留学内容

日本で儲かる農業を展開したくて、ブランド化に注目しました。そこで，農産物のブランドを多数輩出しているEU圏最大の農業大国フランスに，ブランディング戦略を学びに行きました。ブランドを輩出している現場の実態を知りたくて，小さい村で世界にワインを輸出しているワイン農家にホームステイしながら実際に農業をしました。結果，そこの農家はブドウの生産・ワイン製造に異常なほど強いこだわりを持っており，それが強い共感を呼び，世界に誇るワインが出来上がったということを知りました。ターゲティングや市場調査など，ブランディングの基本は勿論必要ですが，それ以上に強い信念を持っているかどうかが，ブランドを確固たるものにするために必要であることを学びました。

留学の動機

大学ではインドネシアの農業について研究をしており，その関連で日本の農業に関する情報を知る機会がたくさんありました。その時に，農業で儲かる方法はないかを考え，農産物のブランド化に注目しました。

成果

留学計画の浅さや，留学先の情報の曖昧さ，様々なものに対する自分の認識の甘さを強く思い知らされたのが最大の成果と感じています。留学したい，実際に経験してみたいという思いが強すぎて，ないがしろにしてしまったものの代償は大きかったです。

ついた力

「これやってみる？」に対し「はい」と即答力

自分の準備の甘さを痛感し，「得られるものは全て得なければ」という強迫観念の末に会得。取り合えず考える前に「はい」と答え，やってみて「好き／嫌い」や「得意／不得意」の判断を下す力。後悔することも多かったが，その分得るものも多かった。

今後の展望

地域に根差した農業の六次産業化を勉強し，起業する。最終的には循環型の企業をつくりたい。