野が広がり、物事を捉える枠組みが広がった。
実際に現地の機関に所属することで、ゲストとしていく旅行とは違い、現地の人と同じ境遇でその街の文化を体験できる。特にフランスでは、英語で生活するのではなく、現地の言葉であるフランス語で生活することで、第二の故郷のような感覚を持って馴染むことができた。
また、留学すると決めてから、トビタテの関係者の方々や他のトビタテ生、留学先でも色々な人と関わるきっかけが生まれた。留学を決心する前には全く想像もできなかったくらいの出会いがあった。本当に色々な人たちとのご縁の中で今の自分は形成されていて、そういった出会いにも留学の価値があると思う。

学生寮での歓迎会

継続は力なり?

  • 語学力 : その他の言語

パリに着いた当初は、カフェやスーパーの店員や道ですれ違う人など、みんながみんなフランス語しか喋らないので、はじめての1人の海外生活というのも相まってかなり不安だった。日本でもフランス語は少し勉強してから渡航したが、やはり現地の人が話すスピードはかなり早くて全く聞き取れなかった。
フランス語の語学の授業を履修しながら毎日勉強したり、カフェやお店で他の人が話しているフランス語を聴いているうちに、慣れてきたのかなんとなく理解できるようになり、生活がしやすくなったことを実感できた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行くことを少しでも考えているなら絶対に飛び出すべき!