留学内容
現在、私たちの国、日本は労働力人口の減少、という課題に直面しています。労働力人口というのは、働く意思と能力がある15歳以上の人たちのことを指し、社会の維持に欠かせない存在です。政府や自治体を支えているのも、私たちの祖父母世代を金銭的に支えているのも、皆さんの身の回りの物を作っているのも、日頃使用しているサービスを提供しているのも、彼ら彼女らです。このように、国の基盤を支えている労働力人口が、日本では様々な理由で年々減っています。
これは、ある程度経済が発展した国には必ずと言っても良いほど、起こってしまう現象です。政府が効果的な政策を導入して、将来少子化が改善されるまで、この労働力不足に向き合わないといけないのが、今の若年層の現実です。
しかし、国を支えることを理由に、今ある貴重な労働力を酷使することは、ストレス増加、更なる少子化、過労死をはじめとした多くの弊害を生じます。労働力不足を乗り越えるには、労働力人口全体の生産性を上げることが必須です。
シンガポールは、面白い国です。建国されてから50年余りの、小さな国家ですが、人材を含み、国の限られた資源を最大限活用して、過去数十年で急成長を成し遂げました。そのような国から学ぶことはたくさんあると思いました。